Twitter

最近のトラックバック

友人

« 2009年12月 | トップページ | 2010年2月 »

2010年1月の16件の記事

2010年1月31日 (日)

Order of magnitude で比較するという感覚

Twitter で ソフトバンクの孫正義さんのつぶやきをフォローしている。昨日の,30年後のパソコンの性能を予測するという話の文脈で,こんなことをおっしゃっていた。

自転車と新幹線の速度差は、わずか20倍。速度の想定が100倍違うと「何がやれるか」が異なる

つまり,将来のパソコンの性能をできるだけ正確に予測しないと,事業の計画は立てられないというわけだ。

自転車と新幹線の速さが20倍しか違わないというのは,ちょっとした驚きだ。でも,自転車がだいたい時速15km,新幹線が時速300kmだから,確かに20倍だよね。ちなみに徒歩は時速4kmぐらいだから,だいたい新幹線は徒歩の100倍。

 徒歩:  4km/h →10の0乗
自転車: 15km/h →10の1乗
新幹線:300km/h →10の2乗

それぞれの速さの桁数だけ考えていくと,このようにだいたい10倍ずつになっている。こうやって桁数の違いで比較していくときに,order of magunitude という言葉を使ったりする。しばらく忘れていた言葉だが,孫さんのつぶやきを読んで久しぶりに思い出した。

この order of magnitude という言葉は,大学や大学院で鉱山の研究をしていたときに,指導教官だった大本教授からよく言われていた言葉だ。

例えば,ある鉱山の銅の埋蔵量が100万トンぐらいあったとする。この銅がいったいどこからやってきたのかというのが,鉱山の研究のひとつのテーマとなる。考えられる答えは3つぐらいあって,地下のマグマ,周囲の岩石,海水のどれかだろうという予想はすぐに立つ。

そこで,いろんな証拠から考えて,おそらく周囲の岩石に含まれていた微量の銅が,マグマの熱によって生じた熱水循環によって溶かされ,今の場所に集められたという仮説を立てる。

そのときに,まずは桁数のレベルでその仮説に矛盾がないかを検討するのだ。熱水が通過したと思われる岩石の体積を,だいたい5km平方×深さ5kmと想定すると,体積はだいたい100立方kmとなる。鉱山周辺の岩石にもともと含まれていた銅の量が100ppmだとすると,100立方kmの岩石に含まれる銅の総量はだいたい3000万トンになるはずだ。

そうすると,周囲に存在する銅のほぼ10%を集めてくれば,その鉱山ができるということになり,order of magnitude のレベルでは,今の仮説でそれほど違和感がないということになる。これがもし,周囲の岩石の銅をすべて集めても足りないという計算になれば,何かがおかしいと言うことだ。

こんなふうに,おおざっぱに計算しながら桁数で比較していくことで,大まかに量的関係をとらえることができる。しばらく忘れていたけど,こういう思考はけっこう便利なので,ちょっと忘れないようにしようと思った。

2010年1月24日 (日)

MacBook Pro のバッテリーが9ヶ月でへたる

昨年4月に新しく購入した MacBook Pro のバッテリーだが,半年たった11月頃から,満充電の容量が購入時の6割程度まで減ってしまうようになった。バッテリー調整を行うと8割程度まで復活するが,1ヶ月ほどでまた6割まで落ち込んでいく。メニューバーのバッテリーアイコンをクリックすると,「バッテリーの交換修理」というアラートも出るようになった。

しかし,バッテリー調整をするとそれなりに復活するし,充電←→放電(使用)を繰り返していると,「バッテリーの交換修理」というアラートも消えたりする。それで,とりあえずそのまま使い続けていたが,年明けにとうとう購入時の5割まで落ち込み,アラートも消えなくなってしまった。

金曜日の夜から土曜日の朝にかけてバッテリー調整をしてみたが,バッテリー容量は 3500mAh でほとんど回復しない。アラートも相変わらず出っぱなし。ということで,観念して Apple Store の Genius Bar をオンライン予約して,昨日の夕方に Mac Book Pro を持ち込んだ。

不思議なもので,そうやって修理に持ち込むと直ってしまうことがある。昨日も,Genius にマシンをあずけたら,さっきまで何をしても消えなかった「バッテリーの交換修理」というアラートが消え,充電容量も4000mAh(8割程度)まで回復しているではないか!

