科学

2009年11月14日 (土)

科学もいらない!—事業仕分けは「木を見て森を見ず」

今度は科学予算。

事業仕分け 科学予算バッサリ、毛利館長も防戦
http://www.asahi.com/politics/update/1113/TKY200911130413.html

 政府の行政刷新会議は13日の「事業仕分け」で、学校での理科教育の充実から、次世代スーパーコンピューターまで、科学技術関連事業の大幅な削減を求めた。前政権までは「技術立国」を掲げて巨額の国費を投入してきたが、仕分けでは「聖域」なくムダ削減に取り組む姿勢を示した。

理科教育の充実やスーパーコンピューターは無駄なのか!?
あーびっくり!

民主党の言う「コンクリートから人へ」ってどういう意味なんだ?
資源の乏しい日本がこれまでやってこれたのは,最先端の科学技術と高い学力,そして国民の勤勉さがあればこそでしょう。理科教育にかけるお金を無駄扱いするとは,理系出身の鳩山総理大臣も同意することなのか。

これから人口が減り,さらに高齢社会になっていく日本をどんなふうにしていきたいのか。事業仕分けからその方向性を感じとることができない。まあ「聖域なし」と言っている時点で,すでにダメだよね。聖域なしということは優先順位もなしということだから。

しかしグランドデザインもないところで,どうして個々の案件の要不要が判断できるんだろう。こういうのを「木を見て森を見ず」と言うんだろうな。どういう森に育てたいのか,そのイメージもないところで,「この木は切る」とか言ってるんだから。もっと遠くを見て仕事をしようよ。レベルが低すぎるぞ。

【事業仕分け】最先端科学も“敗北” 「スパコン世界一」を否定 ノーベル賞受賞の野依氏憤慨
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/091113/stt0911131914010-n1.htm

次世代スパコンは最先端の半導体技術を利用。ウイルス解析や気候変動問題のシミュレーションなど広範な研究での活用が期待されている。「1秒あたり1京回」という計算速度が売りで、現在、世界一とされる米国製の10倍の速度になる算段だ。平成24年度から本格稼働の予定だが、総額約700億円の国費が今後必要なため、財務省は見直しを求めている。(中略)同研究所の理事長でノーベル化学賞受賞者の野依(のより)良治氏は「(スパコンなしで)科学技術創造立国はありえない」と憤慨していた。

しかし,今回の事業仕分けの対象は全事業の1割にも満たないと言うが,いったいどういう観点で選定されたものだろう。ちょっとネットを探したけど,選定の根拠にたどり着けなかった。

事業仕分け対象一覧(MSN産経ニュース)
http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/091109/fnc0911092103015-n1.htm

予算圧縮は別なやり方でできないのかな。こんなやり方よりは,各省3%減と決めて,どの事業を切るかをそれぞれの省庁で決めさせた方が,まだマシなような気がするが。

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2009年11月 8日 (日)

夕暮れの内沼

金曜日は夜の伊豆沼へ(→ブログ記事)。

そして昨日は,ayuを連れて夕暮れの内沼に行った。鶴岡から来ている両親(ayuの祖父母)とは,現地で待ち合わせ。

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太陽が沈んで夕闇が迫ると共に,ガンの群れが次々と帰ってくる。ayuはおじいちゃん,おばあちゃんと一緒に,飛び交う鳥たちを見ていた。

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白鳥も寄ってきた。間近で見る白鳥に,ayuは大喜び!

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日が暮れたら,今度は望遠鏡を出して天体観望。空が暗くて天の川もちゃんと見えた。

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・木星とガリレオ衛星
・はくちょう座のアルビレオ[wiki]
・アンドロメダ大星雲(M31)[wiki]
・ペルセウス座の二重星団(NGC884とNGC869)[wiki]
・こと座の環状星雲(M57)[wiki]
・おうし座のプレアデス星団(M45)[wiki]

1時間ほどでけっこう見たものだ。
寒くなってきたので持参したシングルバーナーでお湯を沸かし,ヘッドランプの明かりで夕食をとって19時頃に撤収した。

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2009年10月10日 (土)

帰りに「幻日」を見た

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くりこま高原カントリーパーティからの帰り道。天気予報のとおり夕方から降っていたにわか雨が上がった。

ふと西の方に目をやると,太陽の左側に明るいスポットが。
幻日(げんじつ)だ。

この明るいスポットは,六角形の氷の雲の粒に入射した太陽光線が屈折することによって発生する。小さな虹のようにも見えるが虹ではない。虹は太陽の反対側にできるけど,この幻日は太陽の方向に見られる。太陽と同じ高さのところにできるのが特徴だ。太陽を挟んで反対側にも見えることがあるが,昨日は左側だけが見えていた。

幻日(Wikipedia)

