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2011年12月26日 (月)

Lion「再ログイン時にウインドウを再度開く」のチェックボックスをAppleScriptで自動的に外す

【追記2】---
OS X 10.7.4 のアップデートでこの件が解決したようです。チェックボックスを一度はずせば,常に外れた状態になっています。これにて一件落着ですね!

【追記2ここまで】---

【追記】---
この記事のコメント欄で,通りすがりさんに教えていただいた方法で,私の OS X Lion はこの件に関して正しい反応を示すようになりました。まあ,結局「ちょっと触れたくない」と書いたターミナルを使った対処になりましたが,とても快適です。通りすがりさんに感謝!

> ターミナルから以下の行を入力します。
> sudo defaults write NSGlobalDomain AppleKeyboardUIMode -int 3

https://discussions.apple.com/thread/3672046?start=0&tstart=0

【追記ここまで】---

OS X Lion でシステム終了や再起動をさせるときに,「再ログイン時にウインドウを再度開く」のチェックボックスが必ずチェックされた状態で表示される。

普通,再起動やシステム終了をするのはマシンをクリーンな状態に戻したいときなので,このチェックマークは必ずポチッと押して外すことになるのだが,それが毎回となるととても煩わしい。にもかかわらず,これを通常オフにするのはなかなか難しいらしく,ネットで紹介されているのは「ターミナル」というUNIXコマンドを打ち込むアプリで行う,私にはちょっと触れたくないやり方だけ。

ところが,Applescriptを使って自動的にチェックを外す方法を紹介したページがあった。

これがやってみると大変簡単で,しかも便利なので,こちらでも紹介したい。

Lion OS停止時に「ウインドウを再度開く」のチェックを外す方法
http://blog.livedoor.jp/iblossom/archives/53021056.html
Macとかiphoneアプリ開発とか

1)こちらのページに書いてあるアップルスクリプトをコピーして,「Applescript エディタ」というアプリ(アプリケーションのユーティリティーフォルダの中にあるでしょう)を立ち上げたら,そこにペーストする。

2)「システム終了」などの名前で保存する。その時,私の場合はファイルフォーマットを「スクリプト」ではなく「アプリケーション」にして,アプリケーションフォルダに保存した。

3)そうすると Launch Pad に出てくるので,アクセスしやすいように Launch Pad の1ページ目に持ってくる。

Launch Pad で「システム終了」スクリプトを選ぶといつものウインドウが現れ,自動的にチェックが外れてくれる。

また,どうせなら再起動の時も同じようになってほしいと思って,再起動バージョンもつくった。これは,1行目の「«event aevtrsdn»」を「«event aevtrrst»」に変えるだけでOK。

これでとっても快適になった〜♪

(補足)
以前は,「システム終了」や「再起動」のウインドウが出たらスペースキーを押すことでチェックが外れていた。それでまあ納得していたのだが,OS X Lion を再インストールした後からこの技が使えなくなってしまった。(システム環境設定でフルキーボードアクセスの適用範囲を「すべて」にしているのに,スペースキーを押してもチェックが外れない)
理由は分からないが,おかげでAppleScriptでチェックを外す方法を知ることができたので,これで良かった。

2011年4月 9日 (土)

GraphicConverterで画像を立体的に回転させる(3D回転)

写真や画像をちょっと斜めから見たように回転させたいと思った。画像の左側を大きく,右側を小さくすると,右側を奥に押して回転させたように見える。例えばこんな感じ。

Sample

ちょっと試行錯誤したところ,手持ちの GraphicConverter でできることが分かったので,備忘録をかねて書いておく。ちなみに上の画像は,本の表紙の2次元画像を GrapicConverter で3D回転させてから,左側に厚みの部分の絵をくっつけて作ったものだ。

1.回転させたい画像を GraphicConverter で開く。
2.Filter メニューから「Core Image Filters...」を選択。
3.画像の右に出てくる選択肢の中から「Geometry Adjustment」の三角印をクリック。
4.出てくる選択肢の中から「Perspective Transform」を選択。
5.四隅のハンドルを適当にドラッグして,画像をいい感じに変形。
6.満足したら「Apply」をクリック。
7.保存する。

jpeg画像だと変形によってできた透明部分が保存できないので,私の場合はpng画像にしている。

2010年9月18日 (土)

