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2010年1月 2日 (土)

やすらぎの長寿考(吉永馨・著)読了

Yasuragi
老いも病もこわくない やすらぎの長寿考
吉永馨・著(里文出版)

縄文時代の日本人の平均寿命は何歳か。

本書によれば,15歳ぐらいだったそうだ。平均寿命が15歳と言っても,もちろん15歳ぐらいでみんな死んでいたわけではなく,乳幼児死亡率が極端に高いために,平均するとこの数字になるのだが。

その後,日本人の平均寿命は徳川時代に30歳,明治時代に30代後半,大正時代に40代前半,戦後の昭和22年で初めて50歳を越え,今や男性が79歳(世界4位),女性が86歳(世界1位)である。

長寿は人類長年の夢であり,それが実現したことを喜ぶべきだというのが著者の基本的な考えだ。著者の吉永馨氏は内科医で,東北大学の教授,東北大学医学部附属病院長,東北労災病院長などを歴任した方だ。ガン患者やその家族などとの交わりも多く,死(エンド・オブ・ライフ)についてのいろいろな角度からの考察はとても勉強になる。

アルフォンス・デーケンさんについて紹介した20節から引用する。

なぜ死を学ぶのか。ガンになったときに慌てないためだけではありません。生を理解し、生を全うするためです。生と死は裏表ですから、死を学ばなければ生が分からず,その得難さ、有難さ、尊厳が分からないからです。死をタブー視している限り、生を尊重する気風は起こらず、生は軽視され、ときに無視されます。

目次からも,いくつか引用する。

聖賢の教え/不老長寿の秘薬/コロリ願望/天国と地獄/ガンは怖いか/別離の悲しみ−ビリーブメント/アルフォンス・デーケン/エリザベス・キューブラー・ロス/脳死と植物状態/脳死と臓器移植/安楽死法/骨髄バンクと臍帯血バンク/死後はどうなる−日本の俗言/死後はどうなる−臨死体験/死後はどうなる−霊とは/死後はどうなる−ガンの終末期

このようないろいろな角度からの考察が64編にまとめられている。ひとつの話題が2〜3ページにまとめられていて,一般の人にもとても分かりやすく書かれているので,考えさせられるような内容でも気軽に読み進めることができた。特に印象に残ったのは,平均寿命の話と臨死体験,そしてガンの終末期の話だ。

あとがきには,「老化や死を恐れていては人生を楽しめない」,「学んで知ればそんなに怖くはない」ということが書かれている。昨年末に胃カメラを飲んだ私としては,本当に勇気づけられる本であった。

長寿金メダル【産経妙】(ブログ:時事(爺)放題)
http://bit.ly/6zFkjb

吉永馨のホームページ
http://www.k3.dion.ne.jp/~lodge/

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