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細倉鉱山資料館

Img_0303細倉鉱山の資料館に来た。
お客さんは,私一人。

受付をしてくれた担当の方は,40年以上細倉鉱山の製錬にたずさわってきた方で,製錬の工程の話などいろいろ教えてくれた。

細倉鉱山資料館(栗原市公式ウェブサイト)
細倉フォトギャラリー

<鉱山の景色>

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上のパノラマ写真は,細倉鉱山の全景である。その中でひときわ目立つ高い煙突は,排煙脱硫施設の煙突(下段左)。方鉛鉱(PbS)を焼結してPbOにする過程で,亜硫酸ガス(SO2)が発生する。その亜硫酸ガスを原料にして,この施設で濃硫酸を生産していた。今はこの施設は使われていない。

下段右の写真にある縦長の建造物は,坑内からベルトコンベアで上げられてきた鉱石の出口。かつてはこの下の斜面に選鉱場の建物があった。

<鉱山の地質>

母岩は新第三紀中新世に噴出した安山岩と石英安山岩。新第三紀末期の火山活動に伴う熱水活動で,母岩の割れ目に鉱石が沈殿した。

鉱石鉱物は方鉛鉱,閃亜鉛鉱が中心で,黄銅鉱,輝安鉱,濃紅銀鉱なども産出した。これらの鉱石から得られる金属は,鉛,亜鉛,銅,金,銀,アンチモンなど。

<鉱山の歴史>

西暦800年代に発見されたと言われているが,確実なところでは1500年代に銀山として開発されていたという記録がある。1600年代後半になると,鉛を中心に採掘されるようになる。

江戸時代の末期には,鉱山内でのみ流通する鉛の貨幣(細倉当百)と紙幣(細倉銀山手形)が発行された。

明治23年に細倉鉱山会社が設立,その後明治26年に株式会社となる。

明治32年,持ち主が代わり,細倉鉱山株式会社から高田鉱山と名前が変わる。

大正10年,栗原軌道株式会社(栗原電鉄)が営業開始。

昭和3年,再び細倉鉱山株式会社になる。

昭和9年,細倉鉱山の所有が三菱鉱業株式会社に移管される。担当の方の話によると,戦争中には米軍の捕虜も雑役で働かされていたらしい。終戦直前の昭和20年8月10日,細倉鉱山にグラマン16機がやってきて,鉱山の建物に機銃掃射を行った。その時の弾丸が資料館に展示されている。

昭和62年3月3日 閉山

昭和62年というのは,私が大学3年生だったころだ。当時,1年上の先輩が卒論で細倉鉱山の鉱石を研究していて,研究室には立派な鉱脈の標本がゴロゴロしていたのを思い出す。

現在は,自動車の廃バッテリーからの鉛の製錬が主な事業である。鉛の価格はだいたい8〜9万円/トンで,この値段だと赤字だそうだ。

<鉛の製錬>

鉱石から有用金属を取り出す行程を製錬という。鉛の製錬について詳しくはこちらを参照。
○焼結
方鉛鉱(PbS)を高温で熱すると,硫黄分がとんでPbOに変化する。この工程を焼結という。鉱石からガス化した硫黄分は亜硫酸ガスとなる。亜硫酸ガスは排煙脱硫装置で回収されて,濃硫酸の原料となる。
○溶鉱炉
焼結したものを溶鉱炉で溶かすと,一番下に溶けた鉛がたまる。その鉛の純度は97%程度。(銀も3kg/t程度含まれている)
○電解精製
鉛の純度を上げるために,純度の低い鉛を電解液に入れて電圧をかけると,鉛が電解液に溶け出して,反対側の電極に付着する。この工程で99.99%以上の純度が得られる。

<金属の主な用途>

【鉛】鉛蓄電池(自動車のバッテリーなど),放射線の遮蔽壁(原子力発電所など),ガラス,塗料,絵の具,ブラウン管,釣りのおもり,はんだ,ヒューズ,印刷用の活字,散弾銃の弾など。

【亜鉛】トタン板,エンジンの部品,医薬品,ベビーパウダー,工芸品など。

<その他>

細倉鉱山の近くに大土森鉱山(おおどもりこうざん)という鉱山がある。細倉とは別な会社が採掘していた。

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2009年10月 8日 (木)

台風の形

台風18号が,先ほど午前5時過ぎに知多半島付近に上陸したらしい。

この台風,「過去10年で最強クラスの勢力を維持したまま」(河北新報)の上陸ということで,いろんな被害が心配される。台風の進路にあたる方は,次のサイトも参考にしてほしい。

台風に備える(Yahoo! 災害情報)

ところで,皆さん台風の形というと,どんな形を想像するだろう。

1)CDのような薄い円盤形
2)缶詰のようなずんぐりした円柱形
3)缶ジュースのような縦長の円柱形

気象現象が主に起こっている対流圏の高さがだいたい10〜15キロメートルで,台風の上昇気流はそこまで達する。一方,台風の直径は,気象衛星からの映像で見て,たとえば西日本や東日本が覆われる程度だと500キロ,本州がすっぽり入ると1000kmほどになる。

そうすると,高さ10kmで直径が1000kmということだから,答えは何番でしょう?

はい,1番が正解。

地学の授業で台風を扱うときに,必ず生徒に出していた問題だが,ほとんど正解者はいなかったように記憶している。教科書や資料集には,高さを何倍にも誇張して書かれた台風の断面図みたいなものがあるので,それを見た記憶が邪魔をするのだろう。2番と答えた人が多かったのではないだろうか?

