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2016年11月13日 (日)

起床時の背中の痛みがなくなるまで

ちょうど今から2年前に,「筋肉痛の直りが悪い,朝起きたときに背中が痛い,は副腎疲労の初期症状だった!」という投稿をし,その2か月後に「筋肉痛の直りが悪い,朝起きたときに背中が痛い,と機能性低血糖」という記事を書きました。

当時は,起床時の全身痛や思考力・記憶力の低下,頭痛,めまいなどが2年ほど続き,それがもはや日常になってしまい,自分が健康だった頃のことは思い出せず,この体調不良が治るということがあるのかと疑いたくなるほどでした。しかし,今は逆に,体調が悪かった頃の感覚が思い出せないくらい回復しています。まあ,歳のせいか「絶好調!」というほどでもありませんが…。

この記事では,どのようにして今回の体調不良から脱することができたかを,振り返って書いてみたいと思います。といっても,何が決定打だったのか,そもそも決定打というものがあったかどうか,はっきりと認識できているわけではありません。おそらく,体調が改善した理由を一つに絞ることはできないのだと思います。途中,半年間の病気休暇をいただいて,身体と心を休めることができたことも良かったと思います。その病気休暇の間に,いろんな本を読んだり,カウンセラーと話をしたり,生活習慣を改善する中で,体調不良が徐々に軽減していったというのが現実です。

しかしその中で,今,振り返ると大きなポイントだったかなと思うのが,次の4点です。

1)痛みに対する考え方を変える
2)筋肉と呼吸,自律神経を整える習慣
3)心を調える習慣
4)自分に備わっている生命力・自然治癒力を信じる

1)痛みに対する考え方を変える

全身痛がおさまる最初のきっかけは,カウンセラーに借りた1冊の本でした。ミステリー作家・夏樹静子さんの『椅子がこわい』です。この本は夏樹さんが腰痛を患ってから回復するまでの闘病記ですが,夏樹さんが最後まで納得できなかった「この腰痛は心因性である」という診断が,結局は一番正しかったというものでした。この本を読むことで,慢性の痛みには心因性のものがある(心身症)という見方を得ることができました。

続いて,この本の関連書籍をネットで調べていき,いくつかの本を読んだ中で,『サーノ博士のヒーリング・バックペイン〜腰痛・肩こりの原因と治療』と,その続編である『心はなぜ腰痛を選ぶのか〜サーノ博士の心身症治療プログラム』に辿り着きます。これらの中で,サーノ博士はTMS理論という腰痛についての新しい見方を教えてくれました。

TMS理論では,腰痛が椎間板の不具合などの身体的な問題ではなく,心因性のものであるとします。心理的な緊張によって腰回りの血流が減少し,腰の筋肉が酸欠になることで痛みが生じていると考えるのです。さらに,腰に痛みが生じる理由は,脳が意図的に腰の周辺の筋肉の血流を絞っているからだと言うのです。血流不足による筋肉の酸欠で痛みが生じているという考え方は,それまでの痛みの様子からすんなりと納得することができました。そして,身体的な問題ではなく,純粋に心理的に,いわば「幻の痛み」を作り出していると思うと,痛みに対する姿勢が大きく変わっていくのを感じました。

その頃のメモにはこう書いてあります。
「痛みはまだあるが,深刻ではない。前は、痛いなーどうして治らないんだろう…。今は、心が作り出している幻影と思うと、楽にやり過ごせる。日常生活はポジティブにできるようになった。」
それまでは「痛い,痛い」と痛みに注目してしまうことで余計に痛みを感じていたところが,実はその痛みには実体がないのだと思うことで,うまくやり過ごせるようになったということだと思います。

当時はトラムセットというけっこう強い痛み止めを飲まないと日常生活もままならない状態でしたが,痛みに対する考え方が変わったら,突然,痛み止めを飲まなくてもやっていけるようになりました。これには自分も驚きました。(もっとも,この時期はうつ病の治療薬としてサインバルタを飲んでいて,この薬もけっこう痛みに効くので,その効果もあったかもしれない)

ところで,これらの本には,腰痛などの心因性の慢性痛になりやすい性格としていくつかパターンがあげられていまして,それがまた自分に良く当てはまるので驚きました。特に自分に当てはまったのは,完全主義(完璧主義),善良主義,低い自尊心,深刻な劣等感の4つです。今ではこの4つの性格が,ADHD(注意欠如・多動障害)と関連が深いと理解できているのですが,当時はまだADHDの診断がなかったので,自分にこういう性格傾向があることは理解できていましたが,その原因までは分かっていませんでした。