8割程度の充電容量があれば,普通に使い続けることができる。不審に思いつつ,Genius とバッテリー談義をしていたところ,10分ぐらい経ったときに突然異常が起こった。さっきまで 4000mAh あった完全充電時の容量が 2000mAh に激減したのだ。これを見て,Genius もバッテリーが壊れていると明言した。

購入してから9ヶ月しか経っていないので,普通ならここで無償交換ということになるのだが,前回の購入は「修理扱い」だったために,保証は90日で切れてしまっている。「修理扱い」にしないで新規に購入すれば1年の保証がつくのだが,新規に購入した場合,バッテリーの値段は15,800円。「修理扱い」でバッテリーを交換すれば 10,920円。この約5,000円の差を考えて,4月に購入したときには「修理扱い」にした。それで,結局はもう一度購入する羽目に陥った。

今回も,どちらにするかかなり悩んだのだが,結局はもう一度「修理扱い」で交換することにした。もう少し値段の差が少なければ新規に購入するんだけど,やはり5,000円の差は大きい。今度のバッテリーにはもう少しがんばってほしい。現在の「完全充電時の容量」は 5446mAh だ。これだけあれば2時間以上もつので安心だ。

coconutBattery 2.6.5
http://www.coconut-flavour.com/coconutbattery/

Apple Portables:コンピュータのバッテリーを調整して最高の状態にする
http://support.apple.com/kb/HT1490?viewlocale=ja_JP

2010年1月23日 (土)

iPhone で血圧が下がる!

iPhone で血圧が下がった(ようだ)。まるで「風が吹けば桶屋が儲かる」みたいな話だが…。

私は毎朝,体重,血圧,脈拍,体温を測って,numbers.app というエクセルのようなソフトで管理している。昨年末から iPhone + Nike で早朝の30分ランニングを始めて,一番変化があったのが血圧の値だ。

私の血圧は,高いときには140-90ぐらいまで上がるのだが,この値はちょうど高血圧の最低ラインだ。検診では「今すぐ治療の必要はないが,血圧計で定期的に測っといてね」と言われる。去年の4月から,血圧を下げる効果がある「プレティオ」という乳酸菌飲料を毎朝飲むようになって,収縮期血圧が125〜135,拡張期血圧が80〜85ぐらいに収まるようになってきてはいるが,それでも時々値が跳ね上がることがある。

ところが,ここ10日ぐらいは自分で測って驚くような数値が出るのだ。収縮期血圧で116〜119,拡張期血圧で77〜79。こんな低い血圧は,牡蠣を食べたとき以来ではないだろうか?

どうしてこんなに血圧が下がったんだろうと考えて,早朝のランニングのためではないかと思い至った。試しに「運動 高血圧」という検索語でインターネットを調べてみたところ,やはり運動することによって血圧が正常化すると書かれたサイトがたくさんヒットした。

なるほど高血圧ガイド
高血圧の運動療法…適度な運動が血圧を下げる
http://ketuatu.sakura.ne.jp/l-1.html

上記サイトには運動によって血圧が下がる理由が列挙されている。その一つに「血液中に血圧を下げる物質が増加する」というものがあるが,他のサイトによれば,血圧を下げる物質というのは,タウリン,プロスタグランディンE,ドーパミンなどだという。タウリンといえば,牡蠣に多く含まれている成分じゃないか! 以前,牡蠣を食べた翌朝に血圧がググンと下がって驚いたことがある。でも,毎日牡蠣を食べられるほどいい生活をしているわけじゃないし,牡蠣エキス入のサプリも高いし…と諦めていた。でも,運動することによってタウリンが体の中で作り出されるんだそうだ。なんて安上がり!!

