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2011年8月の4件の記事

2011年8月10日 (水)

JRC高校生トレセンメンバーが仮設住宅でお茶わん市を開催

※この記事の写真は拡大しません!

Cimg1965青少年赤十字(JRC)のトレセンが終わって3日後の日曜日,東松島市のグリーンタウンやもとの仮設住宅で,トレセンに参加した高校生たちが無料のお茶わん市を開催した。

このお茶わん市は,神戸から来たひまわりオジサンと,栗原市のNPO法人あづまーれの皆さんのサポートで実現した。

参加した高校生は,先日行われた2泊3日の青少年赤十字リーダーシップトレーニングセンター(トレセン)に参加したメンバーの一部で,石巻好文館,石巻商業,宮城水産,聖和学園,東北生活文化大学高校の生徒たち。この活動の発端は,トレセンで行ったワークショップである。

一つの班が,ワークショップの話し合いで,被災者の笑顔を集めて写真集をつくるという「笑顔・夢プロジェクト」という企画を生み出した。しかし,笑顔の写真を撮るには,何か笑顔になることがないと…。そう考えたときに,仮設住宅に入ったばかりの人に,ひまわりオジサンと一緒にお茶わんを配ったらどうだろうと思いついた。

ひまわりオジサンに相談したら,被災地に配るためのお茶わんはまだたくさんあって,ひまわりオジサンもその活動をサポートしてくれることになった。その班の中には,仮設住宅で暮らしている生徒がいたので,配布先はその仮設住宅にすることにした。実行する日は次の日曜日。トレセン終了間際にいろんなことがトントン拍子で決まっていった。

仮設に住む生徒は,帰宅してからさっそく,親に企画の内容を話し,自治会の人たちを訪ねて許可をもらい,掲示板に案内ビラをつくって貼り(上の写真),準備を整えた。

そして当日。

会場には,「笑顔・夢プロジェクト」を生み出したグループを中心に,他のグループのメンバーも手伝いに来て,みんなで汗を流した。

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食器がたくさんつまった段ボール箱を車から降ろして運び,いろいろな食器を出して仮設の皆さんにオススメし,新聞紙や空き箱などを片付け,食器をたくさん入れて重くなった箱をおばあちゃんの家まで運んであげて…と,若さを生かして伸び伸びと活動していた。

お茶わん市はたいへん盛況で,仮設住宅に住む皆さんがたくさんいらっしゃって,持ってきたほとんどすべてのお茶わんが1時間ほどで引き取られていった。きっとその晩から,高校生たちが配った茶わんが活躍していることだろう。

Cimg2025そして同時に,「笑顔・夢プロジェクト」のための笑顔の写真撮影もぬかりなく。笑顔の写真をたくさん撮れたようだった。お茶わん市が終わってから,仮設の集会場に移動し,プリンタですぐに印刷して集会場の壁に次々と張り出していた。

今回のトレセンメンバーは,トレセンの3日間で友情を育んで,とてもまとまりのある集団になった。「この仲間で1つのクラスならいいのに」という声が出るほど男女関係なく仲良しで,ほんの1週間ほど前まではお互いまったく知らない者同士だったとは思えないほど,今日も仲良く,楽しく,笑顔で活動をしていた。

青少年赤十字には「気づき,考え,実行する」という態度目標がある。トレセンのワークショップでは,苦しんでいる人の存在に気づき,自分たちに何ができるかを考えて,最終日に発表を行う。いつもなら,最後の「実行する」は,それぞれのメンバーが自分の学校に帰ってから行うということになるのだが,発表しっぱなしで「実行する」がないままになってしまうことも少なくない。

今回は,トレセンが終わって3日後に,ワークショップで計画した企画を,生徒たちは実行してみせた。その実行力がすごいなと思うと同時に,こういう機会を与えてくれたひまわりオジサンに感謝したい。生徒たちは,この体験から,きっと大事なことを学んだことだろう。

今回参加した高校生たちは,10年後に復興した宮城県を引っ張っていく世代の人たちだ。こうやって日曜日にみんなで集まって,地域のために,友人のために楽しそうに活動する生徒たちを見て,心から頼もしいヤツらだなと思った。宮城の将来をこの生徒たちに託したい。しっかり頼んだぞ!