それはともかく,CDのお化けのような台風が,反時計回りにグルグル周りながら近づいてきている。台風がCDの大きさなら人間は0.00000017mmほどのちっぽけな存在。台風の雨や風に立ち向かおうなどと思わずに,安全を確保して命を守ろう。

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2009年8月15日 (土)

望遠鏡で星と月を観望

昨晩は,久しぶりの星空。夏休みに入ってはじめてじゃなかったかな。

Dscf3655taroが小学校で月や星の勉強をしているというので,久しぶりに望遠鏡を出してみた。ビクセンのGP赤道儀にタカハシのFC-100を載せている。

タカハシのFC-100は,口径10cmのフローライト・アポクロマートである…と書いても普通の人には伝わらないか。望遠鏡の入口側のレンズの直径が10cmもあり,しかもそのレンズが3枚のレンズを組み合わせてできていて,そのうえそのうちの1枚がガラスではなくホタル石(フローライト)でつくってある屈折望遠鏡…まあひと言でいえば高級品ということだ。

屈折望遠鏡のレンズは,より多くの光を一点に集める働きをするが,光の波長によって微妙に屈折の度合いが異なるので,見たときにどうしても星が虹色ににじんでしまう。それを色収差というんだけど,この色収差をできるだけ取り除いて,星本来の色で見えるようにした望遠鏡が,フローライト・アポクロマートというわけ。(最近では違うタイプのレンズが主流のようだ)

それはさておき,昨日はこどもたちを呼ぶ前に,復習をかねていろんな天体を観望してみた。

・さそり座のM4(球状星団)→Wikipedia
・へびつかい座のM5(球状星団)→Wikipedia
・はくちょう座のアルビレオ(二重星)→Wikipedia
・たて座のM11(散開星団)→Wikipedia

年代物の望遠鏡だが,なかなかシャープな星像だ。

こどもたちを呼んで,見えている星座の星の結び方を教えた後,アルビレオとM11を見せた。アルビレオのオレンジと緑の二重星の色もちゃんと分かったようだ。ちょうどその頃,今日8月15日に衝をむかえ,地球に最接近中の木星が地平線から昇ってきたので,最後にそれも見せた。4つのガリレオ衛星が全部東側にいて,ちょっと面白かった。こどもたちは,やはり木星が一番印象に残ったようだ。

昨日はペルセウス座流星群の流星も流れたが(それを見たくてこどもたちは寝転がっている),こどもたちは見つけられなかったようだ。(私も1個だけ)

Cimg2817_2翌朝,再び望遠鏡を出して,今度は月の観望だ。望遠鏡を出したとたんに雲が広がったが,雲間からときどき顔を出す月(昨日が下弦の月)を見た。黄金色に輝く夜の月もきれいだが,青空をバックに白く輝く月も,なかなかのものだ。

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2009年8月14日 (金)

あぶくま洞(と石灰岩の成因の説明について)

先日の龍泉洞(岩手県)見学(→ブログ記事)に続いて,今回はあぶくま洞(福島県)を見学した。

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あぶくま洞の見どころは,なんと言っても一番奥にある「滝根御殿」だ。高さ30mといわれる大きな空間に,シャンデリアや燭台のような鍾乳石がひしめき合っている。まるで地底の大聖堂。洞内撮影禁止なので写真をお見せできないのが残念だが,画像検索をすればいくつも見つかる。でも,やはりこれは現場にいってみないとその迫力は理解できないだろう。

昨日は観光客も多く,この滝根御殿はとても混雑していた。御殿の奥まで行くのに20分かもしかしたら30分近くもかかったかも。でも,その分,大迫力の鍾乳石を長い時間見ることができて大変満足!

龍泉洞とあぶくま洞,2つの鍾乳洞を見た感想としては,滝根御殿を始めとした鍾乳石の迫力は,あぶくま洞のほうがずっと格上だ。しかし,あぶくま洞では地底湖が見られない。龍泉洞で見た地底湖の美しさは格別だった。やはりどちらが上という話ではなく,どちらも鍾乳洞の素晴らしい一面を見ることができる場所ということだ。

気温15℃の洞内から出ると,むしむしした暑い空気に包まれた。かき氷か綿アメかとこどもたちに聞いたら2人とも綿アメというので,100円渡して買ってこさせた。ちょうど昼時の空腹が,これで少し満たされただろう。

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昼過ぎにあぶくま洞を出発したが,驚いたことに駐車場に入れない車が道路に列をなしていた。やはりこういう日は早めに動くに限る。

ところで,鍾乳洞の説明として,「海底に堆積した珊瑚など」が石灰岩になり,それが「隆起して」地表付近に押し上げられると,地下水による浸食で鍾乳洞ができる———というような表現が見受けられる。まるで,その場所の海底に堆積してそのまま上に押し上げられたかのような印象があり,実際にそのような絵が添えられているものもある。

これはかなり誤解を生む表現だと思う。やはり,日本の石灰岩の話をするときに,プレートの移動を抜きに説明するのはダメなのではないだろうか?