運動によって血圧を下げるためには,苦しくなるほど頑張るのはダメで,会話ができる程度の負荷の軽い運動を30分以上続けるのがよいとのこと。これはまさに,私が iPhone + Nike でやっているLSDトレーニングそのものだ。

iPhone を買う
Nike+ 対応のランニングシューズを買う
iTunes で LSDトレーニング用の音楽を買う
毎朝30分の軽〜いランニングを行う
Nike+ のサイトで自分の走行データを管理する

このような行動の連鎖で,血圧がいい状態になった。iPhone を買うときに「これで健康になろう!」なんて露ほども思わなかったが,今,iPhone を買ってよかったな〜としみじみ感じている。

---

(注)血圧が下がった理由が本当にランニングによるものかは分からない。同時に始めたアルコール制限も一因かもしれない。それらと全く関係がないものが原因かもしれない。

2010年1月16日 (土)

「走る=苦しい」は学校で学んだこと

今朝は雪景色なので,朝のランニングはパス!

Nike + iPhone でランニングをするようになって約3週間になる。雪の日が意外に多く,走った回数はだいたい2日に一度ぐらいにとどまっているが,その間に走った距離は42.88kmにもなった。

今まで「ランニングなんて苦しいことをする人の気が知れない」とずっと思ってきたが,Nike+iPhone のおかげで40歳も過ぎて初めて「走るって意外に楽しいな」と感じることができた。

考えてみると,「走る=苦しい=嫌なこと」という関連性は学校で学んだことだと思う。特に中学校と高校かな。こどもの頃に田んぼや山で遊んでいて,走った後に苦しいとか嫌だとか思ったことはないもんな(たぶん)。部活のランニングや学校行事のマラソン大会を通して,ランニングに対するマイナスのイメージが形づくられたと思う。

苦しいことに立ち向かって乗り越えるという比喩としてのランニングもあっていいと思うが,楽しく体を動かすというランニングも一緒に教えないと片手落ちではないのかな。

学校体育の目的は生涯スポーツだよね。ちなみに,高校の指導要領にはこう書いてある。

 心と体を一体としてとらえ,健康・安全や運動についての理解と運動の合理的な実践を通して,生涯にわたって計画的に運動に親しむ資質や能力を育てるとともに,健康の保持増進のための実践力の育成と体力の向上を図り,明るく豊かで活力ある生活を営む態度を育てる。(高等学校学習指導要領 第6節 保健体育 第1款 目標)

この点から言ったら,苦しいランニングは体育の目的に合ってない。
楽しいランニングをもっとたくさん教えなくては!

2010年1月14日 (木)

mobileme のアカウントで受信メールの取りこぼし?(迷惑メールボックスの設定で解決)

2010.9.11 追記

mobileme のメールが届かない件について。

どうやら,取りこぼしているのではなく,サーバーの迷惑メールボックスに入っているのを気づかなかったのが原因のようだ。Mac OS X Mail の場合,迷惑メールボックスがローカルに作成されて,そこにも迷惑メールが入っていくのだが,それとは別にサーバーにも迷惑メールボックスがある。そういえば,今まで片方しか見ていなかった。

Mail の設定で,そのような迷惑メールボックスの二重構造が回避されるらしい。

MobileMe:MobileMe Web メールと Mac OS X Mail で迷惑メールフォルダの中身を一致させる
http://support.apple.com/kb/HT3401?viewlocale=ja_JP

---
メインのメール・アカウントにしている mobileme のメール(@me.com)に,受信メールの取りこぼしがあるようだ。

私の管理している掲示板に投稿があったときに,mobileme のメールに通知が来るようにしているのだが,最近,掲示板に投稿されたのに,その通知メールが届かないということが重なった。

そこで試しに通知メールの送信先を Gmail に変えてみた。Gmail のメールはすべて mobileme に転送される仕組みにしてあるので,正しく動いていれば,掲示板への投稿があるとまず Gmail に通知メールが配信され,同時にそれが mobileme に転送されるはず。

ところが,Gmail には正しく送信されているのに,その中の一部のメールがやはり転送されてこない。

そう言えば,かなり前に「メールを送ったはずだけど〜」と言われたことがあったことを思い出したぞ。しかし,こんなに取りこぼしがあるものだろうか? ちょっとmobileme のメールをメインのアカウントにするのは不安になってきた。しばらくメインのアカウントを Gmail のほうに変えて様子をみよう。

そんな訳なので,私にメールをくださる際は,@me.com ではなく,@gmail.com の方に送ってくださいね。

【追記】

そう言えば思い出したけど,最近,mobileme から出したメールが「届いていません」と言われたことがあった。

ある研修会への参加希望を出したのに返事が来ないので,Gmail から送り直したところ,すぐに返事が来て「先のメールは届いていません」と言われたのだ。やはり mobileme をメインにするのは危険だな…。

休日の勉強ぐらいは一人でやろうよ!

