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2009年2月25日 (水)

事例研究報告会で「批判的な友だち」をしてみた

今日,学校内の研修として各教員が取り組んできた事例研究の報告会があった。100数十名の教員が,研究内容の似たもの同士で分科会をつくり,その中で互いに発表し合った。

私は研究部員なので,ひとつの分科会の司会進行を担当したのだが,せっかくの機会なので,質疑の時間を「批判的な友だち」というやり方でやってみた。

「批判的な友だち」というのは,研究協議や質疑応答の手法のひとつで,先日読んだ「効果10倍の<教える>技術」(吉田新一郎著,PHP新書)や「効果10倍の<学び>の技法」(吉田新一郎・岩瀬直樹著,PHP新書)で紹介されている。

詳しいやり方は本を読んでいただくとして,簡単に紹介すると,以下のようにすすめていく。

1.疑問点を解消するための質問をする
2.よい点を指摘する
3.改善できそうなところに関して質問をする
4.全員が付箋紙に発表者への愛のメッセージを書いて手渡す

報告会の質疑応答というと,発言がなくて苦しい時間が続くとか,少ない人がしゃべり続けて他の人がつまらない思いをする,といった経験が少なくない。でも,この「批判的な友だち」をすると,とても和やかな,意味のある質疑になると感じた。

特に,やってみていいと思ったのは,4番で全員が付箋紙にメッセージを書いて手渡すというところ。

メッセージを書くためには,それなりに真剣に発表に耳を傾ける必要があるので,発表者の話を真剣に聞こうという気になる。また,1〜3で発言しなかった人もメッセージは必ず書くので,一人一人の参加意識が高まると同時に,声にならなかった意見が拾える。そして,メッセージを受け取る発表者には,その内容が大きな励ましとなる。

加えて,メッセージの内容も,他の人の質問や,よい点の指摘を聞きながら,書きたいことが変わっていくこともあった。つまり,しっかり学び合いの場になっているのである。

指導助言者として分科会に参加していた中学部の主事の先生は,最後のコメントの中で「このグループ(分科会)は,とても雰囲気がいいので,もう少しこのまま一緒にいたい感じがする」とおっしゃっていた。その雰囲気をつくったのは「批判的な友だち」だけではないとは思うが,それも理由のひとつだろうと思う。

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コメント

「研修デザイナー」の製品紹介を見てみましたが,なかなか使えそうですね。Mac 対応ではないのが残念!

Mac で同じようなまとめをするとしたら,私なら Omni Graffle を使うだろうと思います。最近,いろんな思考の整理に使っているのは,MiNDPiECE というマインドマップソフトです。こちらは Windows版もあり。

ついでに,壁やテーブルや窓に静電気でぺたっと張り付くホワイトボード「コーワライティングシート」も,研修には使えますよ〜。

 司会進行お疲れ様でした。付箋は効果ありますよね。全員の意見や感想が集まる=参加意識を高める。記録が具体的に残る。KJ法(ブレーンストーミング)にも利用できる。結果,論点が整理される。・・・などいろいろな効果が期待できますよね。
 先日の泉区生活支援ネットワーク会議では,ブレーンストーミング的にグループ討議しましたが,話し合いのまとめを付箋を貼ってカテゴリー別にまとめて,デジタル記録し事務局記録に残しました。
 このデジタル記録には一太郎で有名なジャストシステム社「研修デザイナー」を使用しました。記録を受け取った方からは,ソフトについての問い合わせがありました。(私は個人用のソフトでしたが,ワンランク上のものだとネットワーク上で付箋を使ったような意見集約ができるようです。)

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