円高でラッキー:VirusBarrier X6 購入

普段の生活で円高を感じることはないが,ドル建てで買い物をすると,ちょっとうれしい事態になるね〜。

先ほど,VirusBarrier を X5 から X6 にアップグレードしたのだが,Intego社の英語サイトでお値段は$29.95。これが実際に日本円で支払うと2,562円になる。割り算をすると1$=85円ちょっと。

正規のアップグレード価格は$34.95なんだけど,体験版を申し込むと$5のディスカウントコードをもらえる。それで$29.95になる。だから,購入前に体験版を申し込むのを忘れちゃダメ。

ちなみに,同じIntego社の日本語サイトのアップグレード価格は4,800円なので,2,000円以上お得なのだ。信じられない!

ところで,今まで VirusBarrier X5 でガマンしてきたのに,どうして X6 にアップグレードしたかというと,X5 が異常にメモリを喰うことに気づいたから。最新の MacBook Pro を使っているのに,全体的に動きがもっさりしていておかしいなと思っていたんだけど,今朝,起動直後にアクティビティモニタを起ち上げたら,あらビックリ。4GBのメモリを積んでいるのに,空きメモリが数百MBしかないんです。起動直後なのに…。(起動時にいろいろアプリを起ち上げているけどね)

で,何がメモリを喰っているかを見てみると,virusbarriers というプロセスがいくつも起ち上がっていて,合計したらなんと使用メモリが1GBを超えているではないか。そんなバカなと,Google でいろいろ調べてみると,どうやら X5 にはメモリをバカ食いする性質があることが分かった。

最新版の X6 がどうなっているのか,調べても確証が得られなかったので,体験版を申し込んでインストール。そうしたら見事に使用メモリが減り,マシン起動直後の空きメモリも2GB近くまで激増した。全体的なマシンの動作もキビキビするようになった。

起動直後の空きメモリのあまりの少なさに,当初は MacBook Pro の搭載メモリを4GBから8GBに増やそうかとも思ったが,それには2万円少々かかる(それでも昔に比べると超安い)。今回は,X6 へのアップグレードでガマンすることにしよう。2,500円で2GBのメモリを買ったと思えばいいか…?

2010年8月30日 (月)

Mac で地デジから録画した DVD を見る

昨日,必要に迫られて,録画した地デジのテレビ番組を DVD-R に落として見ようとしたのだが,見られなかった。

テレビをほとんど見ないので今まで気付かなかったが,どうやら Mac で地デジ録画DVDを見るのは簡単ではないらしい。MacにはCPRMという地デジのコピープロテクトに対応したビューワーがないのがその理由。一方,WindowsにはCPRM対応のビューワー(プレーヤー・ソフト)が複数存在するらしい。

どうにかして Mac で見たいので,ウェブサイトをいくつか調べて,HandBreak や MPEG Streamclip などで変換を試みたが,うまくいかなかった。

そこで,しかたなく最後の手段。Parallels で Windows 7 を立ち上げて,Windows 上で CPRM対応のソフトを使って見ることにした。でも,ちゃんと見られるのだろうか…?

その際の不安は,下記の3点だった。

1)自分の Mac の DVD ドライブが,そもそも CPRM に対応しているのか
2)Parallels という仮想環境でも視聴できるのか
3)視聴できたとして,実際,動画が滑らかに表示されるのか

1)については,「DVDドライブCPRMチェッカー」というのを見つけて確認した。結果はOK。

DVDドライブCPRMチェッカー
http://www.pixela.co.jp/products/...(以下略)

次に,あまり高価ではない CPRM対応ソフトを探し,ソースネクストの PowerDVD EXPERT 3 というソフトを見つけた。ダウンロードで 3,580円。

PowerDVD EXPERT(このページは Mac の Safari ではうまく表示されない)
http://www.sourcenext.com/titles/hob/116710/

ソースネクスト、DVDの1080p再生対応「PowerDVD EXPERT 3」
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20100603_371899.html

このソフトに決めたのは,こちらの記事で。

Mac: iMac 上の Windows 環境で CPRM ディスクを再生する
http://blog.manabii.info/2007/01/mac-imac-windows-cprm.html