河北新報
土曜の午後は「どてら」 教員志望の学生が指導 仙台
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/01/20100113t15031.htm

 仙台市太白区の富沢中で、土曜日の午後に教室を開放し、生徒がボランティアの大学生から無料で指導を受ける「土曜寺子屋」(通称どてら)が開かれ、好評だ。生徒はそれぞれ問題集などを持ち込み、机に向かう。学生は教室内を巡回し、生徒が手を挙げると近寄って質問に答える。熱心に質問していたある生徒は「1人で自宅学習するよりも効率よく学べていい」と喜んでいる。

「1人で学ぶよりも効率的でいい」という生徒の発言にクラクラきてしまう。きっと一生懸命勉強している生徒だからこその発言だと思うけど。

今は高校でも「土曜課外」とか言って授業をしている高校が多いようだけど,私はそんな学校で働きたくはないなあ。

休日は学校になんか来ないで,自分で計画して,自分で過ごせるような人になってほしい。みんなが周りで勉強していると,自分もつられて勉強するというのもあるだろうけど。分からないときに手を挙げるだけで教えてもらえるなら,それは効率的だろうけど。

休日に家で一人で勉強して,ときどきは問題が解けずに身もだえしたり「あ゛〜〜!」と大声を上げたりしながら,それでも自分の頭で考えてみる…という体験も大事だと思うぞ。2日考えて分からなかったら,月曜日に学校に行ったときに友達や先生に聞けばいいじゃないか!

お膳立てされた場でしか勉強できないような人には,なってほしくないんだよなぁ。

2010年1月11日 (月)

「なぜ」と問うな,「どうやって」と問え!

ワールド・カフェやAI(アプリシエイティブ・インクワイアリー)の本を読んでいて改めて思うのは,いい問いを発するところからいい学びが始まるということ。

そんなことを,そう言えば大学院時代に理科教育法で教わっていたっけ。

理科教育法で習ったのは,授業は「発問と教示の系列」であるということ。そして,教えたいことについて,生徒が持っている誤った知識や概念を利用すること。

例えば「すべてのものに弾性がある」ということを教えるとき,生徒が「絶対これは弾性はないだろう」というものを取りあげて授業を組み立てる。「これは絶対弾性がないだろうと思うものは?」と聞いて「ガラス」という返答が来たら,おもむろに演示実験を開始する。

実験用のスタンドを2つ用意し,細いガラス管を横にして渡し両端を固定する。ガラス管の真ん中におもりを少しずつ引っかけていくと,ガラス管は次第にたわんでくる。試しにおもりを外すと元に戻る。ガラスにも弾性があった! ここで生徒はちょっとビックリする。

でも,演示実験はそれでは終わらない。どこまで曲がるか? どんどんおもりを足していくと,あるところでガラス管が折れておもりが実験台に落下する。その時生徒はもっとビックリする。生徒にドキッとさせることも大事だと,そのとき教わったっけなー。

また,生徒に発問するときに「なぜ」「どうして」と問うてはいけないということもきつく言われた。「乾電池を2つ直列につないだら豆電球は明るく光りました。なぜでしょう?」ではダメ。「ここに豆電球と2つの乾電池があります。これで豆電球を最も明るく光らせるにはどうしたらいいでしょう?」と聞く。「なぜ」という問い方は,聞いた方が何を求めているのか曖昧で,答えるのが難しい。

理科教育法で習ったことをいろいろ思い出したが,振り返ってみるとあまり自分の授業には生かされてなかったな〜(汗)。もったいない…。

でも,MAPで生徒たちの学びをサポートしたり,教師の自主研修をファシリテートするようになって,あらためて自分の「問い」の質を上げる必要性を感じている。20年前に学んだことが,今,意味を持って自分の前に立ち現れたということかな。

2010年1月10日 (日)

ベテルギウスに超新星爆発の兆候!?

