Twitter

最近のトラックバック

友人

« 2011年6月 | トップページ | 2011年8月 »

2011年7月の2件の記事

2011年7月24日 (日)

【新刊】大震災・自閉っこ家族のサバイバル(髙橋みかわ著)

Sinsai
大震災・自閉っこ家族のサバイバル(髙橋みかわ編著)
ぶどう社
定価1600円+税

3時間で一気に読んだ。

さすがみかわさん,的確にまとまってる。仙台と石巻の自閉っこ​とその家族たちが,地震やその後の避難生活をどう乗り切ったか。​これからの災害に備えて学べることが,本の中にたくさんちりばめられている。

1章 ライフラインのとまった街で
   我が家の3・11…あのときなにがあったのか

2章 ブログとメールでつながりあった
   みかわ屋通信の1カ月

3章 津波に襲われた街で
   家は浸水したけど、家族で一緒に暮らせるなら
   震災は障害を軽く越えた!って感じ

4章 地域の避難所で
   中学校で:娘の頑張りとみなさんの理解で
   支援学校で:息子に寄り添い続けて
   学校を避難所としてひらいた先生たち

読みながら少し涙ぐむ。自分も震災直後のことをいろいろ思い出した。震災後4ヶ月でけっこう忘れているものだ。こうやって当時を思い出すと,今から次に向けてやっておくべきことがいろいろあるなーと再確認した。例えば特別支援学校は,災害時に在校生や卒業生,地域の人を受け入れるための備蓄をしておく必要がある。今回はそれがまったくなかった。

こういう本が必要だと思っていた。震災直後からずっと。

自分がつくらなければいけないと思った時期もあったなー。地学の教員で防災教育にもかかわっていて,自閉症のこどもたちとのつながりもある。実は,本を作るとしたら,どんな章立てで誰に原稿を頼んで…なんてメモもつくっていた。ところが,学校が始まるとそれどころではなくなって…。

でも,私じゃなくて,みかわさんがつくって大正解〜!

震災後3ヶ月で印刷に回すというスピード出版だったが,本当によくまとまっていると思う。当時のメールでのやりとりや,それぞれの手記はとてもリアルで,読みながら当時の日々をもう一度追体験したような気持ちになった。皆さんも,この本を読むと地震の瞬間やその後の被災生活を仮想体験できると思う。

未曾有の大震災に「次」はないことを祈りたいが,地震列島日本に住んでいる限り,誰もこの震災を他人事で済ませることはできない。東海・東南海・南海地震が連動したときの被害想定では,今回と同じぐらいの死者数が見込まれている。今回の震災が想定外だったように,専門家も思ってもみない場所で,次の大震災が起こるかもしれない。

ぜひこの本を手にとって,被災地で起こったことを仮想体験し,「次」への対策を練ってほしい。今,学校で学んでいることが,震災時にどう生きるのか,生きないのか,じっくり考えてほしい。

2011年7月16日 (土)

[学都仙台・宮城]サイエンスデイ 2011 に行ってきた

7月10日。梅雨時期とは思えない真夏の暑さの日曜日,東北大学川内北キャンパスで行われた[学都仙台・宮城]サイエンスデイ 2011 に行ってきた。

東北大学川内北キャンパスは,私が大学生のころは教養部(1,2年生)が置かれていた場所だ。18歳の頃は,毎日ここで学んでいたんだよな〜と懐かしく思いながら1日を過ごした。講義棟に足を踏み入れたのはほぼ四半世紀ぶりだったが,間取りや部屋のつくりに当時の面影を残しつつ,内装などはとってもきれいになっていて,私が在籍していた頃の,ビラが貼られた薄汚い校舎ではなくなっていた。

サイエンスデイは,若手研究者や学生がつくるNPO法人 natural science の主催で毎年行われているイベントで,1日科学館,あるいは科学に特化した文化祭みたいなものである。こどもから大人まで楽しむことができる。高校の科学部や茶道部の出店もあり,高校生の活躍の場としての意義もある。

今回,小学6年生の息子と,小学3年生の娘を連れて,はじめて参加した。6年生の息子はともかく,3年生の娘は,すぐ「疲れた,おんぶ」とかいうヤツなので,この暑さもあり1日楽しめるかどうか心配だったが,行ってみたら楽しい企画がたくさんあって,娘も楽しくサイエンスを体験することができた。

サイエンスデイではたくさんの体験プログラムが提供されるが,事前の申込みが必要な「講座プログラム」と申込み不要の「体験プログラム」に大別される。

息子は講座プログラムを2つ受講した。
○微生物が地球を救う(東北大学 工学研究科 環境生態工学分野)
○ブラックホールって何だろう? (二間瀬敏史教授・東北大学 理学研究科)

Img_3068
微生物の講座では,微生物が汚水を浄化するしくみを学んで,いろんな微生物を顕微鏡で観察したらしい。ブラックホールの講座は,お話しが中心で少し難しかったようだが,「空間をゆがめる」みたいなことを言っていたので,まあ基本的なことは頭に入ったようだ。

娘は体験プログラムを中心にまわった。
○はんだづけを体験してみよう! (natural science)
○磁気記録って何? (東北学院大学 工学総合研究所 ナノ材料工学研究部門)
○オーロラを体験しよう! (東北大学 理学研究科 惑星大気物理学研究室)

はんだ付けの体験では,発光ダイオード(LED)と抵抗器,電池コードを基板の上につなげて,LEDが光る回路をつくるもの。はんだ付けは初体験だが,とても興味を持ったようだった。今年の夏休みの工作は,はんだ付けでつくる何かにしようか。

Img_3045 Img_3047_15 Img_3048_14

磁気記録のプログラムでは,世界最強の磁石(ネオジウム-鉄-ボロン磁石)を使って,磁気テープに字を書いたり,世界最強の磁力を体験したりした。

Img_3053 Img_3061

オーロラの体験プログラムでは,3Dメガネでオーロラの3D画像や,太陽の3D画像を見た。太陽の3D画像はとても迫力があって,フレア(太陽面爆発)の様子が特に良かった。どうやって立体映像にするのかと思ったら,NASAがそれ専用の探査機を2機飛ばしているのだそうだ。やるな〜。

また,電波を音に変換する最も簡単な装置ということで,いわゆる鉱石ラジオをつくるプログラムもあった。オーロラも電波観測をするので,その関連。ダイオード,バリコン,クリスタルイヤホンの3つの部品と導線でつくったループアンテナで,電池がなくても聞こえるラジオができる。こんなラジオづくり,久しぶりだ〜。完成して外に出たら,ちゃんとラジオが聞こえてきた。

Img_3077_2 Img_3095_4 Img_3103_6

他にもたくさんの楽しそうな出展があった。来年必ず参加しようと決めたのが,ODAプレーン愛好会の「夏空に世界でひとつだけの紙飛行機を飛ばそう」。帰り際に,外で完成した飛行機を飛ばしているところを見たが,とってもよく飛んでいた。

そんなこんなで,予想どおり,いや予想以上の楽しいイベントだった。今の子どもたちは恵まれているよね。小学生のうちから,大学の研究者の話を聞いたり,大学の施設を使って勉強できるんだから。うちのこどもたちにもとてもいい刺激になったと思う。お父さんが学んだ大学で,お父さんが学んでいたサイエンスを体験させることができたというのも,お父さんとしては大満足。

来年もまた行くぞ〜!

« 2011年6月 | トップページ | 2011年8月 »

2016年12月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

Flickr

  • www.flickr.com
無料ブログはココログ