2)筋肉と呼吸,自律神経を整える習慣

痛みに対する考え方を変えたおかげで,だいぶ楽にはなりましたが,痛みそのものはなくなってはいませんでした。

そこで,次にヨガやストレッチ,ピラティスなどの本を読みあさるようになりました。TMS理論によれば,私の背部痛や下肢痛は,脳がその部分の血流を絞っているために起こります。であれば,それらの部分の血流やリンパの循環をよくすることで,痛みが楽になるのではないかと考えたのです。さらに,背中に痛みがあると,どうしてもその周辺の筋肉が緊張して呼吸が浅くなります。そこで,ゆっくりと深い腹式呼吸をすることで,筋肉をほぐすとともに,血液に新鮮な酸素を呼び込むことができるのではないかと考えました。

起床時には乾布摩擦ラジオ体操で血流を改善して筋肉を目覚めさせ,その後に瞑想(腹式呼吸)を行うという習慣ができました。さらに,就寝前にはストレッチやヨガで筋肉をほぐしてから寝ることで,睡眠の質を良くするようにしてみました。この生活習慣は,病気休暇があけて仕事を再開しても,基本的には続けています(乾布摩擦以外)。今は,起床時の痛みはほとんど感じないか,わずかに感じる程度までに改善しました。

3)心を調える習慣

完全主義(完璧主義),善良主義,低い自尊心,深刻な劣等感のある人は慢性痛になりやすいという指摘は,まさに自分を言い当てられている感じがします。そこで,さまよいがちな自分の心をもう少し安定させる必要性を感じ,瞑想に関係する書籍にも手を伸ばしました。ところが,本に書いてあるとおりにやってみるのですが,なかなかうまくいきません。しかし,『からだに聞いて こころを整える』という本に出会って,やっと自分なりの瞑想を手に入れることができました。

瞑想では,過去を悔やんだり未来を憂えたりする心を手放し,今,現在に自分を置き続けます。心を「今,ここ」に留め置きながらゆっくりと腹式呼吸をしていると,頭の中がスーッとクリアになっていくことを感じることができました。それは,例えて言うと,泥が舞い上がって茶色くなっている水が,泥が沈んでいくにしたがって澄んでいくようでした。脳の中の泥とは,いろんな思考の断片です。いつも私の頭の中にはいろんな思考の断片が舞っていて,常に見通しが悪く,忙しく,それによって疲れてもいたのですが,瞑想をすることで,それらの思考の断片が沈殿していき,静かで落ち着いた脳を手に入れることができるようになりました。

瞑想がうまくできるようになると,日常生活の中で心が未来や過去にいってしまって,不安や後悔に襲われることがあっても,瞑想の場面を思い出して心を今に引き戻すことで,不安や後悔の堂々巡り思考を切り離すことが出来るようになりました。これは精神衛生上非常に効果的でした。ついでに,夜,いろんな思考が頭を巡って眠れないときも,腹式呼吸をしながら,自分を今ここに連れ戻すことで,すぐに寝付けるようにもなりました。

完璧主義や善良主義という性格は,どうしても自分を無理に追い込んでしまうことにつながり,その結果として,自尊心が低くなり,劣等感を感じる場面も増えてしまいます。先に書いたようにこれはADHDの特性でもあるのですが,瞑想を習慣にすることと,ストラテラというADHDの薬の効果によって,最近は,もっとユルい生き方ができるようになってきています。以前なら不安や後悔の堂々巡り思考が始まるような場面でも,「ま,いいか」と流して気にしないでいられることが増えました。

4)自分に備わっている生命力・自然治癒力を信じる

心身の不調が2年も続くと,ほんとうにこの不調は治るのかと心配になってきます。そんな弱気な心を支えてくれたのが,自然治癒力に関する書籍でした。この分野の本もたくさん読みましたが,その中でもこの2冊には大きな影響を受けました。

癒やす心、治る力〜自発的治癒とはなにか
シーゲル博士の心の健康法

『癒やす心、治る力〜自発的治癒とはなにか』には,人間に備わった治癒力と心の関係や,治癒力を引き出すいろいろな代替療法(針灸,オステオパシーなど),治癒力を引き出すための生活習慣,食習慣,サプリメントや生薬などについて詳しく紹介されています。『シーゲル博士の心の健康法』については,こちらの記事をご覧ください。

これらの本を読むと,心のあり方が健康にどれほど大きな影響を及ぼすかが分かり,それと共に,自分の生活習慣に取り入れた,瞑想や腹式呼吸,「今,ここ」というあり方が,心の健康だけでなく,体の健康にもダイレクトに影響していくんだという認識を得ることができました。また,機能性低血糖を防ぐための食生活と,自然治癒力を高めるための食生活はほとんど同じでした。この2冊は,体調を崩したときは何度でも読みたいと思っています。

最後に

約2年間続いた痛みは,最初は原因が分からずに途方に暮れるところから始まり,副腎疲労と機能性低血糖という見方に行き着いて自分の身に起こっていることを知り,そこからさらに心因性疼痛とTMS理論に辿り着いて,その原因と対処法を知ることができました。TMS理論に辿り着いてから,約1年が経ちますが,この1年で体の痛みはどんどん楽になっていきました。半年間の病気休暇の中で,いろいろ本を読み,生活習慣を改善する中で1日の生活リズムが大きく変わりました。起床時と就寝時に行う心身のメンテナンスの習慣は,今も続けています。