昨日,台所の勝手口を開けて外を見たとき,南東の方向にオリオン座がきれいに輝いていた。オリオンの両肩と両足に位置する4つの星と,腰の位置にある3つの星の並びがとても整っていて,冬の星座の中でもひときわ目立つ存在だ。

そのオリオン座の右肩に位置するベテルギウスという赤い1等星が,近々超新星爆発を起こすかもしれないというニュースには驚いた。ベテルギウスの表面がデコボコしている画像が公開されたとのことだが,自分が生きているうちに恒星の表面の様子まで分かる時代が来るとは思わなかった。21世紀的!

ベテルギウスに爆発の兆候 大きさ急減、表面でこぼこ(asahi.com)
http://www.asahi.com/science/update/0109/TKY201001090278.html

オリオン座の1等星「ベテルギウス」で、超新星爆発へ向かうと見られる兆候が観測されている。米航空宇宙局(NASA)が6日に公開した画像には、星の表面の盛り上がりとみられる二つの大きな白い模様が写っていた。この15年で大きさが15%減ったという報告もあり、専門家は「爆発は数万年後かもしれないが、明日でもおかしくない」と話す。

ベテルギウスはオレンジ色に輝く星で,「赤色巨星」と呼ばれる星のひとつだ。赤色巨星というのは寿命が近い年老いた星だ。燃料である水素が足りなるとともに,中心部に核融合によってできた燃えかす(ヘリウム,炭素,ネオン,酸素,ケイ素,鉄)がたまっていく。その過程で星はどんどんふくらんでいき表面温度は下がっていく。ベテルギウスの大きさは太陽の1000倍くらい,表面温度は3500度(太陽は6000度ぐらい)だ。表面温度が低い分,色も赤くなる。(星の温度は赤色→黄色→白色→青色の順に高くなる)

そして,ベテルギウスぐらい大きな(重い)星になると,一生の最後に大爆発を起こす。これが超新星爆発だ。「新」星と書くけど,実は「死」の瞬間だ。ベテルギウスがもし超新星爆発を起こせば,しばらく非常に明るく輝いた後,見えなくなっていく。オリオンの右肩がなくなってしまい,星座として形を保っていられるかちょっと心配。

ベテルギウスは地球から640光年離れているので,今,私たちが見ているベテルギウスは640年前の姿である。もうベテルギウスはなくなっているのかもしれないということか…。真実はいかに?

2010年1月 9日 (土)

国営みちのく杜の湖畔公園のワールド・カフェに参加しませんか?

最近の私の気になる言葉…ワールド・カフェ。

そのワールド・カフェが宮城県の国営みちのく杜の湖畔公園で,16日(土)の午後1時から開催される。

「ワールド・カフェ」とは、大勢の人々が集まってリラックスした雰囲気の中、テーマに沿ったアイデアなどを出し合うスタイルのワークショップです。今回は一般の方々を交えて「環境に配慮した公園管理・運営の新しいアイデア・ヒントを得ること」を目的として開催します。

私はさっそく申し込んだ。特に環境に関する専門的な知識はいりませんとのこと。皆さんも,ワールド・カフェという新しいワークショップを,一緒に体験してみませんか?

申込み締切は開催前日の15日必着。まだ間に合うねっ!!

国営みちのく杜の湖畔公園
ワールド・カフェ 参加者募集(チラシ)
http://www.thr.mlit.go.jp/m-park/news/2009/worldcafe1217/tirashi.pdf

きてけさin仙台・イベント情報
新しいスタイルのワークショップ国営みちのく杜の湖畔公園「ワールド・カフェ」
http://kitekesain.com/evtdisp.php?id=1119


<ワールド・カフェについての過去のエントリー>

ワールド・カフェをやろう!(香取一昭・大川恒 著)読了
http://sphinx.cocolog-nifty.com/blog/2010/01/post-239d.html

気になる言葉:ワールド・カフェ
http://sphinx.cocolog-nifty.com/blog/2009/12/post-2e16.html

学校が生徒にバイトを勧めて何がいけない?