まず,石灰岩は今ここにあるその場所でできたものではない。遠く離れた赤道近くで,ハワイのような海底火山のまわりに発達した珊瑚礁が本体と考えてよい。だから,一般的に「海底に堆積した」という言葉から想像されるような,平らな深い海の底にたまったものでもない。(あまり深い海だと石灰岩は溶けてなくなってしまう)

さて,珊瑚礁を従えた海底火山は,プレートの移動とともに日本に近づき,やがて火山ではなくなり,海中に没していく。海底火山の山頂がだんだん海中に沈んでいくと,珊瑚はそれに抗うように上へ上へと成長し,海底火山の山頂には珊瑚の帽子ができる。

ついにその海底火山がプレートの沈み込む場所に来ると,珊瑚の帽子は陸側のプレートにたまった土砂の中に押しつけられ,その中にズブズブともぐり込んでいく。その場所が,海のプレートの力でグイグイと押し上げられ,地表付近まで隆起したのが今の姿である。

だから,岩手県や福島県に大きな石灰岩があるからといって,かつてそこに珊瑚の海が広がっていたわけではない。せっかく鍾乳洞について説明するなら,このくらいのことを伝えてほしいなあと思った。

<参考>
 萩谷宏さん(東京都市大学)のサイトに,その辺のことをこども向けに説明した文章があるので,こちらもぜひお読みください。

あぶくま洞への車中の講義

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2009年8月11日 (火)

久慈琥珀博物館

国道45号線を北上すると,久慈の市街地の手前から「琥珀博物館」への案内表示が出る。案内にしたがって久慈琥珀博物館に到着。

ここも10数年ぶりに訪れたが,新館ができていたり(こちらが受付になる),リトアニア館というショップができていたりして,当時とは雰囲気が一変していた。

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こどもたちは,虫入り琥珀のサンプルをのぞいたり,ビデオをみたりして,飽きることなく楽しんでいた。

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久慈の琥珀は中生代白亜紀後期の琥珀で,現在,世界で採掘利用されている琥珀の中では最古年代の琥珀だそうだ。その他,琥珀にまつわるいろんなことを知ることができて,大人も十分楽しめた。例えば…

・縄文時代の遺跡からも出土するほど昔から利用されていた。
・奈良盆地周辺の古墳から出土する琥珀の多くが久慈産の琥珀である。
・装飾品としてだけでなく,蚊取り線香や船舶のさび止め塗料,レーダーの絶縁体など工業的な用途にも用いられた。

新館から本館にまわり,アクセサリーショップを通過して外に出ると,昔の坑道跡に入ることができる。こどもたちは「龍泉洞みたいだ」「さむ~い!」などと大はしゃぎ。見学時間は5分足らずで,すぐに終わってしまうのだが。

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帰り際にリトアニア館でお土産を購入した。630円の小瓶入り琥珀と,琥珀入りお香。琥珀入りのお香は,蚊取り線香がわりに使えるかな?

岩手・青森キャンプ旅行(2009)のまとめに戻る


【補足】
・久慈層群と琥珀は「日本の地質百選」に選ばれている。
・博物館の新館に置かれていたアンケートに答えて,受付に持っていったら,記念品として1cmぐらいの琥珀をプレゼントされた。

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野田玉川で琥珀採集

旅行2日目。今日は琥珀づくし。

黒崎オートキャンプ場を出発し,県道44号線から国道45号線に出て北上する。野田玉川鉱山への曲がり角で若干未練を感じつつ,「今日は琥珀」と思い直して野田玉川の駅に向かう。

18年前の巡検で琥珀を採集した場所は,この駅からそう遠くないところだ。しかし,そこまでどうやっていけばいいか分からない。駅周辺をウロウロしていたら,資源回収をしているご家族を発見。iPhone の地図を見せて,どうやって行けばいいか訪ねてみた。このご家族のアドバイスのお陰で,18年前に来たと思われる露頭にたどり着くことができた。(※詳しい場所は秘密です! 聞かれても答えられませんので悪しからず)

さっそく崖にとりついて琥珀を探す。30分ほど何も見つけることができず,あきらめムードが漂った。次の場所にいく時間もあるので,もうそろそろ終わろうかと思ったその時,砂岩の中にレンズ状にはさまった炭層の中に,黄色い円柱状のものが顔を出しているのを発見。取り出してよく見ると,飴色の樹脂光沢がある。琥珀だ!