振り返って考えると,今回の経験は,人生前半の若い時代の生活パターンを,人生後半の老いていく時代の生活パターンに変えていく,そのターニングポイントという意味があったと思います。これからは,心と身体のケアをしながら,人生の後半戦をできるだけ健康に過ごしていきたいと思います。

最近,仏教の禅についての本を読みました。その中に,禅とは見返り(利益)を求めない,そして,見返りを求めずに行う日々の実践に意味があると書いてありました。目先の利益を求めて行う行動は,きっと長続きしませんね。利益が得られないと動機がなくなってしまうからです。でも,利益を求めない行動…私はそれを「習慣」というのだと思いますが…は,それによる明確な利益がなくても落胆しないので,淡々と続けることができます。そして,淡々と続けることで,結局,自分のため(利益)になっているのだと思いました。

起床時のラジオ体操と瞑想,就寝前のストレッチは,それぞれ30分ぐらいかかるので,時々面倒だなと思うこともあります。体が痛むときは必死でやりましたけど,今はそれほど痛くもないので,今日1日やらなくても,きっとあまり変わらないんじゃないかなという気もします。でも,「痛みを軽減するために行う」と考えるのではなく,「ただ淡々と行う」と考えるべきなのだろうと思います。そう思って,ほんとうに習慣になってイヤだという気持ちさえ起こらなくなるまで,ちょっと頑張って続けていこうと思っています。

2015年8月17日 (月)

根尾谷断層の観察

岐阜本巣特別支援学校の講演からの帰り道,同じ本巣市にある根尾谷断層に寄った。根尾谷断層といえば,高校の地学の教科書には必ずと言っていいほど写真が載っている,世界的に有名な断層である。

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1891年(明治24年)10月28日朝6時半過ぎ,推定M8.0の直下型地震(濃尾地震)が発生し,この本巣市根尾周辺は震度7の激震に襲われた。朝ご飯を食べているままの状態でつぶれた家から発見された犠牲者もいたほど,あっという間の出来事だったようだ。その激震によってこの地域には大きな断層があらわれ,そのずれ幅は,中地区で左に7m,水鳥(みどり)地区では垂直に6mもの大きなずれだった。この地震によって断層が発生したことは,後に地震の原因が断層活動であると分かるきっかけとなった。

そのような貴重な断層を,いつかこの目で見てみたいと思っていたが,今回やっとその願いが叶うことになった。

私は,今まで教科書にある写真を見て正断層だと思っていたのだが,今回現地で観察したところ,それは大間違いであることが分かった。基本的には左横ずれ断層。それがよく分かるのが,根尾中学校を少し北に行ったところにある中地区の畑である。断層で約7mずれたお茶の生け垣が今も保存されている。畑の境界もそれぞれ数mずれてしまった。お茶の生け垣のすぐそばで土地の持ち主の方が農作業をしていたので話を聞いてみた。お茶は自分が飲むために栽培しているのだという。また,地震でずれてしまった土地は,ずれたままの形で所有しているとのこと。そのおかげでこうして今も地震の爪痕を見ることができるのだが,生活には不便だろうな~。



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左:現在の写真。お茶の生け垣がグイッと曲がっているところが横ずれ断層。約7mのずれ。今は小屋が建ってやや見にくくなった。
中:小屋の建つ前の写真。
右:ここにある説明板。

有名な断層写真で知られる水鳥地区の方は,垂直に6mもずれた縦ずれ断層。本当なら横にずれたかったのだが,ここで断層が曲がっているために横にずれることができずに縦ずれになった部分。古い有名な写真を見ると断層崖が傾斜しているように見えるが,これは表面付近の柔らかい礫層が崩れたためのもののようだ。断層観察館でトレンチを見ると,見事に垂直な断層であることが分かる。切れ味の良い包丁でスパッと切ったような断層面は,見応えがあった。断層面に接している礫は,引きずられて立っている。

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左:根尾谷地震断層観察館の反対側の展望台から見た根尾谷断層。有名な写真とほぼ同じ角度からの眺めとなる。
中:断層の近くにある記念写真の場所。
右:そこから振り返ると,根尾谷地震断層観察館がある。

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左:根尾谷断層のトレンチ。断層面に接している礫が引きずられて立っている。
中:左の写真の断面の地質構造。
右:6m隆起した側から断層観察館を望む。道路に段差があるのが分かる。(逃げ水で少しずれている)

岐阜本巣特別支援学校で「防災の日常化」講演

8月3日に,岐阜本巣特別支援学校の校内研修会で,「防災教育の日常化」のお話をする機会をいただきました。

前回,滋賀県での内容から,また少し内容を変えています。その後に起こった災害を取り上げ,東北大学の研究で明らかになった「災害を生き抜くための8つの生きる力」を追加し,先方からのリクエストで震災時の特別支援学校の様子について盛り込みました。

