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2012年7月の1件の記事

2012年7月28日 (土)

具体的な方法より前に価値感を共有する

講演会や研修会で一番伝えたくて一番伝わらないのが,価値感かもしれない。

うちの学校で夏休みに入って2つの研修会があった。一つは「分かって動ける授業づくり」で有名な藤原先生が校長先生をしている筑波大学附属大塚特別支援学校の安部先生の講演,もう一つはTEACCHについての講演(こちらは出張で聞けなかった)。

安部先生の講演は,私たちが2年前に取り組んでいた研究とシンクロするところが多く,心の中で何度も膝を打ちながら聞いていた。こどもたちが授業の中で分かって動けること,自閉症の人の文化を尊重して共存すること。これらのことは,そういう価値感をもっている人には言われなくても自明のことなんだけど,どうも周りを見渡していると,そういう発想のない人が少なくない。

MAP(みやぎアドベンチャープログラム)にしても,こどもたちの体験から学びを引き出していくとか,多様性を大切にしながら集団として機能させていくということは,私たちからすると当たり前のことなんだけど,これが意外なほど通じないことが多い。

講演会や研修にあるのは具体的な方法で,そのベースとなる価値感は,講演や研修の深層を流れている。もともとそういう価値感をもっている人のアンテナには引っかかる。でも,そういうアンテナを持っていない人は,自分の力でそれを掬い取ることができないのかもしれない。

何日も何時間もかけて具体的な方法を研修しても,価値感が共有できないままだと,結局身に付かない。逆に,価値感をしっかり共有できれば,具体的な方法は自分から学びたくなるんじゃないだろうか。

でも,価値感を共有するってムズカシイ。どうすればいいんだろう。

リッツカールトンのクレドと,クレドを使った毎朝のミーティングは,一つの参考になりそうだ。でも,講演会や研修会という1回きりの機会ではそういう方法は使えない。ワールド・カフェはどうだろう。これなら1回の研修でもなんとかなるか。

教師として大切にしていることは?
教師をしていてうれしいと感じるときは?
こどもたちが伸びるのはどんな授業?
こどもたちが幸せな人生を送るために,今必要なことは?

明日の日曜日,MAP研究会では「体験ベースのクラスづくりワークショップ」という研修会を行う予定だった。しかし,参加者がグループワークをするだけの人数に達しなかったので中止となってしまった。先日の初任研でも宣伝したのだけど,結局,初任研のMAP体験会を受けて参加申込みをしてくれた人はいなかった。「価値を伝える」とか「価値感を共有する」ということに,もっと気を配るべきだったと今,感じている。

でも,2時間に満たない体験会で,価値感の共有は至難の業だよね〜。2泊3日の初任研の宿泊研修の中の,せめて1日目の午後全部をMAPにやらせてもらえないかな…。

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