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高校生・青少年赤十字リーダーシップトレーニングセンター(宮城)

8月2日〜4日の2泊3日の日程で,国立花山青少年自然の家を会場に高校生の青少年赤十字リーダーシップトレーニングセンター(トレセン)が行われた。参加した生徒は32名。その中には,今回の震災で津波の被害を受けた宮城水産高校,石巻商業高校,石巻好文館高校,石巻工業高校の生徒もいた。

平成6年から毎年指導者として参加しているが,今年は震災対応で日本赤十字社宮城県支部が大変なことになっているので,てっきり実施されないものと思っていた。ところが,日赤は「こんなときだからこそやる」と言って開催した。震災後のこの時期に,高校生の青少年赤十字(JRC)のメンバーが集って,2泊3日の時間を共にしたことには大きな意味があったと,トレセンが終わった今,しみじみと感じている。

トレセンの中の重要な活動にワークショップがある。5名程度の小集団に分かれて,身の回りにある問題点を一つ取り上げて,それをJRC活動でどのように解決していくかを話し合う活動である。話し合った成果はJRCの活動企画の形にまとめて,最終日に発表する。

指導者からテーマを与えるときもあれば,与えないときもあるのだが,昨年度は「津波」というテーマを与えて話し合いを行った。昨年度の開催場所は志津川自然の家だったので,ワークショップに先立って,志津川の海沿いの集落をグループごとに歩いて,津波の時の避難路を示す看板などを見学した。その集落は,311の津波で壊滅的な被害を受けた。

そんなこともあって,今回の震災後に行われるトレセンで「震災」を無視して進めるわけにはいかなかった。しかし,参加する学校の中には校舎が津波に襲われて被害を受けた学校もある。生徒の中には,自宅が流されて仮設住宅で暮らしている生徒もいる。そのような「災害まっただ中」の状況で震災をテーマにトレセンを行うことで,生徒の心の傷をさらに深くすることにつながらないか? そんなことを心配しながらの開催であった。

以下,私が印象に残った部分を中心に振り返る。

<アイスブレーキング>

毎年私が担当する,トレセンで一番最初の活動が,このアイスブレーキング。冒険の森で行う予定だったが,霧雨が降ってきて,会場をオリエンテーション室に変更。予定していた活動のいくつかを差し替えざるを得なくなり,私としてはちょっと残念なスタートだった。しかし,生徒たちの作文によれば,この活動によって緊張した気持ちから解放されて,トレセンの3日間に前向きな気持ちになれたようだ。

・キャッチ
・ラインナップ(今朝の起床時間,通学時間,寝る時間,ニックネームの50音)
・ネームトス(右左の人を覚えてシャッフル)
・カテゴリー(携帯のキャリア,学年,ワークショップのグループ)
・ミラーストレッチ
・道場やぶり
・ビート

<学校紹介と震災体験の共有>

P1000100_21日目の夜に,学校紹介と震災体験の共有の時間を持った。生徒たちがそれぞれの学校でどんなふうに震災を体験し,それを乗り越えようとしているか。その一生懸命さが発表から伝わってきた。生徒たちは互いに真剣に仲間の学校の話を聞き,私たちは生徒たちのそういう姿にジーンとするものを感じた。

生徒たちが震災体験をどう伝え,どう受け止めるのか。私たちは不安で一杯だったが,生徒たちの様子を見て,安堵すると共にやってよかったと感じた。また,今回のトレセンメンバーはいつも以上に仲が良くなって一体感のあるチームになっていったのだが,そのスタート地点がここにあったと,今,感じている。