下のリンクをクリックすると,ブラウザでプレゼンを見ることができます。Prezi中の小さい文字や写真等は,クリックすると拡大します。

下の Start Prezi をクリックすると,この枠内で見ることもできます。下のフルスクリーン・アイコンをクリックするとフルスクリーンになります。

2015年1月28日 (水)

滋賀県防災教室指導者講習会IIにて「防災教育の日常化」プレゼン

1月27日に,滋賀県栗東市の栗東芸術文化会館SAKIRA(さきら)を会場に,「滋賀県防災教室指導者講習会II」が行われました。その中で,またまた「防災教育の日常化」についてお話をする機会をいただきました。前回の全知P連の内容に若干の修正を加えています。

http://prezi.com/fffzlogcsith/?utm_campaign=share&utm_medium=copy&rc=ex0share

Prezi中の小さい文字や写真等は,クリックすると拡大します。

下の Start Prezi をクリックすると,この枠内で見ることもできます。ちょっと小さいですが…。

また,時間の関係で最後の「情報提供・豆知識」のところを話せませんでしたので,ここに話そうと思っていた原稿を掲載します。「続きを読む」をクリックしてください。

» 続きを読む

2015年1月16日 (金)

筋肉痛の直りが悪い,朝起きたときに背中が痛い,と機能性低血糖

以前「筋肉痛の直りが悪い,朝起きたときに背中が痛い,は副腎疲労の初期症状だった!」という記事を投稿しましたが,今日の記事はその続編です。どうやら筋肉痛や背中の痛みは,副腎疲労に加えて機能性低血糖を起こしているための痛みだったようです。

機能性低血糖とは,食後の血糖コントロールがうまくいかずに,必要以上に血糖値が下がってしまうことを言います。血糖というのは体をつくる細胞が活動するためのエネルギーですから,血糖値が下がるということは体や脳の細胞でエネルギー不足が起こっているということ。ガス欠の車のようなもので,肉体的にも精神的にも元気がなくなってしまうんですね。血糖値が下がりすぎることによって起こる症状は,異常な眠け,疲労感,めまい,体の痛み,思考力や判断力の低下,物忘れ,頭痛などです。もっともこれらの症状は機能性低血糖の初期症状で,悪化すると自傷行為や自殺願望などもっと深刻な症状になることもあります。

私の場合,副腎疲労の程度が増して体調がどんどん悪くなっていく過程で,仕事中に異常な眠けに襲われて授業中なのに思わず寝てしまいそうになることがありました。今振り返って考えると,この時の異常な眠さは低血糖が原因で起こっていたのだと思います。その頃は,体調不良をごまかすために,甘いもの(糖質)やコーヒー(カフェイン)を取り過ぎていたので,血糖値も急上昇や急降下を繰り返していて,眠けに襲われていたときはちょうど急降下のタイミングだったと思われます。

そんなことを考えていたら,今年の元旦にちょっとビックリしたことが起こりました。なんと朝起きたら背中があまり痛くないのです。背部痛は副腎疲労の症状の一つにあげられていて,私はこのところずっと起床時の背部痛と下半身の筋肉痛に悩まされていました。12月に入ると痛みは一層ひどくなり,出勤しても仕事もままならないような状態だったのです。ところが,元日の朝に起きてみたら,痛くない…。

これはどうしたことかとインターネットでいろいろ調べたり考えたりしました。元日の朝に痛くなかったということは,原因は大晦日にあるだろう。大晦日に何か変わったことがあったかな。そういえば昨晩はおせちだったのでご飯を食べていないぞ…。そこでバチッと結びついたのです。この背部痛と筋肉痛は低血糖によるものではないか? そう考えた思考過程を列挙します。

【1】年末に読んだ本(※)の中に,糖質の過剰摂取による低血糖という話が出ていました。糖質というのは,甘い食べ物だけでなく小麦やお米などの炭水化物も含まれます。糖質を食べると血糖値が上昇し,インスリンが放出されます。インスリンは血液中の糖を細胞に行き渡らせるので,血糖値がだんだん下がっていきます。そこで適切な血糖値で下げ止まれば健康体。機能性低血糖の患者は下げ止まらずに,必要以上に低血糖になります。血糖値が下がりすぎると,今度はコルチゾールやアドレナリンなどが放出されて,血糖値を急いで上げるように体の各部に働きかけます。

(※)『9割の人が栄養不足で早死にする!---40代からの「周りが驚くほど若くなる」食べ方---』(溝口徹・著)さくら舎

【2】マリヤ・クリニック院長柏崎良子先生の「低血糖症と精神疾患治療の手引き」には,低血糖症の症状の一つとして「筋肉痛」があげられ,次のように書かれていました。「低血糖症では持続的な筋肉痛と共に血糖値の変動に伴って時間的に変化する筋肉痛(後頭部痛…この場合は頭痛や眼の奥の痛みを伴いやすい,背部痛,筋肉のこわばり感など)を起こします」。

