Twitter

最近のトラックバック

友人

« 2011年1月 | トップページ | 2011年4月 »

2011年3月の3件の記事

2011年3月17日 (木)

雪の中,自転車で学校へ(2011/3/17)

今日は自転車で学校に向かった。ガソリン不足のため。

自宅から勤務先までは約18km。山を登って降りて横に移動し,また登って降りる。今日は最初の3kmの上り坂を車で登り,そこで折りたたみ自転車を組み立てて残り15kmを自転車で移動した。自転車の移動時間は1時間15分。登りを歩いた割には早く着いた。iPhone アプリの RunKeeper を使用。ちゃんと走ったルートが地図に出る。楽しいね。

Img_2005_25通勤途中,折立の交差点にある三菱のカーショップを通ったら,ガラスが全面割れていた。地震のときは相当怖かっただろうな〜。

学校について,朝9時から打合せ。今学期は昨日で終了となり修了式も行わない。来年度の始業式・入学式がいつになるかは未定。また,沿岸部の学校が避難所となり教職員の対応が限界になっているので,明日から輪番で志津川高校の避難所にヘルプにいくことになった。

今日は雪が降っていて底冷えする。灯油も避難所に持っていくために,学校はストーブをたかずに寒いまま。自転車で15kmも走って汗をかいたので,どんどん寒くなって頭痛がしてきた。それでもがんばって保護者に今後の見通しを連絡し,生徒の個人アルバムに入れる写真を整理した。昼に2回目の職員打合せがあり,それで解散。

帰り道は雪…というより吹雪だった。道路は車どおりがほとんどなく,まるでゴーストタウン。

Img_2007_5 Img_2009_2

でも,ところどころ賑わっているところもある。生協には,吹雪の中たくさんの人が長蛇の列を作って買い物をしようとしていた。ミニストップの駐車場には給水車が来ていて,ここにも吹雪の中並ぶ人の姿があった。また,ガソリンスタンドには長蛇の車の列があった。開いていないガソリンスタンドに,みんなが並んでいる。「入荷時期未定」という看板が立っているのだが,並んでいる人たちはガソリンをゲットできるのだろうか。

そんな風景を見ながら,自転車をこいで雪でまっ白になって帰ってきた。足がつりそう…。ここ1年以上ランニングをしてきたのは,きっとこのためだったんだな。でも,これが1週間,2週間とつづくと,いくら何でも体が壊れるなー。

2011年3月14日 (月)

無事です! 東北地方太平洋沖地震

うちの家族は全員無事です!
今,こどもたちは鶴岡の祖父母宅に避難。
妻と私は,今は鶴岡ですが,これから仙台に戻ります。向こうでは電気・固定電話・携帯電話全部ダメなので,戻るとまた音信不通になります。
------------

皆さんご存じのとおり,3月11日(金)14時46分ごろの大地震では激しく長い地震動とそれによって誘発された大津波によって,特に太平洋沿岸部を中心に甚大な被害が出ている。鶴岡に出てきてやっとテレビを見ることができた。津波被害のあまりのすごさに言葉を失う。友人・知人の安否も分からない。元の生活に戻れる日が来るのかどうかよく分からないというのが,今の気持ちだ。

3月11日(金)

私も勤務先の学校の体育館で地震に遭った。携帯電話の緊急地震速報がしっかり機能してくれたので,地震が始まるかどうかという時に大きな地震が来ることが分かった。大揺れの中で「宮城県沖」という発生場所も分かり,これが必ず起こると言われてきた宮城県沖地震であることも分かった(実際にはそれを遥かに上回る地震だったが)。地震動は弱くなったり強くなったりを繰り返しながらいつまでも続いた。

地震が起こってすぐに妻の携帯に電話したが,揺れ始めにも関わらず,既に連絡はつかなかった。地震が終わって数分後にCメールが届いて,とにかく命は無事であることが分かった。

うちの学校は当日卒業式で,生徒たちをすべて帰したあとだったので,学校から生徒が帰れないという状況はなかった。体育館から職員室に戻ってみると,棚がずれ,あるものは倒れ,書類は散乱し,引き出しも出て中身も散乱。とてもひどい状況だった。職員は校庭に集合し,人員確認をした後,校舎の被災状況の点検,戸締まりをして,家までの距離や家庭の状況によって3段階に分かれて帰宅した。

帰り道から見える風景は,普段とそれほど違わなかった。倒壊している家屋もなければ,道路のデコボコもない。外壁のタイルが落ちているビルや,瓦が壊れた家が散見される程度。信号機はまったくダメで,交差点では互いにゆずり合って通るため時間がかかり,幹線道路は激しい渋滞。途中から裏道を通ったら,そちらは快適だった。いつもの倍の時間で帰宅。自宅は思ったより軽微な被害だった。揺れが少なかったのか,あるいは耐震対策が功を奏したか。

地震後,家族全員で会って無事を確かめた。やはり安心する。うちの地区は電気はダメだが,水道とガス(プロパン)は大丈夫。とりあえずランタンをつけて夕食を食べた。情報はラジオだけ。携帯はソフトバンクが早々に圏外になり,ドコモ回線のインターネットもつながらない。auだけはなんとかアンテナが立ったが,電話は通じず,メールもダメ。ワンセグは電池を消耗するので,情報はラジオのみ。地震の全体の状況はなかなか分からない。

2011年3月 6日 (日)