<ひまわりオジサンの講話>

2日目の午前中に,ひまわりオジサンの名前で知られている,NPOひまわりの夢企画の荒井勣さんに講話をいただいた。ひまわりオジサンは,阪神淡路大震災のときに震災ボランティアをはじめ,以来,日本各地の被災地でボランティア活動をされている方である。今回の東日本大震災でも全国からお茶わんを集めて仮設住宅の被災者に無料で配布するという「お茶わんプロジェクト」に取り組んでいる。

今回のトレセンを「震災」に焦点を当てて進めるに当たって,ぜひ荒井さんに話をしてもらって,震災時のボランティアとは何なのかを生徒たちに感じてもらいたいと思った。人生をかけてボランティアに取り組むひまわりオジサンの話に,生徒たちは感銘を受けた様子だった。また,ボランティアを行うに当たって,発想力と実行力が必要だと思った生徒たちも多かった。講話の後,班ごとに感想を話してレポート用紙にまとめたものを紹介する↓。

P1000135 P1000136

・東日本大震災の被災地にお茶わん(食器類)を贈ろう!
 http://sphinx.cocolog-nifty.com/blog/2011/05/post-ff1f.html

<先見>

Img_2328今回の震災を体験して,身をもって感じたことの一つに,少し先の未来を見通すことの大切さがある例えば,支援物資は必要なものが刻々と変わっていった。今、必要なものが明日はいらなくなる。そのような状況の中で、必要になってから集めても意味がなくて,あらかじめ次を想定して集めておかないと役に立たなかった。

青少年赤十字のトレセンには「先見」という時間が朝一番の活動として設けられている。1日の最初に,これから起こる出来事について心の準備をしておくための時間である。今までは,生徒の個々の取り組みに任せていたところがあったが,私たちが震災で学んだのはこの「先見」の大切さであると気づき,今年はこの「先見」を生徒に意識的に伝えていこうと考えた。

そこで今回は,朝6時半に研修室に集合し,そこから施設周辺の自然のなかに一人で歩いて行き,誰ともしゃべらずに時を過ごすという活動にしてみた。みんな黙って思い思いの場所に歩いて行き,自然の中に佇みながら,自分に向き合っている姿が見られた(写真はその時に私が森で見ていた景色)。その後,トレセンのいろいろな場面で「先見」に関連付けて活動を進めることができた。荒井さんの講話の中にも,先を見て動く大切さについての話があった。最終日に書いた作文にも先を見る大切さについて触れた生徒が多く,生徒たちの心にしっかり刻まれたと思う。

<気づき,考え,実行する>

トレセン2日目から小グループに分かれ,「今,JRCができる震災ボランティア」というテーマでワークショップを行った。被災地の高校生として,またJRCの一員として,震災で苦しんでいる人にどんなことができるのかを考え,話し合った。JRCには「気づき,考え,実行する」という態度目標がある。ワークショップは,この「気づき,考え,実行する」を練習する場という位置づけである。

3日目に,話し合った成果の発表会を行ったときのこと。今年は話し合いの時間が例年より短かったこともあってか,発表内容のレベルがやや低かった。発表時間も与えられた時間の半分以下の班がほとんどで,すべての班が発表して講評を終えた時点で30分近く余っていた。そこで「今から20分の時間をあげるから,自分たちの企画内容についてもう一度考えて,修正点を模造紙に赤で書き入れてみよう」とやってみた。さらに残りの10分で各班から修正点の発表もしてもらった。

こういうやり方ははじめてだったが,これがとっても良かった! わずか20分の修正で,それぞれの班の企画内容が格段にレベルアップし,実現可能なものになった。生徒たちには「気づき,考え,実行する」ってこういうことだよ,と伝えた。

<ナイトハイク>

例年だと2日目の午後に,グループで野外を歩くフィールドワークを行うのだが,今回は震災をテーマにしていろいろ日程をいじったので,フィールドワークができなかった。その代わりに,2日目の夜に暗闇の森を歩く「ナイトハイク」をはじめて実施してみた。