インストールして,恐る恐る DVD を入れてみたら,ちゃんと番組が見えている!
ということで,2)の不安についてはクリア。

3)の不安についても,再生がカクカクしたり,音が途切れたりすることもなく,スムーズに表示できている。さすがに,同時並行で別なソフトで動画処理をしたりすると音飛びが生じたが,見るだけなら十分使えることが分かった。しかし,この点はそれぞれの再生環境で異なると思うので,私の再生環境を書いておこう。

MacBook Pro(Mid 2010)Intel Core i5,メモリ4GB
Parallels Desktop for Mac 5.0
Windows 7 Professional
PowerDVD EXPERT 3

ちなみに,Parallels の PowerDVD で再生している画像を,Snapz Pro X というキャプチャーソフトで動画キャプチャーしてみたが,使える程度にキャプチャーできた。番組の一部分を Mac で見たいという場合,こうしてキャプチャーしてしまえば,いちいち Parallels を立ち上げなくても再生できる。

Snapz Pro X
http://www.ambrosiasw.com/utilities/snapzprox/

2010年7月11日 (日)

iPod touch の写真アルバムから写真を取り出す方法(Mac)

自閉症の人のコミュニケーションを支援するアプリ「Voice 4u」の作者・久保さんから,うちの生徒に使ってほしいと1台の iPod touch を託された。

その iPod touch の写真アルバムの中に,Voice4u の画像データが収録されているのだが,自分の iPhoto とシンクロさせるとこのデータが全部消えてしまうので,シンクロさせる前にデータを取り出そうと考えた。

始めは iTunes の設定画面で「ディスクとして使用する」にチェックマークを入れて,Finder から画像データを取り出そうと考えたのだが,そう甘くはなかった。iPod touch は,そのような設定ができないようになっているのだ。

いろいろ調べて,いくつかのソフトを組み合わせることで無事取り出すことができたので,備忘録もかねて書いておく。なお,使ったのは iPod touch(第3世代)と MacBook Pro(mid2010)である。

1.iPod touch をディスクとしてマウントする

まず始めに,iphonedisk というソフトをインストールして,iPod touch をディスクとしてマウントする。なお,このソフトをインストールする前に,macfuse のインストールが必要。

<参考>
【コラム】OS X ハッキング! 246 小さなOS X「iPod touch」をあれこれイジる(1)
iPod love iPhone/touchをディスクとしてマウントする

2.マウントした iPod touch から ithmb という拡張子のファイルを見つける

マウントした iPod touch の中を見て,フォルダーの階層を Photos>Thumbs と掘っていくと,ithmbという拡張子のついたいくつかのファイルが見つかる。その中の一番大きいやつが,たぶんお目当てのデータだ。それを,念のためパソコンのデスクトップにコピーする。

<参考>
へぼの壺 iPhoneの写真をPCにコピーする

3.Keith's iPod Photo Reader をインストール

ithmb ファイルを画像データに戻すために,Keith's iPod Photo Reader をインストールする。

<参考>
iPod Club - iPod→パソコンに写真転送出来ますか??

4.Keith's iPod Photo Reader を正しく設定する

これがうまくできれば画像がゲットできるのだが,私はあやうくここで挫折しそうになった。標準の設定で ithmb ファイルを読み込むと,砂嵐のようにしかならず,画像として認識されないのだ。

README には 画像のサイズやらデコード設定を適当に調整してねと書いてあるらしいので,iPod touch の写真を1枚,パソコンにメールしてサイズを確認した。そうしたら,640X480だったので,Keith's iPod Photo Reader も同じように設定。

そうしたら,なにやら画像らしきものが浮かび上がったが,まだきれいな画像にはなっていない。結局,デコード設定を上から8番目の「16-bit RGB」にして,さらに「Flip Endian」にチェックマークを入れたら,やっときれいな画像になった。

その状態で,Open All Images in File のボタンを押すと,すべての画像がきれいに表示された。File メニューから Save all images ... を選んで,すべての画像を保存できた。

5.ファイル形式を PICT から JPEG に変更

しかし,保存されたデータは PICT ファイルだった。まあ,そのままでも良いのかもしれないが,私は GraphicConverter のバッチ処理で,すべて JPEG にして保存し,それを自分の iPhoto に読み込んだ。

以上。まあ,まったく分からないところから,比較的短時間で正解にたどり着いて良かった。

2010年4月29日 (木)