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不思議なもので,ひとつ見つかるとつぎつぎと見つかる。最初に見つけた場所から半径2m以内の部分から,つぎつぎと琥珀が見つかった。こどもたちも見つけることができた。

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朝からずっと曇りだったが,琥珀を夢中になって採っている間に晴れていた。汗だくになって,7個ほどの琥珀を採集した。大きさは5mm~1cm弱といったところ。採れない確率の方が大きいと思っていたので,予想外の大収穫に心がときめいた。

気づけばもう12時近くになっている。夕方,八戸に住む恩人と会う約束もあるので,のんびりしてはいられない。急いで車に戻って,次の目的地である琥珀博物館に向かった。

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ayuの作文(道の駅のだのレストランにて)
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きょうこはくをとりにいった。
きょうこはくをとりにいってたのしかったです。
こはくを5ことりました。
こはくをとってるときどろんこになりました。
1ねん1くみ1ばん やまぐちayu
だれといったの,おとうさんとおにいちゃんとおかあさんとじぶん。
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龍泉洞・龍泉新洞

盛岡ICで高速道路を降り,国道455号線を東に進む。岩泉町内で左折して県道7号線に入るとまもなく,龍泉洞に着く。この山の中に,全長5kmとも言われる長い洞窟と,水深100mにもおよぶ地底湖があるとは,地上からは想像もできない。

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龍泉洞観光会館の無料駐車場に車を停めた。観光会館では,龍泉洞・龍泉新洞の入洞券と龍泉洞観光会館の利用券600円分がセットになった「龍泉洞とくとくパック」を販売している。お値段は,通常の入洞券の値段(大人1,000円,こども500円)+300円。300円増しで600円の商品券が付くので,300円お得になる。観光会館で買うものの値段を考えて,こどもたちにはこの「龍泉洞とくとくパック」を購入,大人の入洞券は龍泉洞で直接購入した(JAF会員証で1割引)。

龍泉洞に入ると,とたんに冷気に包まれる。外気温も21.8℃とそれほど暑くなかったが,洞内の気温は14.5℃と7℃以上低い。

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龍泉洞はなんといっても青く澄んだ地底湖の美しさが魅力だ。一番奥で見られる第3地底湖の水深が98mだそうだが,濁りのない透きとおった水の色は,息をのむほどの美しさだ。デジカメで写真を撮ってみたが,なかなか見たとおりには写らないなあ。

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一方,龍泉新洞にはたぶん初めて入ったが,白くきれいな鍾乳石や石筍,石柱に目を奪われた。撮影禁止だったので,残念ながら写真はない。

2つの洞窟をゆっくり見て回って,ちょうど1時間半ぐらい。龍泉洞観光会館に戻ってお土産を購入。「龍泉洞観光会館ひとくち水まんじゅう(当店限定)」と龍泉洞の水2リットルを買った。龍泉洞の水は口当たりがソフトでとても美味しい。それもそのはず。この水は,2009年度モンドセレクション最高金賞に輝いた水だ。1本しか買ってこなかったのが残念だ。水まんじゅうもかなり美味しくて,これまたもっと買ってくればよかったと後悔している。

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【補足】
・龍泉洞は「日本の地質百選」にも選ばれている。
・龍泉洞の水は「名水百選」にも選ばれている。
龍泉洞(Wikipedia)

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2009年7月22日 (水)

部分日食 at 仙台市天文台(まとめ)

天気に恵まれなかったが,雲を通して欠けている太陽をこどもたちに見せることができて,まあまあ良かった。今思うと,よく見えたものだ!

開場30分前についたら,もう長蛇の列。出遅れた! 並びながら歌集を出して歌を歌っているayu。ちょっと迷惑。9時半になり入場開始,さあいくぞ〜!

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場内でプラネタリウムの列に並んでいたら,テレビ局のアナウンサーに声をかけられて,インタビューされた。この間,出遅れたのがちょっと痛かったか。会場には日食のライブ中継映像が,液晶プロジェクターで投影されている。

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あと2人というところでプラネタリウムが満員になり,1時間待つことになった。がっくり! 持参した折りたたみ椅子に座って待つ。列の先頭からは,先ほどのプロジェクターの映像も見えない。ダイヤモンドリングや皆既日食になった瞬間は,場内がどよめいていたが,並んでいるところからは何も見えなかった。

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1時間待って,やっとプラネタリウムに入った。中国の武漢からのライブでは,もう皆既日食は終わってしまっていて,この時間では上海と奄美大島の映像を見せてもらえるはずだった。ところが,待てど暮らせどライブ中継は始まらない。結局,日食が終わって曇っている武漢の映像を1時間ダラダラと見せられたあげく,「仙台では雲間から部分日食が見えていますので,直接見たい方はどうぞ」のアナウンス。みんな一斉にプラネタリウムを出て,天文台の庭に移動した。

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外に出てみると,肌寒くて時々霧雨が降るような天気だったが,雲が薄くなったときに,雲を通して三日月型に欠けた太陽を見ることができた。ここぞとばかりに「日食メガネ」を用意してかけてみるが,雲を通した太陽の光が弱すぎて何も見えない。肉眼でそのまま見るのでちょうど良かった。

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それでもあえてメガネをかけて写真を撮ってみた。

だんだん影の部分が少なくなり,太陽が○に近づいてくると,太陽の暖かみを感じるようになってきた。12時を過ぎるころからどんどん暖かくなり,時には暑く感じることも。地球にやってくる太陽エネルギーはすごいんだなと実感。

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こどもたちは,最初こそうれしそうに見ていたが,後半は石ころ集めをしたり,天文台の庭で遊んだり。私だけがずっと空を見上げていた。日食を見たのはいつ以来だろう。ずいぶん久しぶりな感じがする。今回はちょっと天気が残念だったので,次回(2012年の金環食かな?)の天気に期待したい。

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部分日食見えてます!