ワークショップの班ごとに,ランタン1つと懐中電灯1つの灯りだけで,真っ暗な森を歩いてくる。迷ったりケガをしたりする生徒がでるといけないので細心の注意を払って実施したが,生徒たちには安全が守られすぎたようで,「もの足りない〜」と言いながら帰ってくる生徒が多かった。

それでも,森の中でライトをすべて消して,森の中から聞こえてくるいろんな音に耳をすませた経験が,とてもよかったと作文に書いた生徒がいた。生まれて初めてホタルを見たという生徒もいた。

<全体を振り返って>

そんなこんなで,いつも以上にあっと言う間の3日間が終わった。3日目には「みんなと分かれるのはさびしい」「この仲間で1つのクラスならいいのに」という声が聞こえてきた。トレセンの3日間を過ごすと,毎年必ず別れがたい気持ちになるものだが,今年の生徒は例年以上に3日間で結びつきを強め,仲よくなっていた様子だった。

きっと「震災」という非常時の中での3日間ということが,その理由の一つだろう。上に書いた活動以外にも,例えば救急法では三角巾で負傷者の手当をする方法を学んだ。震災の記憶の新しい生徒たちなので,いつも以上に熱心に取り組んでいた。

トレセンを行う前は,震災を話題にすることで,心の調子を崩してしまう生徒がでるのではないかと心配したが,生徒の様子を見ている限り,そのようなことはなかった。むしろ,震災という共通体験でみんながつながり,これから自分たちのできることをしっかりやっていこうという意欲が芽生えたようだった。

実は,このトレセンであるグループが企画した「笑顔・夢プロジェクト」という活動が,トレセンの3日後の日曜日に,東松島市の仮設住宅で実際に行われた。次の記事で詳しく書くが,そのプロジェクトには,企画したグループの生徒だけでなく,他のグループの生徒もたくさんサポートメンバーとして参加した。

2泊3日ともう1日のボランティア体験は,生徒たちにとってとても大きな学びの場となったと思う。この震災を体験した被災地の高校生たちが,これからどうなっていくのか,多くの人が注目していると思う。高校生は社会に影響を与える力を十分に持っている。この震災体験から何かを学んで,立ち上がってほしい。このトレセンがそのきっかけの一つになればうれしい。

体験ベースのクラスづくりワークショップ(1st Stage)

Mapws07317月31日(日)に,MAP研究会主催の教員向け講座「体験ベースのクラスづくりワークショップ」を開催した。教員経験が1年〜数年の若い先生(講師を含む)からベテランまで,20名の参加者が集まった。

このワークショップは,今回の震災を受けて急きょ開催されたものである。私たちのもとには,津波の被害を受けた沿岸部の学校で,特に若い先生がクラス運営に苦労しているという声が届いていた。津波の被災地では,二つの学校を一つの校舎に押し込めて学校運営せざるを得ない地域もあり,こどもたちも教職員も互いに疲弊していて,なかなかいつもどおりの穏やかな学校生活を送ることが難しい。

加えて,例年夏休みに行われている初任者の宿泊研修も今年は行われず,県の予算を復興に重点配分したために,教員のMAP研修会も今年度はまったく行われないということで,若い先生が悩みを分かち合ったり,ベテランの先生からアドバイスをもらうという機会も激減している。

そのような状況の下,MAP研究会が果たすべき役割があるだろうという話が6月の総会で持ち上がり,短い準備期間であったが,教員向けにMAPの講習会をすることになった。講習会の名称は「体験ベースのクラスづくりワークショップ」。今までの「MAP体験会」のような名前を敢えてつけずに,参加者に伝えたい内容をストレートに講習会名にした。

今回のワークショップのメインテーマはフルバリュー。児童生徒や担任の先生が,互いの存在や気持ち,考えを互いに尊重しあって,安心してその場にいられる教室をどうつくっていくか。これを1日の活動(体験)を通して学んでいくことにした。ワークショップのチラシには,次の3つのポイントを明記した。
・安心していられる教室をつくる
・互いに協力できる人間関係をつくる
・みんな笑顔で楽しめる活動の数々