【3】低血糖になるとどうして筋肉痛になるのか。筋肉痛は,運動などによって細胞内のクエン酸回路でブドウ糖が燃焼し,その燃えかすである乳酸がたまった状態だと言われています。クエン酸回路がちゃんと回れば,乳酸が分解されて筋肉痛は解消します。しかし,血糖値が下がるとクエン酸回路の燃料が不足する訳なので,発生した乳酸を分解することができず,そのために起床時に激しい筋肉痛が起こるのではないか。

【4】前日の夕食にご飯を食べると翌朝に背部痛,夕食でご飯を抜くと翌朝あまり痛くない。ということは,夕食のご飯(=糖質)により夜寝ている間に低血糖を起こしているのではないか。私の場合,血糖値が過度に下がらないように下支えする役割のコルチゾールが,副腎疲労のためにほとんど分泌されないので,夜寝ている間に低血糖が進んでいく。低血糖が進めば進むほど体の痛みも増してしまう。朝早く起きたときより遅くまで寝ているときの方が痛みが強いことも,そういうメカニズムで説明がつきます。

これが,起床時の体の痛みに関する,今の私の仮説です。この仮説に基づいて,年始から血糖値をできるだけ変化させない食生活にしてみました。

  • 朝食と昼食は野菜や脂質・タンパク質を先にゆっくり食べて,最後に玄米(全粒粉)を食べる
  • 夕食は玄米を食べずに高タンパクのメニュー
  • 午前10時半と午後3時半,それに寝る前におやつ(ナッツ,チーズ,ヨーグルト)を食べる
  • カフェイン,砂糖,ジュース,お酒は摂取しない。

おやつを入れるのは,食後に時間が空きすぎることで低血糖になることを防ぐためです。寝る前のおやつも睡眠中の低血糖を少しでも予防するため。

この食べ方で半月ほど経ちましたが,起床時の背部痛と下半身の筋肉痛は劇的といっていいほど改善されています。まだトラムセット配合錠という痛み止めは飲んでいますが,以前は痛み止めでもダメだったことを考えるとすごい改善です。

考えてみたら,ここ数年ずっと起床時の体の痛みを抱えていたわけですが,実は2年前,家族で沖縄に旅行したときだけ体の痛みがまったく起きなかったのです。枕が違うからかなとか,転地効果かなとその時は思ったのですが,今思えばそれも食べ物のせいだったんですね。つまり,沖縄旅行中は夕食に炭水化物を食べた記憶がないのです(ビールを除く)。1日目の夕食は居酒屋だったし,2日目からはお魚メインの食事でやはりつまみみたいなものを食べてました。

最初に体調不良を感じたのが震災直後。それから4年近くたって,ようやく答えに辿り着いたような気がします。副腎疲労+機能性低血糖です。

この二つの組み合わせで体調が悪くなっている人,私だけじゃなくて結構たくさんいるはずなんです。それに気づいていないとか,医療機関から別な病名,別な薬をもらっているとか,そういう人が少なくないと思います。

もしかして自分もそうかなと思った方は,副腎疲労や機能性低血糖というキーワードでネット検索をしたりして,いろいろ勉強してみてください。そして,上に書いたような食生活にしてみてください。

※こちらも合わせてご覧ください

筋肉痛の直りが悪い,朝起きたときに背中が痛い,は副腎疲労の初期症状だった!

2014年11月30日 (日)

全知P連連絡協議会「クロスロード」体験

2014年11月30日(日)に東京・都市センターホテルで行われた全知P連(全国特別支援学校知的障害教育校PTA連合会の連絡協議会で,クロスロードの体験をしました。

問題は,市民編,要援護者編,宮城野編から5問。どの設問でも,イエスノーカードをオープンしたときは歓声があがり,その後の話し合いもたいへん盛り上がりました。

イエス/ノーカードと青座布団・金座布団は,期待に反して回収してしまい申し訳ありません。私物なので…。

京都大学生協で,クロスロードの神戸編・一般編,市民編,災害ボランティア編を購入することができます。5人分1セットが2,057円+税,20人分1セットが7,200円+税になります。これに送料と代引き手数料が上乗せされます。このセットを買うと,イエス/ノーカードと青座布団・金座布団も付いてきますので,ぜひこちらから手に入れてください。

http://www.s-coop.net/rune/bousai/crossroad.html

クロスロードのゲームの進め方はそれほど難しくありませんので,今日体験していただいたようにやっていただければいいのですが,もう少し詳しく知りたい,応用編も知りたいという方には,クロスロードのガイドブックが参考になると思います。

「防災ゲームで学ぶリスク・コミュニケーション-クロスロードへの招待」
発行:ナカニシヤ出版 本体価格 2,000円 税込組価1,944円
著者:矢守克也・吉川肇子・網代剛

それから,最後に紹介した,今年12月23日(火・祝)に行われる「1000人のクロスロード」のサイトはこちらです。

http://crossroad2014.jimdo.com

全知P連連絡協議会「防災教育の日常化」プレゼン

2014年11月30日(日)に東京・都市センターホテルで行われた全知P連(全国特別支援学校知的障害教育校PTA連合会の連絡協議会で,「防災の日常化」という講演をしました。

その時のプレゼンをこちらからご覧いただけます。
Prezi中の小さい文字や写真等は,クリックすると拡大します。
下の Start Prezi をクリックすると,この枠内で見ることもできます。ちょっと小さいですが…。

取り急ぎアップします。
後ほど文章を追加します。

2014年11月22日 (土)

筋肉痛の直りが悪い,朝起きたときに背中が痛い,は副腎疲労の初期症状だった!

