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2009年11月22日 (日)

有権者は科学・教育予算を「無駄だ」と思っているのか?—事業仕分け

科学や教育に「効率」という言葉はなじまない。

2008年のノーベル化学賞を受賞した下村博士。受賞の大きな理由になった「オワンクラゲの緑色蛍光タンパク質の発見」は1962年(実に半世紀前)の研究成果で,当時はその後の医学や生物学に大きな貢献をする偉業だとは誰も分からなかった。

教育も同様だ。「教育は国家百年の計」と言われるように,学校で日々行っている教育は,その子の「今」を豊かにすると同時に,その子が将来社会に貢献できる立場になったときに,社会のために持てる力を発揮してもらうために行っている。その生徒に何かを語りかけるとき,教師が見ているのはその子の30年後の人生だ。

長い目で見ていかなければ本当のことが分からない科学や教育を目先の「効率」で評価すれば,下村博士のオワンクラゲの研究も「無駄」であり,その後の医学の発展もなかったかもしれない。電球を発明するために1万回も失敗したエジソンの努力も,目先の効率でいえば「無駄」ということだ(年度内に「成果」がでなければね)。

科学や教育は,逆に言えば,ある意味「無駄」がなければ成り立たないものじゃないのかな〜。一見「無駄」に思える多くの「失敗」を土台にして,科学は進歩するし,人は成長するのだから。

事業仕分けで,科学や教育に関連した予算が次々に切り捨てられているようだが,有権者(私たち)は科学や教育を事業仕分けという効率論のまな板に載せることを,望んでいるのだろうか。むしろ「コンクリートから人への投資」というスローガンに共鳴しているのではないか。予算を減らすことだけにしゃかりきになって,大切にするべきものを見失うようでは民主党政権の先がおもいやられる。

999回失敗しても、1回うまくいけばいい。それが発明家だ。失敗は、うまくいくための練習だと考えている。———チャールズ・ケタリング

感染症関連4学会が「事業仕分け」に抗議 海外拠点予算削減で
http://www.nikkei.co.jp/news/sha...(以下略)
感染症ネットの事業仕分けに懸念 廃止すれば日本の信用失墜
http://www.47news.jp/CN/200911/CN20...(以下略)

事業仕分け:山響の学校訪問事業、危機 生演奏聴く体験、継続願う声
http://mainichi.jp/area/yamagata/new...(以下略)
仕分け、山響困った 学校公演事業の予算縮減
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/11/20...(以下略)

行刷会議のワーキンググループで、この事業は「国が子どものためだけに事業をすることは必然性に欠ける」として、10年度予算の概算要求では「圧倒的に予算を縮減したい」と評決された。

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