MacBook Pro (Mid 2010)のスピーカーは音が右に偏る

快適に使っている MacBook Pro Mid 2010 だが,ひとつ気がかりなことが…。

本体スピーカーで音楽を聴くと,定位が明らかに右に偏って聞こえるのだ。自分の耳が悪くなったのかと思って,旧MacBook Pro を横に並べて同じ曲を鳴らしてみても,やはり新型の方はボーカルの声やドラムの音が右寄りから聞こえてくる。ヘッドホンで聴くとまったく問題なく,真ん中から聞こえてくる。

本体スピーカーのバランスが悪くてもそれほど支障はないのだが,もし直るなら直してほしいと思って,今日,AppleStore の Genuis Bar を予約して行ってきた。

で,結論から言うと,新型の MacBook Pro はこういうものだということ。AppleStoreに展示してあるものも,まったく同じような聞こえ方だった。

2ちゃんねる情報によると,どうやらサブウーハーが本体の右側に配置されているために,そのように聞こえるらしい。確かに左側のスピーカーの音は,中低音部が聞こえなくてシャリシャリした軽い音なんだよね。

理由は分かったけど,う〜む,イマイチ釈然としないものがあるな〜。

本体をちょっと離すと真ん中から聞こえるようになるから,まあいいか〜。でも,そうするとキーボードに手が届かないんだよね。そんなわけで,この文章は Bluetooth の Apple Wireless Keyboard で入力してみた。

2010年4月24日 (土)

MacBook Pro (Mid 2010):新しいパソコン購入

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我が家の財務大臣の許可が下りて,新しい MacBook Pro を買った ♪

本当は,先日受講した PECS 2days のことを書かなくてはいけないのだが,MacBook Pro のほうを先に書いてしまう。

さて,この MacBook Pro,4月13日に発表されたばかりの新型だ。いくつかオプションが選べるが,私の購入したものは次のとおり。

・15.4インチ(1680×1050ピクセルの非光沢)スクリーン
・2.4GHz Core i5
・4Gバイトメモリ
・320GバイトHDD

非光沢の高解像度スクリーンは+15,000円のオプションだが,つけて正解。職員室で使っても蛍光灯の映り込みは全くないし,窓に背を向けて使っていてもあまり気にならない。その上,ドット数が上がっている分,広い面積を一度に見ることができる。一度これに慣れてしまうと,今まで使っていた MacBook Pro の画面(1440 × 900 ピクセル)が狭く感じてもう戻れない。LEDのバックライトも私は初めてだが,白がきれいでいいな〜。

本体の見た目もしっかり美しい。継ぎ目のないアルミ削り出し,液晶を閉めたときの表面の曲線など,見ているだけでうれしくなる。

ところで,私の Mac との出会いは1987年,大学の研究室にやってきた Macintosh Plus だ(もう23年前になる)。フロッピーディスク1枚にOSとエクセルが入るという,今では考えられないようなシンプルなもの。それでも,当時のMS-DOSとは比べものにならない使い心地の良さだった。OSもアプリケーションも全部英語版で説明書もなかったが,試行錯誤しながら使っているうちにすぐに使えるようになった。卒論のデータ処理はすべてこの Macintosh Plus でやったなぁ。

自分で購入したのは就職してから。初めて買ったマックは Macintosh Classic II 。その後,数年に一度買い増している。記録も兼ねて年表にしておこう。

1991 Macintosh Classic II(68030 16MHz)白黒一体型,初Mac!
1993 PowerBook 145B(68030 25MHz)初PowerBook!メモリはRAM Doublerで8MBに。
1995 PowerBook 5300cs(PowerPC 100MHz)初PowerPC,初カラー!
1996 Performa 5420(PowerPC 120MHz)
1999 PowerBook G3 Bronze keyboard (PowerPC G3 333MHz)
2001 iBook Dual USB(PowerPC G3 500MHz)
2002 PowerBook G4/667(PowerPC G4 667MHz)
2006 MacBook Pro(early 2006)(Intel Core Duo 1.83GHz)初代 Intel Mac!
2006 MacBook(Intel Core Duo 1.83GHz)
2010 MacBook Pro(Mid 2010)(Intel Core i5 2.4GHz)