私は今,副腎疲労という症状に苦しんでいます。私の体調が自覚的に悪くなったのは震災直後ですが,その理由が副腎疲労であると分かるまでに3年半もかかりました。いろんなクリニックでいろんな病名をもらい,薬も飲みましたが体調は悪くなるばかり。ネットで調べてもそれらしい病名に当たらない。

だいぶ長いこと回り道をしましたが,今年の6月にやっとネットの情報で副腎疲労のことを知り,8月にやっと近くでそれを診てくれるドクターの存在を知り,10月に検査をして副腎疲労であることが確定しました。

副腎疲労は,まだ日本ではあまり認知されていない病気(というか症状)で,ドクターでも知らない人がほとんどです。症状がうつ病にも似ているので,間違ってうつ病と診断されて,うつ病の薬を飲んでいる人も少なくないと思います。

その一方で,副腎疲労を実際に患っている人は,実は日本にたくさんいるはずなのです。私の身近でもあの人はきっとそうだろうなと思う人が数名います。そんなわけで,私のように実は副腎疲労なのに,体調不良の原因が分からず正解にたどり着けないという人を少しでも減らそうと思って,自分自身の経過をここにまとめてみます。同じような症状に苦しむ同士の皆さんの助けになれば幸いです。

◆  ◆  ◆

試しにここで副腎疲労のチェックしてみてください。16個のうちいくつ当てはまりますか? ちなみに私はほとんど当てはまります。

http://rootcause.jp/afs/index.php?チェックリスト

◆  ◆  ◆

震災以降,体調のすぐれない日が増えてきました。きっかけは「最近ちょっとだるい日が多い」という感覚と「あれ,筋肉痛の治りが遅くなったぞ」という気づきでした。それがだんだん,はっきりとした倦怠感から痛み,それも激痛へと変化していきます。

  • 筋肉痛の治りが遅くなった
  • 起床時の全身倦怠感
  • 起床時の背中の痛みと足の強い倦怠感
  • 日中の異常な眠気
起床時の体の痛み(特に背中)はひどいときにはベッドから起き上がれないほどで,いつも朝4時にパッキリと目覚めていた朝型人間の私が,朝6時過ぎまでベッドでゴロゴロするようになりました。ところが不思議なことに,起きて活動しはじめると体の痛みは次第に軽くなり,いつものように動けるようになるのです。

この不思議な体調不良はなんだろうと,インターネットでそれらしい言葉を検索語にして調べました。「起床時 筋肉痛」,「起床時 背部痛」,「起床時 倦怠感」などなど。しかし,どの言葉で調べても正解にはたどり着けませんでした。
病院にも行き,いろんな病名をつけてもらいました。
  • 慢性疲労性症候群
  • 自律神経失調症
  • 甲状腺機能低下症
この中で,甲状腺機能低下症は実際に血液検査をして確定したものです。しかし,その治療薬であるチラーヂンS錠を服用しても,症状は改善しませんでした。副腎疲労の人の中には,甲状腺もダメになってしまう人がいるらしく,私もその一人だったようです。

副腎疲労による体の不調は,現在は年中無休ですが(苦笑),最初の頃は花粉症の時期とかなり正確にシンクロしていました。花粉症の季節に花粉症用の薬を飲み始めると,とても体調が悪くなるのです。なので,最初は花粉症の薬が自分の体に合わなくなったと思いました。それを耳鼻科の先生に相談してみましたが,他にそういう人はいないよと言われました。

痛み止めをいただいている整形外科の先生には,私の働き方を知って(震災後ほとんど休みの日がなかった),この痛みは働き過ぎによるもので,名前をつけるとすれば慢性疲労性症候群とか自律神経失調症だと言われました。また,精神科に行ったらすぐに抗うつ剤を出してくれるくらいうつ病に近づいているよ,とも言われました。今思えばこの指摘は当たらずといえども遠からずです。しかし,症状が花粉症としっかりシンクロしている頃だったので,慢性疲労や自律神経失調が花粉症とシンクロする理由が分からず,私の中ではこれは正解ではないとずっと思っていました。

また,うつ病で背中が痛くなるんだろうかと思って,「ツレがうつになりまして」という映画を見たりもしました。たしかに主人公は病院に行ってこう言ってました。「最近とても背中が痛くて…」。それを見て少し衝撃を受け(やっぱりうつ病でも背中が痛くなるんだ…),うつ病なのかな〜と考えたりもしました。(でも冷静に考えればうつ病も花粉症とシンクロする理由がない)