厚い雲の切れ目から、三日月型の太陽が見えかくれしている!

12時を過ぎて欠けている部分が少なくなるとともに、しだいに暖かくなってきた。

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仙台市天文台で日食観察

仙台市天文台で日食観察
9時30分から入場予定だが、9時にはもう長蛇の列になっている。

小雨模様だが、お日様でてきてくれるかな?

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2009年7月 3日 (金)

7月22日:日食観望の準備

7月22日の皆既日食,私は自宅で家族と観望する予定。そのために用意したのがこれ。

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「太陽日食観察メガネ!」(ドラえもん風に読んでみよう)

太陽の黒点や日食を肉眼で観察するためのメガネで,光の透過率は紫外線でほぼ0%,可視光〜近赤外線で0.1%以下となっている。アストロアーツのオンラインショップで購入。お値段は1つ399円(送料200円)。

ちなみに,黒い下敷きやサングラスなどで太陽を見てはいけない。可視光線が遮られる素材でも,赤外線や紫外線は目に見えないので,赤外線や紫外線をしっかり遮っているかどうかは分からない。それらが素通りだとまぶしさは感じなくても目を痛めることになる。

今回の日食は,こどもたちにとって生まれて初めて見る日食だ。どんな反応を示すか楽しみだ。三日月型の木漏れ日も忘れずに見せよう。あ〜晴れてほしいな〜!

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2009年6月 7日 (日)

潟沼到着

潟沼到着
湖面はきれいな緑色。湖岸に噴気あり。

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潟沼へ

潟沼へ
さすが地学部OBOG。徒歩で潟沼へ。

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2009年6月 6日 (土)

かんけつ泉

かんけつ泉
山道を下って、かんけつ泉に来た。

見学者は私だけ。

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鬼首地熱発電所

鬼首地熱発電所
雨の中、2時間ほど車を運転して鬼首地熱発電所に来た。

PR館を見終わったところ。

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2009年5月 1日 (金)

豚インフルエンザの風評被害

世界中を巻き込んでいる豚インフルエンザだが,こういうのは恥ずかしいね〜。

途絶えた客足、在日メキシコ人店主「関係ないのに…」(asahi.com)

先週まで予約なしでは座れないほどの人気だったメキシコ料理店。豚インフルエンザの問題が広がる中,客足がぱったりと途絶えた。店の前を通った女性が「メキシコ料理だ。怖い怖い」と言って避けていった。

「メキシコ料理だ。怖い怖い」は,一緒にいた人に向けた冗談だったのだろうか。それとも本気で言っているのだろうか。先の記事によれば,豚インフルエンザで100名以上の死者が出ているメキシコでさえ「人込みは避けているが,特に心配していない」というような状態だという。それに比べてまだ1人の感染者も出ていない(確定されていない)日本で,この騒ぎようはなんだろう?

昨年の岩手・宮城内陸地震でも,地震後の観光客の数は激減した。何か起こるとそこからザザーッと人が引いていく。これも学校で習った集団行動の学習の成果なのか?

日々新しく起こる出来事について正しい知識を持って,周囲の人の気持ちや立場を思いやって行動できる人間になってほしいなあ。こういう時のために,理科を勉強しているんだけどなあ。

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2009年4月19日 (日)

「小さい子って…」

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朝は資源回収。1年生になって初めての資源回収で,ayuも張り切って参加した。

午後は「こらしょ」(チャレンジ1年生)の教材の「ミニひまわり観察セット」に種をまいた。普通に土にまくのと,もう一つ「透明な土」(保水ジェル)にまいて発芽を観察できるのと2種類ある。なるほど,保水ジェルで発芽を観察させるというのは,いいアイディア!

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保水ジェルの説明を読むayu。

「ぜったいに くちに いれないでね」
「ちいさいこに わたさないでね」

ここまで読んでひと言。

「小さい子って,ぼくが小さい子だからねぇ〜」

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30歳未満の小学校教員で高校時代に地学を履修したのは16%

NHK解説委員室ブログを読んでいて,気になる数字に出会った。

30歳未満の小学校教員のうち,高校時代に地学を履修した先生は16%だという。また,教職経験10年未満の小学校教員の3人に2人が,理科を苦手としているとのこと。

時論公論 「時間増で理科教育は…」

理科が苦手な先生に理科を習ったこどもたちが,理科を好きになるとはとても思えないなぁ。

ちなみに,新しい学習指導要領にはこんな記述がある。

各学年の内容を通じて観察,実験や自然体験,科学的な体験を充実させることによって,科学的な知識や概念の定着を図り,科学的な見方や考え方を育成するよう配慮すること。
観察,実験の結果を整理し考察する学習活動や,科学的な言葉や概念を使用して考えたり説明したりするなどの学習活動が充実するよう配慮すること。
生物,天気,川,土地などの指導については,野外に出掛け地域の自然に親しむ活動や体験的な活動を多く取り入れるとともに,自然環境を大切にし,その保全に寄与しようとする態度を育成するようにすること。

理科が苦手な先生は,このへんをどうやっているのだろう?