互いに尊重しあって,安心していられる教室をつくるための手だてが「ビーイング」である。1日の活動時間を大きく3分割して,序盤はビーイングをつくるために必要な活動と雰囲気づくり,中盤はビーイングづくり,そして終盤はつくったビーイングを活用する方法を,それぞれ体験的に学んだ。

今回集まった参加者の集団が,そのままクラスのこどもたちの比喩となっている。参加者は個々のこどもたちがどんな気持ちで集団に参加しているかを自分の気持ちとして感じながら1日を過ごした。と同時に,1日の活動は,ひとつのクラスの1年の比喩になっている。10時にワークショップが始まったときは,互いに知ってる人が少ない「始業式」の頃。そしてお昼休みは「夏休み」。午後の活動が2学期,3学期で,活動が終わるときが終業式である。

【序盤の活動】
さて,序盤は互いに出会い,一人一人の名前や人となりを覚えながら,この集団での立ち位置を自分なりに探っていく時期である。

Img_3421 Img_3422 Img_3423

・キャッチ
・ラインナップ
・ネームスクランブル
・道場やぶり
・はい・いは・どん
・フープリレー
・デートの約束〜曜日でデート
・キーパンチ

と進んでいく。活動が進むにつれてどんどん気持ちがほぐれていき,キーパンチではいろんな意見が飛び交うようになってきた。

【中盤の活動】
集団で共通体験をある程度積んだところで,この集団のルールやマナーについて確認していく。一人一人の参加者がどんな気持ちで,今ここにいるのか。この集団にどんなことを望んでいるのか。言葉に出して,紙に書いて確認しあう。

Img_0635 Img_0639 Img_0643

・トレジャーハンティング
・ビーイング

今回のビーイングは,両手の形を書いて,左手の中に「学びやすい集団になるために自分がこうなりたいという目標」,右手には「そのために,今から自分がしていくこと」を書いてもらった。そして,みんなの手の輪の中に,「こんな集団になってほしい」「みんなにこうしてほしい」と思うことを書いてもらった。

手の型を取ってねというと,皆さん紙の端っこに手を並べようとする。それが,ちょっとした一言をもらうことでその呪縛から解かれて,写真のように躍動感のあるビーイングになっていった。

【終盤の活動】
ビーイングができたら,あとはそのビーイングを使いながら,さらに育てていくという体験である。

・Zoom/Re-Zoom
・エブリバディ・アップ

Re-Zoomの活動を「互いに見せてはいけない」というルールで取り組んだとき,どうしてもうまくつながらない小集団ができた。その場面で,参加者は全員で輪になって,互いに自分の持っている情報を伝え合った。全員の情報を共有した結果,その小集団のつながる場所が見えた。これはビーイングに書いた「みんなで!」という言葉が生きた場面だった。

また,二つの活動が終わってから,みんなでビーイングの周りに集まって,活動について話し合った。その中からいくつかのキーワードを,ビーイングに追加した。

【まとめ】
まとめは,1日の活動を通して学んだことを,自分の学校や教室に持ち帰るための時間である。1日の活動をしただけでは,教室にうまく持ち帰ることは難しい。活動の意味や自分の気持ちの変化などを振り返り,自分のクラスの状況と結びつけながら考えることで,どうやって持ち帰ったらいいかが見えてくる。

・振り返り(今日の気づきと学び)1人で考えてプリントに記入→3人組で話し合って共有
・プチ講座(フルバリュー/体験学習サイクル/チャレンジバイチョイス)
・フルバリューカードでひと言
・ヒューマン・チェア

4時半までの講座だったが,終了時間を30分もオーバーしてしまった。それでも,フルバリューカードの中から自分の気持ちに合った写真を1枚選んで,今の気持ちを発表してもらったときに,今回のワークショップをやって良かったと強く感じた。と同時に,こどもたちや先生が大変な日常を過ごしているんだなと,あらためて感じさせられた。