宮城県立光明支援学校高等部の研究が今野賞を受賞

報告が遅くなったが,昨年度(2009)の宮城県立光明支援学校・高等部の研究報告が,今野賞を受賞した。happy01

今野賞は,宮城県で長く教鞭をとられていた今野芳雄先生の遺志を継ぎ,宮城県の特別支援教育の推進を図るために設けられた賞で,今年がちょうど20回目にあたる。四つの募集部門があり、それぞれ功績の顕彰と研究の助成を行っている。今回は,今野賞の審査員を務めているうちの校長の推薦もあり,課題研究助成部門(C)に応募した。

昨年秋に募集があり,1月早々に結果が通知された。みずほ信託銀行仙台支店で表彰式が行われた時の様子は,事務局が置かれている宮城教育大学附属特別支援学校のブログに写真入りで紹介されている。

特別支援教育「今野賞」表彰式が行われました!!
http://blog.canpan.info/huzokushien/archive/231

受賞した研究報告のテーマと要約を,このページの一番下に掲載した。受賞論文は,年度末あたりに宮城教育大学附属特別支援学校のホームページに掲載される予定だ。

ブログの記事にも書かれているが,講評の中で「特別支援教育だけではなく,すべての学校にとって参考になる研究だ」という言葉をいただいた。この研究を進めるに当たっては,研究に携わった教員が将来どこに転勤しても,その転勤先で役に立つものにしたいと考えてやってきた。それだけに,講評のこの言葉は,私にとってたいへんうれしいものであった。

また,同じくブログの記事の中に出てくる「主体性を引き出す14の手だて」は,昨年度の研究の大切な成果である。高等部の約60名の教員に,主体性を引き出すことができた事例のレポートを年間3本出してもらって,そのレポートを分析する中から抽出されたものだ。つまり,この14の手だては,私たち高等部の教員がよく使って,手応えを感じたものを集めたものだ。

校内研究でよくありがちなのは,研究部が「このような手だてで授業をしてね」と押しつけて,研究授業に当たってしまった先生が,イヤイヤ取り組むというものだ。自分が手がける研究はそんな意味のないものにしたくなかったので,できるだけみんなに自由にやってもらって,その中から意味のあるものを探しだそうと試みた。全員の実践レポートの束の中から掘り当てたのが「主体性を引き出す14の手だて」である。

主体性を引き出す14の手だて(宮城県立光明支援学校高等部,2009)
 1)生徒に目標をしっかりもたせる
 2)生徒が記録をつける
 3)生徒が選択する
 4)生徒に責任をもたせる
 5)同じ活動を繰り返す(反復・復習)
 6)生徒同士の学び合いの場を設定する
 7)生徒が学んだことを発表する場を設定する
 8)生徒の特性や興味・関心を生かす
 9)段階的に指導する(スモールステップ)
10)視覚支援を欠かさない
11)しっかり体験,すかさず振り返り
12)プラスのフィードバックが与えられる環境
13)安心できる環境
14)家庭との連携

実は,そんなに特別なことが並んでいるわけではない。ごく当たり前の観点が14個並んでいるだけである。しかし,研究報告には,それぞれの手だてを高等部の教員がどのように使ったのか,たくさんの実例を簡潔に説明してあって,手だてをどのように使えばいいのか理解しやすいようになっている。例えば,「安心できる環境」とはどういうことか,それをどうつくったのか,「生徒が記録を付ける」とはどういうことか,どんな記録をつけたのか,そういう具体例が複数紹介されている。

この研究報告は,本校高等部の教員すべての力を結集してできたものだ。それが「今野賞」という一つの形になったことが,私にとってはなによりの褒美である。

あ,ちなみにこの教育賞は助成金をいただくことができる。今回は10万円もいただいた。この助成金の使い道はもう私の中では決まっていて,iPad2 と iPod touch,それらの周辺機器を買う予定。来年度,Voice4u を使っていろいろやってみたいと期待をふくらませている。

--------
今野賞 C部門
山口裕之・宮城県立光明支援学校高等部
<研究テーマ>
 生徒のチャレンジを引き出す授業づくり
 ― 体験学習サイクルを生かした授業の組み立てと実践の共有 ―
<要約>
 本校高等部の生徒の主体的な学習への参加を引き出すために,授業の中で生徒が学習課題に自らチャレンジする場面を意識的に設定し,授業の組み立てを目標設定・チャレンジ・振り返りの体験学習サイクルにそった形に再構築した。また,互いの授業実践を研究授業やレポートの形で共有し,生徒のチャレンジを引き出すためのスキルを高めるように学び合った。
 4回の研究授業と事後検討会,1年間の各自の実践から抽出された3冊の実践レポートとその発表会から,生徒の主体性を引き出すための14の手立てを抽出するとともに,次のような成果を得ることができた。
(1)体験学習サイクルの視点で授業を組み立てることで,教師も生徒も授業展開の中の目標設定(導入)と振り返り(まとめ)に意識が強く向くようになり,授業の組み立てが今まで以上に生徒の「体験」を重視したものになった。
(2)チャレンジ場面を設定して成功体験を積み重ねることは,生徒の学習意欲を高めるだけでなく,生徒同士の仲間意識やライバル意識も高めることができ,他者にかかわる意欲を向上させることにもつながった。
(3)実践レポートなどで授業実践を共有することで,教師が互いの実践をよく理解することができ,さらに自分の授業を改善するヒントを得ることができた。

キーワード:体験学習サイクル 目標設定 振り返り 成功体験 主体性 自己効力感

« 2011年1月 | トップページ | 2011年4月 »

2017年5月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

Flickr

  • www.flickr.com
無料ブログはココログ