宮城県では,昨年度「みやぎ防災教育基本指針」を作成し,今年度からすべての小中高校で防災教育に本腰を入れていくことになっている。

日本に生きていく以上,地震や火山,台風といった自然災害から逃れることはできない。防災教育は日本のすべての児童生徒が学ぶべきものだと強く思うが,小学校の先生の8割以上が中学生並みの地学の知識しか持っていないという現状から出発しなければいけないということか。

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2009年4月18日 (土)

帰り道で花見&今日の太陽チェック!

まっすぐ帰るつもりだったのに,家に向かう車から見えた桜並木を,どうしても写真におさめたくなってUターン。

Cimg0268 Cimg0269

なかなか素敵な景色でしょう?
この景色を毎日見ながら通勤しているのだ!

Cimg0275Uターンしたときに天文台の太陽観測ドームがひらいているのが見え。黒点がない状態が続いている太陽だが,今日の太陽はどうだろう。年間パスポートをもっているので気軽に寄れる。展示室に写されている太陽には,やはりひとつの黒点もなかった。周辺部をよく見ると,白斑はあるようだったが…。

ちなみに,こちらのサイトで今日の黒点を観察できる(黒点はないが)。

Sunspots(SOHO)

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2009年4月15日 (水)

クローズアップ現代:いかせるか地熱発電—日本に眠る“巨大資源”

今週は,新学期のせいで仕事も気疲れも多く,家に帰るとしゃべる気力も起こらないような状態だ。今日は朝からの頭痛のせいで,午後にはめまいと吐き気まで…。1時間年休を取って早帰り。

そんな状態なので,帰宅してすぐ寝たいところだったが,クローズアップ現代で地熱発電の話題が取りあげられるというので,それを見ないわけにはいかない。

がんばって8時までテレビを見ていた。産業技術総合研究所で地熱の研究をしている大学時代の先輩とも,ブラウン管…じゃなかった液晶画面で久しぶりに再会した。お元気そうでなにより!

アメリカやインドネシアに次いで世界第3位の地熱資源をもつ日本だが,地熱発電量では後発の国々にも次々に追い抜かれて,開発が停滞しっぱなしとのこと。初期投資が大きい地熱発電には公的な財政支援が欠かせないようだが,日本の政府の腰は重い。

化石燃料による発電には,いつかは原料が枯渇するという問題(ちなみに現状での石油の可採年数は40年程度)と,発電によって地球温暖化につながる二酸化炭素が発生するという問題がある。そのために,化石燃料に頼らないエネルギーに転換していこうというのが,今の国際的な流れだ。もちろん日本も太陽光発電に助成金を出すなど,その流れの中にはいるんだけれども,豊富な埋蔵量のある地熱発電でこれだけ出遅れていていいのかなと心配になる。

エネルギー政策での失敗は,この半年の不景気どころではない大きな影響を日本に及ぼすことは想像に難くない。こういう番組をきっかけに,議論が少しでも盛り上がるといいのだけど…。

ところで,宮城県内には鬼首に地熱発電所がある。鬼首の間欠泉には何度かいったことはあるが,発電所までは行ったことがなかったような…。高速道路も1000円になったことだし,こどもたちを連れて間欠泉と地熱発電所の見学にでも行ってみようかな。地熱発電所って,大きな煙突(冷却塔?)から蒸気をモクモク吐いているところが,見ていてもなかなかいい眺めだし。

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2009年4月 4日 (土)

国際宇宙ステーション(ISS)の観察

日本人宇宙飛行士の若田光一さんは今,宇宙で生活している。住んでいるのは,国際宇宙ステーション(ISS)。

国際宇宙ステーションは,地球の周りを高速でグルグルまわっているので,日の出前や日没後の限られた時間,太陽の光を受けて輝く様子を地上から肉眼で見ることができる。

昨日,うちの母(taroやayuのおばあちゃん)に教えてもらって,オリオン座を横切って西から南東方向に進んでいく国際宇宙ステーションを観望した。ややオレンジっぽく,シリウスよりも明るく輝いていてきれいだった。

こちらに,いつどこでどのように見えるかが公開されているので,これを参考にして,みなさんも若田さんの仕事場を観察してみませんか?

国際宇宙ステーションを見よう

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2009年3月28日 (土)

大恐竜展

大恐竜展
目的地はここ!
国立科学博物館で開催中の大恐竜展。

混雑しているが、動けないほどではない。

お昼を過ぎても、taroは昼食どころではない!