そうこうしているうちに体の痛みはどんどんひどくなり,朝なんとか起きて出勤はするものの,通勤の車の中で毎日1本500mlのオレンジジュースを飲み干し,職場に着いたら朝と午後にレギュラーコーヒーを飲まないと,しんどくて働けないといった状況にまで追い込まれていました。これも後で知ったことですが,副腎疲労になっている人は,甘いものやカフェインで副腎を刺激して,なんとか生活を続けようとするそうです。そしてまさにそれらの食べ物が,副腎をさらに疲労させてしまいます。

ぎりぎりの生活の中,正解を求めてネットをさまよっていました。そうしてあるとき,副腎疲労という言葉に出会います。体調が悪くなってから3年と3ヶ月が経っていました。

副腎疲労は,働き過ぎなどの精神的・身体的ストレス,甘いものやカフェインを多く摂取する食習慣などによって副腎が疲弊して,必要なホルモン(特にコルチゾール)が出せなくなると起こります。コルチゾールはいわゆる副腎皮質ホルモン(ステロイド)のひとつです。ステロイドは炎症を治すために薬として処方されることがありますよね。炎症といえば,花粉症も立派な炎症です。なので,副腎疲労に出会って,その仕組みを理解したときに,私の花粉症と体調不良がシンクロする理由がすぐに理解できました。そして同時に,これが私の体調不良の原因だろうと思いました。

副腎疲労という言葉でネットを検索すると,今度は面白いように役に立つ情報がヒットしました。そして,副腎疲労についての書籍が出ていることも知りました。早速取り寄せて呼んでみて,疑念は確信に変わりました。私が読んだ本は次の3冊です。読んだ順に並べます。

『しつこい疲れは副腎疲労が原因だった』〜ストレスに勝つホルモンのつくりかた〜(祥伝社黄金文庫)

『医者も知らないアドレナル・ファティーグ』〜疲労ストレスは撃退できる!〜(中央アート出版社)

『「うつ?」と思ったら副腎疲労を疑いなさい』〜9割の医者が知らないストレス社会の新病〜(SB新書)

本には副腎疲労の一般的な症状(これがまたよく当てはまる)や,副腎疲労の診断方法,そして副腎疲労からの回復方法がとても丁寧に書いてあって,たいへん勉強になるとともに希望を持つことができました。

一方,本を読んでみて残念だったことは,日本で副腎疲労を見てくれるクリニックがほとんどないということでした。調べた時点で一番近いのが東京でした。また,副腎疲労かどうかを明らかにする唾液中コルチゾール検査というものがあるのですが,これも検査費用がとても高額です。東京まで行って検査をすると,それだけで5万円ぐらいが飛んでいきます。

悩んでいると,高校時代の友人が私の実家の近くのクリニックで今年から副腎疲労の外来をしているよと教えてくれました。その時の私の気持ちを想像してください。飛び上がりたくなるほどのうれしさでした。そして早速予約を取って受診。唾液中コルチゾール検査をやってみたところ,やはり思っていたとおり私の副腎はしっかり疲労していて,コルチゾールがほとんど出ていませんでした。

これで晴れて理由が分かりました。3年と6ヶ月,理由が分からない体調不良でずっと苦しんできました。でも,今はなぜ痛いのか分かります。そしてどうすればいいかも分かります。今私は,3冊の本と主治医の指導に従い,副腎の元気を回復させるための生活に取り組んでいます。副腎疲労は必ず治ると本に書いてあります。主治医の先生も一緒にやっていきましょうと言ってくれました。今はまだ痛みで辛い日々ですが,治る日を楽しみにできるようになりました。

ここまで読んで,自分もこれじゃないかと思った方はいらっしゃいますか?
ぜひ,3冊の本を読んで,確信を持ったらお近くの(これが問題ですが)クリニックに行ってみてください。
私の経験が,少しでも役に立てば幸いです。

(書き切れなかったことメモ)
  • 症状から考えて,男性の更年期障害ではないかと思ったこともありました。
  • ひどいときは,めまいで立っていられないこともありました。
  • 物忘れが激しくなり,新しいことも覚えられず,若年性認知症になったかと心配したこともありました。

※こちらも合わせてご覧ください

2014年3月 2日 (日)

自閉症・発達障害児者の支援ツール「コミュメモ」についての講演会を行います!

久しぶりの書き込みです。

この度,(株)おめめどう代表取締役の奥平綾子さん(ハルヤンネさん)と,(株)おめめどうオブザーバーの大西俊介さんをお招きして,仙台で講演会を開催することになりました。

仙台や宮城県で自閉症・発達障害児者の支援に関わっている皆さん(保護者,学校,施設等)や教職を目指している大学生の皆さん,ぜひ一緒に学びましょう!

