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2009年4月 5日 (日)

「自分ダメ」日本突出—日本青少年研究所の調査

今朝の朝日新聞教育面で知ったのだが,興味深い調査結果が発表されていた。

日本青少年研究所
2009年2月発表
中学生・高校生の生活と意識
-日本・アメリカ・中国・韓国の比較ー
内容:健康意識、起床・睡眠時間、勉強時間、外国へ留学する希望、悩み、自己認識、休日の行動、親子関係、規範意識と行動、社会参加意識など

調査報告の概要から引用する。
「私は人並みの能力がある」「自分はダメな人間だと思う」「自分の意思をもって行動できるほうだ」では、日本の中高生は、他の国に比較して、自分の能力に対する信頼や自信に欠けている。

肯定的な自己認識(自己効力感,セルフ・エスティーム)は,「生きる力」のなかでも重要な感覚だと思うが,現在の教育ではこれを上手く育てることができていない。
1997 年と比べて、日本は、「暴力をふるう」「言葉で人をいじめる」の割合が、中学生と高校生ともかなり増加している。「人のものを取る」「公共の物を壊す」ことの経験者も多くなっている。

今の子どもたちには,情動のコントロールや他者と共存する能力,問題解決のスキルなどに焦点を当てた学習が必要だ。

これらの調査結果は,日頃学校で感じている印象と一致する。

今,教育界では「学力向上」という言葉が流行っているが,肯定的な自己認識や情動のコントロール,他者と共存する能力が育っていなければ,学習に身が入らず,学力は向上しにくい。全国学力状況調査で生徒と教員にムチを振るうより,そういった社会性と感情の教育をしたほうが,効果的に,かつ早期に目的(「生きる力」の育成)を達成できるはずである。

生きる力は,「確かな学力」・「豊かな人間性」・「健康・体力」の3つからなる。今はそのうちの「確かな学力」だけに焦点が当たり,「豊かな人間性」が影に隠れてしまった。オウム真理教のことを思いだそう。オウム真理教の一連の事件では,大学で科学や医学を学んだ人間が,その知識を用いて犯罪を行った。「確かな学力」は「豊かな人間性」を土台にしていなければならない。そのための教育を,学校はしていかなければならない。(たとえ社会に理解がなくても)

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