今回のワークショップは,PAJのはるみちゃんに全面的にスーパーバイズをいただいて行われた。また,東京都の派遣教員として南三陸町の入谷小学校の支援に入ってくれていたKAIさんには,私たちと一緒にファシリテーターとしてワークショップをつくっていただいた。さらに,玉川大学で冒険教育の研究をしているりょうちゃんも,このワークショップのために東京から来ていただいて,はるみちゃん,KAIさんとともに準備過程から3日間を共に過ごした。多くの方々の支援があって,ワークショップを開催することができた。この場を借りて皆様に感謝を申し上げます。

2011年8月 9日 (火)

月山トレッキング(姥ヶ岳〜牛首)

帰省2日目,今日は午前中がいい天気の予報だったので,計画にはなかったが,おじいちゃんと私とこどもたちで月山に山歩きに行くことにした。山歩きの用意はまったくしていなかったので,月山に行くには若干軽装過ぎる出で立ちではあるが…。

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今回のトレッキングコースは,姥沢登山口→月山ペアリフト→姥ヶ岳(うばがたけ)山頂→金姥(かなうば)→柴灯森(さいとうもり)→牛首(うしくび)→月山ペアリフトという周回コース。駐車場から出発してゴールまで,子どもの足で3時間のコースだった(昼食込み)。

姥沢駐車場に車を駐めて道路を少し登っていくと,姥沢登山口がある。ここで大人200円の月山環境美化協力金を支払って入山。さらにもう少し登ると月山ペアリフト下駅に着く。ここで往復チケット(大人1,000円,こども700円)を購入してリフトに乗った。リフトは結構長かったけど,途中,娘の手にトンボがとまったりなんかして,飽きずに上駅へ。

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さっそく姥ヶ岳の山頂をめざす。いきなりちょっと急な坂が続いた。こどもたちは元気に登るが,大人はゼーゼー。姥ヶ岳の山頂からは天気がいいと鶴岡の街並みが見えるらしいが,今日は鶴岡方面から雲が次々と上がってきて,視界は真っ白。おじいちゃんが「ほら,雲が下に見えるよ。今,雲の中にいるんだよ」というと,娘が驚いて「雲の上って空気がないんじゃないの?」と。もしかして,このシーンは彼女にとって一生忘れられないシーンになったかも。(笑)

登山道の東側の斜面には時折日が差して,緑がキレイに輝いていた。その緑の中に木道が見える。あれが帰りに歩く道。

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姥ヶ岳から少し下ってまた登る。登り切ったところが柴灯森(さいとうもり)。

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柴灯森からもう少し先にいくと,今回のゴールである牛首に出る。木のベンチがあるので,そこに座ってお弁当を食べた。

月山の山頂は,ここから急な坂を30分程度登ったところにある。今日は出る時間が遅くなってしまったので,山頂をめざすのはあきらめた(装備も貧弱だし…)。娘はおじいちゃんが持ってきた双眼鏡で,あっちをみたりこっちをみたりして楽しんだ。

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ひと休みしたら,牛首から下って月山ペアリフト上駅へ。雪渓のわきを通る。雪渓からは湯気が出て,その下から沢がわき出してくる。これ以上高いところに水源はないので,この沢の水はすべて雪渓が解けたもの。けっこうな水量だな〜。触るととても冷たかった。

今日は下界は30℃以上の真夏日だが,ここ月山の山頂付近は,少し風が吹くと涼しいを通り越して寒いくらい。下りたくないな〜という気持ちだった。

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夏の月山といえば高山植物。ニッコウキスゲがたくさん咲いていた。他にもチングルマやミヤマリンドウも見た。他にも名前の分からない,きれいな花がたくさん咲いていた。

しかし,こどもたちもだいぶ体力がついたものだ。おじいちゃんと一緒に山歩きをする機会も,あと何回できるかという状況だけど,こうやって一緒に登って山歩きの楽しさをたくさん味わってほしい。

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