テーマは,「コミュメモ」という筆談コミュニケーションです。自閉症・発達障害児の人に書いて伝える,また,書いて意思表示してもらうことによって,会話だけでは難しかった意味のある(機能的な)やりとりが成立するようになります。「コミュメモ」はそのためのツールで,用途によっていくつかの種類があります。

  • ◯×メモ
  • えらぶメモ
  • こたえるメモ
  • おはなしメモ など

自閉症や発達障害の人に視覚的支援は効果的ということはよく知られるようになりましたが,実は形だけをマネしてもうまくいかないことがあります。そこに隠された意味,やり方のコツ,考え方などは見ただけではなかなか分かりません。長年,息子さんの支援をしてきた奥平綾子さんから,「コミュメモ」の使い方やその意味,支援のコツや考え方などを伺いながら,視覚的支援の見えないコツを学びましょう!

  • 講師:奥平綾子さん(Ayako Okudaira)…ハルヤンネさん
  • 講師:大西俊介さん
  • 定員:30名
  • 参加費:1000円(お昼に軽食をご用意します)
  • 対象:自閉症・発達障害児者に関わる家族,学校,支援者等
  • 会場:Schaleおおまち
    • 仙台市青葉区大町2-6-27 岡元ビル 4F
    • TEL:022-263-1402
    • カフェは3階ですが講演会は4階で行います。

Chirashiokudaira20140427_4


※チラシ(PDF)はこちらです。申し込みはチラシに記入してFAXしてください。
https://dl.dropboxusercontent.com/u/29967076/chirashi-Okudaira20140427.pdf

※奥平綾子さんの近著はこちらです。
「自閉症・発達障害の人と伝えあおう、わかりあおう」
〜コミュニケーションメモ帳の使い方ガイド〜
著:奥平綾子(エスコアール出版部)
http://www.amazon.co.jp/自閉症・発達障害の人と伝えあおう、わかりあおう-奥平綾子/dp/490085168X

※障害ある人のいごこちのいい暮ら しを応援する おめめどう
http://omemedo.tanba-sasayama.com

【補足1】メモ帳に書いて伝えるということは,電源がいらないので,災害時にもいつもとまったく同じ方法でコミュニケートすることができます。日常やっていることが災害時にも使える。これもたいへん大事な点です。

【補足2】コミュメモは,文字が読める・書けるにかかわりなく使えるツールです。

2013年6月15日 (土)

6月12日:震災体験を伝えるということ

6月12日。1978年宮城県沖地震の起きた日です。当時小学6年生。地震の揺れは私が暮らしていた日本海側の鶴岡市にも伝わってきました。鶴岡では震度IV。東日本大震災を体験するまで,私の経験した最も大きな地震でした。

私が小学生だった1970年代の鶴岡は,1964年に起こった新潟地震の記憶がまだ鮮明で,避難訓練の度に担任の先生が新潟地震の経験の話をしてくれました。校庭で地割れが起こってこどもが挟まったという話には恐怖を覚え,宮城県沖地震の時に小学校の校庭で野球をしていた私は,この足下の地面が裂けたらどうしよう…と心配しながら三塁ベースの近くで揺れに身を任せていた記憶があります。

時が経って宮城県で高校の地学の教員になり,地震の単元になるときには,宮城県沖地震のときに何をしていたか,と周囲の先生にインタビューをして,それを単元の導入で使わせてもらっていました。修学旅行の引率中で,旅行先で一晩を過ごして仙台駅に帰ってくるまでがとても長かったと教えてくれた女性の先生,もう退職されているけど元気かな。幼稚園児で仙台市ガス局のガスタンクが爆発したのを見ていたという養護教諭の先生,フルーチェを作っている最中に地震が起き,地震後に台所に戻ってみたらフルーチェの中に棚からいろんなものが落ちていて悲しかったと言っていた講師の先生。そういう一人一人のエピソードは記憶に残って忘れられないものです。

うちの学校では今年から「学校安全計画」をしっかりと作成して,それに基づいて防災教育を行っています。6月12日(の前後)には,宮城県沖地震のことを朝のHRや帰りのHRで教えるということになっていて,うちのクラスでも,その指導を行いました。

朝の会では,女性の担任の先生から(小学1年生だったそうです),お友達がブロック塀の下敷きになって亡くなった話と,おばあちゃんの畑が液状化で大変なことになったという話がありました。私からは,帰りのHRのときに,宮城県沖地震の概略について(マグニチュード,震度,死者など)を東日本大震災と比較しながらお話しした後,ホワイトボードにブロック塀が壊れる絵を描いて,道路で地震が来たら何に気を付けるか,問いかけながら伝えました。

宮城県沖地震は,県民の多くが体験していて,それぞれにストーリーがあります。こういうストーリーを,さまざまな機会を捉えて伝えていくことが大事なんじゃないかなと思います。しっかりと授業時間を設定して行う防災学習も大切だけど,朝のHRなどのちょっとした時間に語られるストーリーにも,同じように力があると感じた6月12日でした。

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