今回は,「Mac と iPod を買うと,iPod 分が戻ってきます」というキャンペーンを利用して,iPod nano も同時に購入。購入時には iPod の金額も支払うが,あとでその分がキャッシュバックされる。色は迷ったが,ブルーにした。こちらもとても美しい。

最後におまけの写真はうちのチョコ。MacBook Pro の入っていた段ボール箱にすかさず滑り込む。

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※こちらの続編もぜひお読みください。
MacBook Pro (Mid 2010)のスピーカーは音が右に偏る
http://sphinx.cocolog-nifty.com/blog/2010/04/macbook-pro-m-1.html

2010年4月 5日 (月)

時事通信に Voice4u の記事(自閉症の人のための会話支援ソフト)

私も日常的に使っている Voice4u という iPhone/iPod touch のアプリの話題が,時事通信に掲載されている。

自閉症向け会話ソフトが人気=実体験踏まえ日本人主婦が開発-米
http://bit.ly/dwC8Rp

自分のブログでも早くしっかりと紹介したいと思いながらも,なかなか書けずにいる。というのは,私の使い方はこのアプリの本来の使い方とちょっと違うような気がするから。

このアプリの本来の目的は,自閉症の本人が周囲に伝えたいことをこれで伝えるというもの。でも,私自身は自閉症の本人ではないので(多分にその素質はあると思うが),私が使う場合,自閉症の生徒に「私の」言葉として何かを伝えるときの支援装置になる。こんな書き方で伝わるかな。

自閉症の生徒に絵カードを示してこちらの意志を伝えることがあるが,私の Voice4u の使い方は,その絵カードがわりだ。例えば,「着替えに行こう」とか「グラウンドでマラソンをしよう」みたいなことを話しかけるときに,一緒に iPhone で Voide4u に登録したジャージの写真や,グラウンドでその生徒が走っている写真を見せるのだ。そうすると,その生徒は iPhone に手を伸ばしてきて写真にタッチする。そして iPhone から「きがえ」「まらそん」と聞こえてくるのを確認して,ニヤッと笑い,動き出す。自発語のない,知的にはかなり重度の自閉症の生徒である。

Voice4u にはたくさんの言葉と絵が始めから入っているが,iPhone で写真を撮って簡単に新しいものを追加することができる。指導中に「あ,これがほしい」と思ったときにすぐに追加できるのは大変便利だ。

昨年度のクラスでは,もう一人自発語のある自閉症の生徒がいて,この生徒には絵カードの携帯ブックを持たせていた。言葉はあるが自分から意思表示ができないと申し送られた生徒だが,絵カードを持たせたらあっと言う間に自発するようになった(言葉がある自閉症の生徒に絵カードを持たせるという発想は,残念ながらこの業界でまだ一般的ではない)。本当は,その生徒自身に iPhone を持たせたいのだが,自分の iPhone を貸すわけにもいかず,そのままになってしまった。生徒が使ったことのない段階で,お母さんに「iPhoneとVoice4uを両方買ってね」とお願いするのもちょっと…と思うので,ソフトバンクの孫さんが Voice4u と iPhone を半年ぐらいでいいので無料で貸し出してくれることを期待したい。

※Voice4u を使っている自閉症青年が登場する,こちらの動画も合わせてどうぞ!

"自閉症" - 一人の青年の記録 - "シリアスベービー"
http://www.youtube.com/watch?v=_Go_Ibdu2TM

2010年2月11日 (木)

カーソルの形を変えて,パソコンの画面で長い文章を快適に読む

ダイアログ Bar を主宰する西村勇也さんがつくった「ワールド・カフェの準備と手順マニュアル」というPDF書類を読んだ。新たな視点が得られてとてもワクワクしたのだけど,それは別な記事に書くことにして,この記事ではパソコン上でちょっと長い文章を読みやすくする工夫を紹介してみたい。

パソコン上で字面を追って長い文章を読み進めるのは,私にとってはけっこう心理的に負担が大きいのだが,皆さんはどうだろう。その負担の大きさは,1行読み終わってから次の行に読み進めるときに,目の置き位置が分かりにくいからだと思う。ウェブ上の記事では多くの場合,段落ごとにちょっとした隙間ができるため,その隙間を手がかり(目がかり?)にできるのだが,PDF書類のように紙に印刷したように表示された書類にはそのような隙間はないのが普通だ(私は印刷物も隙間ができるようにワープロソフトを設定しているが)。

そんなわけで,次の行に目を移すときに分かりやすくする方法はないかなと考えて,ちょっとしたことを思いついた。紙に印刷された文章を読むとき,しおりを横にして読んでいる行の下に置いて1行ずつずらしながら読み進めることがある。カーソルの形を変えるソフトを使って,カーソルを横線のように表示できれば,それに似たような仕組みにできるではないか!