徴収金の滞納、生徒にバイト勧めて回収 鳥取の県立高校
http://www.asahi.com/national/update/0108/OSK201001080166.html

保護者による授業料や学校徴収金の滞納が続いたために,生徒にコンビニでのアルバイトを勧め,アルバイト代から学校徴収金を手当てした。

なんでこんなことがニュースになるの?
何か悪いことでもあるんだろうか。

高校は授業料が納められなければ退学だ。卒業を前にして,授業料や学校徴収金を滞納している家庭があると,クラス担任としてはたいへん心が痛む。何度も家庭に電話し,約束を取って会いに行く。払ってもらえるまで何度も何度も会いに行く。

あ〜,久しぶりにあのときの気持ちを思いだした。生徒がせっかくがんばっているのに,お金が入らないから卒業させられないというのではあまりにも切ない。生徒のバイト代がその家の生活費という家族も見てきた。その時は「なんとか卒業までがんばれ,そして就職先をしっかり決めよう」という気持ちだった。

高等学校の授業料が無料になれば,こういう生徒たちも少し救われるのかもしれないが,現状では何とかお金を納めてもらわないと話にならない。生徒にバイトを勧めて,そのお金で勉強させようと考えた学校の判断は当たり前だと思うし,生徒を見捨てないで,限られた選択肢の中でなんとか学業を続けさせようという思いが伝わってくる。

いったいこの記事は何が言いたいのか?
学校を批判したいのなら,その前にもう少し周辺を取材してみたらどうだろう。問題は別のところにあるんでないか?

2010年1月 7日 (木)

防災教育と防災行動の間にある深い溝

昨日は宮城第三女子高等学校で行われた地震防災教育専門委員会に出席した。

この委員会は,宮城県の高校の地学教員でつくっているものだ。次の宮城県沖地震が間近に迫る中,防災教育に使える資料を提供しようという目的で活動している。防災教育で使うためのプレゼン資料や,地震の被害写真,津波や地震動の動画,防災訓練に関する資料などをパックにした CD-ROM を2年前に各高校に配布した。

しかし,やはり CD-ROM を送りつけるだけでは,それを有効に活用してはもらえない。昨日の話し合いは,この CD-ROM をいかに活用してもらうかが焦点だった。宿題が3つできたので,次の話し合いまでにがんばらないと!

ところで,話し合いの中で,私は少し別な角度から考えていたことがあった。

それは,防災教育が各自の防災行動になかなか結びつかないということだ。今,行われている防災教育は,災害の悲惨さを伝えて防災意欲を喚起し,そのための知識を与えるというやり方で行われている。でもそうやっておどかされても,ほとんどの生徒は家に帰った頃にはそれを忘れてしまうのである。(高校生に限ったことではなく大人も同じ)

こちらに興味深いアンケート結果がある。最近地震を体験した人に「地震を経験したことによって、あなたの防災意識(地震対策)に変化はありましたか?」と聞いているのだが,変化があったと答えたのは全体の4割にとどまっている。直接地震を体験した人ですらこの程度である。

防災意識(地震対策)についてのアンケート
http://reposen.jp/2858/4/20.html

宮城県沖地震は必ず起こる。そして,防災対策をしていれば,被害を最小限に抑えることができる。さらに,高校生は次の宮城県沖地震が数年後〜10年後に起こったら,率先して社会を引っ張っていく立場にいる人たちである。教えては忘れるという防災教育ではなく,自分の行動が変容し,地震のときに本当に役に立つ防災教育をしたい。

全国的に有名な宮城県第三女子高等学校の音楽部の合唱練習を聞きながら,こんなことを考えていた。2010年の私の仕事始めである。

みやぎ防災教育基本指針
http://www.pref.miyagi.jp/supoken/gakkouanzen/みやぎ防災教育_本文_軽.pdf

地震防災教育専門委員会(IDとパスワードが必要)
http://hiroy.kir.jp/jisinbousai/

2010年1月 4日 (月)

しばらく cocolog と livedoor blog 同時並行でやります!

年末に一度 livedoor blog に移行してみた「Sphinxのひとこと」だが,いくつか問題がありココログの方も更新を再開することにした。

ちなみに,livedoor blog の「Sphinxのひとこと」はこちら。
http://blog.livedoor.jp/hiroy307/

新年から何をドタバタやっているのかというと,自分のウェブサイトとブログを連携させようと画策しているのだ。私のウェブサイト「Sphinx Broadcasting Station」は BiND 3 というソフトでつくっている。その BiND 3 には,ブログの最新記事をウェブサイトにも掲載できるという機能があるのだ。公式にはココログもそれができることになっているのに,実際やってみると設定できない。いくら待ってもその不具合が直らないので,しびれを切らして livedoor に乗り換えた。

livedoor blog への移行によって,ウェブサイト「Sphinx Broadcasting Station」のトップページに,ブログの最新記事が自動的に表示されるようになっている。

ところが,何日か livedoor blog で記事を書いてみたところ,投稿した記事がなかなか Google に引っかかってくれないことが分かった。ココログで書いた記事はすぐに Google に拾ってもらえるし,記事の内容によっては1ページ目の上の方に表示してもらっている。一番上になることも少なくない。ところが,livedoor blog では,掲載も遅いし,記事の中で掲載されるものとされないものがある。そうなると,うちの記事を検索して来てくれる人も少なくなる。もしかしたら年始の混雑のせいかもしれないが…。

また,もう一つ livedoor blog を使っていて困るのは,アクセス解析で1つ1つの記事のアクセス数(ページ別アクセス数)を見ることができないことだ。これも大変不便だ。(そこだけ忍者カウンターで見ているが…それでも不便!!)

そんなこんなで,一度見限ったココログだが,BiND 3 の対応を辛抱強く待ちながら,しばらく使ってみることにした。BiND のサポートにもメールを送ったので,どのような回答があるか楽しみに待つことにする。

2010年1月 3日 (日)

ワールド・カフェをやろう!(香取一昭・大川恒 著)読了

Img_0625
ワールド・カフェをやろう!(→Amazon
会話がつながり、世界がつながる
香取一昭・大川恒 著
日本経済新聞出版社(1,600円+税)

「これから会議を始めます」と言われて「ヤッター<3」と喜ぶ人は手を挙げて。 はい,ほとんどいませんね。私もご多分に漏れず,いわゆる会議や,聞かされるばっかりの研修会などは大嫌い。ところがそんな私が,今は職場で会議を主催する側になってしまった。どうせやるなら楽しくて意味のある会議にしたいとずっと思ってやってきたが,今一つの壁にぶつかっている。その壁を乗り越えるヒントが得られそうだと手にしたのがこの本だ。

ワールド・カフェというのは,世界のカフェを旅することではない。大人数(16名〜何人まででも)で行う話し合い(ダイアログ)のことである。参加者は4人程度の小グループになって,あるテーマについて話し合う。次にそのグループを解体して別な4人組になり(旅人になる),前の話し合いを土台にしながら新たなメンバーで話し合う。次に,元の4人に戻って話し合いを続ける。そして最後に全体で共有する。

今私がぶつかっている壁というのはこうだ。研究授業の事後検討会で,高等部の50名の教員が話し合いをする。いくつかのテーマごとに5〜10名の少人数に分かれて話し合いをし,最後に各グループの議論をフリップ1枚にまとめて2分間で発表してもらって共有する。

このようなやり方だと,確かに話は盛り上がり,笑顔や笑い声の多い楽しい雰囲気で時間が過ぎていく。一人一人に発言の機会があり,検討会が終わった時点での一人一人の満足度も今までのやり方よりはずっと上だ。しかし,議論が発散したまま収束しないことがあり,そこのところを何とかしたい。アンケートにも「全員で話し合ったような気がしない」という意見を寄せてくれた教員がいる。

少人数での話し合いを土台にしながら,それぞれの議論から全体で学ぶべきものをうまく収穫できないか? これが最近の私の興味である。

ワールド・カフェというやり方は,この点で重要な示唆を与えてくれた。話し合いの小集団を一度解体して,また元に戻すというやり方で,私の感じている壁を越えることができるかもしれない。

3学期には今年1年の研究を振り返る話し合いを何度か行う予定だ。その話し合いをワールド・カフェでやってみよう。高等部の他の教員にも,話し合うって楽しいな,自分が成長するなと思ってもらえるようになるといいな。

2010年1月 2日 (土)