私のマックには,カーソルの形をいろいろ変えることができる PinPoint というソフトが入っている。そのなかから,Full Screen Crosshair というスクリーン全体に伸びる十字線のカーソルを選んで,「ワールド・カフェの準備と手順マニュアル」を読んでみた。これはなかなかイケるアイディアだった。読んでいる文章の中身がよかったからということももちろんあるが,視線が迷子になることなく,気持ちよく読み進めることができた。

ちなみに,読んでいるときの画面はこんなかんじ。表示されている書類は「ワールド・カフェの準備と手順マニュアル」ではなく,特別支援学校学習指導要領解説<自立活動編>である。クリックで拡大する。

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とても快適だったので,途中から iPhone の Air Mouse Pro というユーティリティを起動させて,十字線の移動やページめくりは iPhone の画面で操作してみた。パソコンをちょっと向こうに押しやり,書類をパソコンの画面いっぱいに拡大表示して,操作は手元の iPhone で。珈琲を飲みながら優雅な読書タイムとなった。これは快適だ!


2010年1月31日 (日)

Order of magnitude で比較するという感覚

Twitter で ソフトバンクの孫正義さんのつぶやきをフォローしている。昨日の,30年後のパソコンの性能を予測するという話の文脈で,こんなことをおっしゃっていた。

自転車と新幹線の速度差は、わずか20倍。速度の想定が100倍違うと「何がやれるか」が異なる

つまり,将来のパソコンの性能をできるだけ正確に予測しないと,事業の計画は立てられないというわけだ。

自転車と新幹線の速さが20倍しか違わないというのは,ちょっとした驚きだ。でも,自転車がだいたい時速15km,新幹線が時速300kmだから,確かに20倍だよね。ちなみに徒歩は時速4kmぐらいだから,だいたい新幹線は徒歩の100倍。

 徒歩:  4km/h →10の0乗
自転車: 15km/h →10の1乗
新幹線:300km/h →10の2乗

それぞれの速さの桁数だけ考えていくと,このようにだいたい10倍ずつになっている。こうやって桁数の違いで比較していくときに,order of magunitude という言葉を使ったりする。しばらく忘れていた言葉だが,孫さんのつぶやきを読んで久しぶりに思い出した。

この order of magnitude という言葉は,大学や大学院で鉱山の研究をしていたときに,指導教官だった大本教授からよく言われていた言葉だ。

例えば,ある鉱山の銅の埋蔵量が100万トンぐらいあったとする。この銅がいったいどこからやってきたのかというのが,鉱山の研究のひとつのテーマとなる。考えられる答えは3つぐらいあって,地下のマグマ,周囲の岩石,海水のどれかだろうという予想はすぐに立つ。

そこで,いろんな証拠から考えて,おそらく周囲の岩石に含まれていた微量の銅が,マグマの熱によって生じた熱水循環によって溶かされ,今の場所に集められたという仮説を立てる。

そのときに,まずは桁数のレベルでその仮説に矛盾がないかを検討するのだ。熱水が通過したと思われる岩石の体積を,だいたい5km平方×深さ5kmと想定すると,体積はだいたい100立方kmとなる。鉱山周辺の岩石にもともと含まれていた銅の量が100ppmだとすると,100立方kmの岩石に含まれる銅の総量はだいたい3000万トンになるはずだ。

そうすると,周囲に存在する銅のほぼ10%を集めてくれば,その鉱山ができるということになり,order of magnitude のレベルでは,今の仮説でそれほど違和感がないということになる。これがもし,周囲の岩石の銅をすべて集めても足りないという計算になれば,何かがおかしいと言うことだ。

こんなふうに,おおざっぱに計算しながら桁数で比較していくことで,大まかに量的関係をとらえることができる。しばらく忘れていたけど,こういう思考はけっこう便利なので,ちょっと忘れないようにしようと思った。

より以前の記事一覧

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