やすらぎの長寿考(吉永馨・著)読了

Yasuragi
老いも病もこわくない やすらぎの長寿考
吉永馨・著(里文出版)

縄文時代の日本人の平均寿命は何歳か。

本書によれば,15歳ぐらいだったそうだ。平均寿命が15歳と言っても,もちろん15歳ぐらいでみんな死んでいたわけではなく,乳幼児死亡率が極端に高いために,平均するとこの数字になるのだが。

その後,日本人の平均寿命は徳川時代に30歳,明治時代に30代後半,大正時代に40代前半,戦後の昭和22年で初めて50歳を越え,今や男性が79歳(世界4位),女性が86歳(世界1位)である。

長寿は人類長年の夢であり,それが実現したことを喜ぶべきだというのが著者の基本的な考えだ。著者の吉永馨氏は内科医で,東北大学の教授,東北大学医学部附属病院長,東北労災病院長などを歴任した方だ。ガン患者やその家族などとの交わりも多く,死(エンド・オブ・ライフ)についてのいろいろな角度からの考察はとても勉強になる。

アルフォンス・デーケンさんについて紹介した20節から引用する。

なぜ死を学ぶのか。ガンになったときに慌てないためだけではありません。生を理解し、生を全うするためです。生と死は裏表ですから、死を学ばなければ生が分からず,その得難さ、有難さ、尊厳が分からないからです。死をタブー視している限り、生を尊重する気風は起こらず、生は軽視され、ときに無視されます。

目次からも,いくつか引用する。

聖賢の教え/不老長寿の秘薬/コロリ願望/天国と地獄/ガンは怖いか/別離の悲しみ−ビリーブメント/アルフォンス・デーケン/エリザベス・キューブラー・ロス/脳死と植物状態/脳死と臓器移植/安楽死法/骨髄バンクと臍帯血バンク/死後はどうなる−日本の俗言/死後はどうなる−臨死体験/死後はどうなる−霊とは/死後はどうなる−ガンの終末期

このようないろいろな角度からの考察が64編にまとめられている。ひとつの話題が2〜3ページにまとめられていて,一般の人にもとても分かりやすく書かれているので,考えさせられるような内容でも気軽に読み進めることができた。特に印象に残ったのは,平均寿命の話と臨死体験,そしてガンの終末期の話だ。

あとがきには,「老化や死を恐れていては人生を楽しめない」,「学んで知ればそんなに怖くはない」ということが書かれている。昨年末に胃カメラを飲んだ私としては,本当に勇気づけられる本であった。

長寿金メダル【産経妙】(ブログ:時事(爺)放題)
http://bit.ly/6zFkjb

吉永馨のホームページ
http://www.k3.dion.ne.jp/~lodge/

目の前には扉がいくつもあって,自分次第でどこまでも開いていける(本田圭佑)

やっと元旦の新聞を読み始めた。

目に留まったのはオランダのサッカーリーグで大活躍をしている本田圭佑選手の言葉だ。

もっと貪欲にならないといけないと思った。目の前には鍵のかかっていない扉がいくつもあって, 自分次第でどこまでも開いていけるんだから。

オランダ移籍後初めてのシーズンで2得点しかとれずチームは2部に降格。北京オリンピックは1次リーグで3連敗。崖っぷちに追いつめられたとき,こう思ったのだという。

前途洋々という言葉があるけど,洋々ではだだっ広く海が広がっているようで,かえって前に進みにくい。でも,自分の目の前にドアがたくさん並んでいて,どれを開けても何かが変わる…と思うと,なんだかやる気が増してくるように思う。

新年にふさわしい言葉だと思った。

2010年1月 1日 (金)

今年もよろしくお願いします!

Nenga2010web

たぶんまだ郵送版は届いていないと思いますが,一足早くウェブ版で年賀のご挨拶を。(クリックで拡大します)

ちなみに,ネコたちがかぶっているトラ帽子は自作しました。画像合成ではありません。ちゃんとかぶってます!

WWFジャパンの「トラに願いを。」
http://www.wwf.or.jp/campaign/2009_win/

« 2009年12月 | トップページ | 2010年2月 »

2017年5月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

Flickr

  • www.flickr.com
無料ブログはココログ