2時間ぐらいじっくり見て、今、外に出た。

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2009年3月24日 (火)

防災教育推進フォーラム

午後、年休を取って、夢メッセに来ている。今、防災教育推進フォーラムが行われている。

ワールド・ベースボール・クラシックが気になって集中できなかったが、無事優勝したので、気持ちを切り替えていこう。

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2009年2月22日 (日)

午前中は「恐竜ラボ」へ

Dscf1125午前中は,この3月で閉館が決まっている斎藤報恩会自然史博物館に行った。3月8日まで,最後の特別展「ようこそ恐竜ラボへ!~化石の謎をときあかす~」が開催されている。

この特別展は,恐竜の研究者の視点から,恐竜研究のプロセスを見せる展示となっている。モンゴルのゴビ砂漠で実際に発見されたサウロロフスの化石を題材にして,その産状,発掘の様子,運搬,研究室でのクリーニングとレプリカ作成と,研究の順番に見学できる。

発掘の過程で研究者が書いた実際のスケッチが展示されていたり,発掘作業中の生活の様子が分かるような展示や写真があり,かつて大学で地学を学んだ私にもとても興味深いものだった。

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<化石の産状と復元作業>

こどもたちは音声ガイド機の説明を聞きながら,飽きることなく展示を見たり,クイズに答えたりしていた。「ぼくは恐竜はつまらないから行きたくない」と渋っていたayuも,とても楽しかったそうだ。

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<音声ガイド/アロサウルス/ティラノサウルス>

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2009年2月13日 (金)

絵に描いたような日本海低気圧型

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気象庁 実況天気図 2009021318

絵に描いたような日本海低気圧型。
そして教科書通りの春一番。

春一番:日本海低気圧に向かって,立春を過ぎて最初に吹き込む強い南風。

そろそろ花粉症の薬を飲み始めないと…。

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2009年2月 2日 (月)

冬の月は高い

学校から駐車場に向かいながら,月を見る。

冬の月は高度が高い。今日の月はほとんど天頂近くに輝いていた。

太陽の高度が季節によって変化することは,小学校で習うことなのでよく知られている。太陽の高度が高くなる季節が夏で,低くなる季節が冬。これは地球の自転軸が少し傾いているために起こる現象である。

それとまったく同じ理由で,夜に輝く月の場合は冬に高くまで上り,夏は低空にとどまる。太陽と季節が逆なのは,夜に輝く月が太陽の反対側にあるから。

ところで,今日,高く輝く月と地平線のちょうど中間の高さには,宵の明星(=金星)が光り輝いていた。金星がこの高さでこの方角に見えることは珍しい。普通の宵の明星は,もっと西のもっと低いところに見えることが多い。

実は,つい2週間前に,金星は太陽からもっとも東に離れた場所にいた(東方最大離角)。太陽からもっとも東に離れるときの太陽からの角度は48度ぐらいなので,太陽が地平線に沈んだときに,金星は南西の方角に見えることになる。

東方最大離角を過ぎると,金星はだんだん太陽に近づいていく。3月25日に太陽の前を横切って,太陽より西に出ると,夕方には太陽より先に沈んでしまうので見えなくなる。そうなると今度は明け方に,太陽が昇る直前に東の空に輝くことになる。これが明けの明星である。太陽からもっとも西に離れるのは,6月6日だ。

この東方最大離隔から西方最大離角にかけては,金星が地球のすぐそばを通るので,いつもに増して明るく輝く時期でもある。明るく輝き,しかも高い位置に見える今が,金星の見頃の時期なのである。

今日のほしぞら

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2009年1月10日 (土)

ノーベル賞受賞講演を見る

3連休の初日の午前。家族はそれぞれ出かけてしまって一人なので仕事をしようと思ったのだが,これにはまってしまった。

Nobel Lecture by Toshihide Maskawa
Nobel Lecture by Osamu Shimomura

益川さんは日本語でのスピーチ。下村さんは英語でのスピーチ。どちらも30分程度である。

益川さんのスピーチでは,少年時代の話がとても面白かった。学校で出された宿題をまったくやらなかった少年が科学に目覚めた瞬間の話がとても印象的で,あーこのとき益川少年の「やる気のスイッチ」がはいったんだな〜と納得。

一方,下村さんのスピーチでは,原爆投下後の長崎の写真と,家族総出でオワンクラゲを捕っているほほえましい写真が印象に残った。英語が苦手なので写真が印象に残るというわけだが,下村さんの英語は意外に(?)日本人的発音で,思ったより聞きやすかった。

どちらも『伊東 乾の「常識の源流探訪」』から辿っていった。ノーベル賞受賞講演は,このコラムと合わせて見ると10倍楽しめる。

・伊東 乾の「常識の源流探訪」
 ノーベル講演を共著者に譲った南部博士
 坂田、戸塚両博士の遺影と「原爆の光からクラゲの光へ」

おや,そんなことをしていたら,仕事をしないうちに午前中が終わってしまいそうだ!

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2009年1月 6日 (火)

秋保石の観察

taroの冬休みの宿題。

秋保石というのは,新第三紀の火砕流でできた浮石質角礫凝灰岩で,石材として市販されている。秋保の観光名所のひとつ,磊々峡(らいらいきょう)も,この秋保石が浸食されてできた地形である。

秋保石(Wikipedia)

修学旅行のスライドショーづくりの合間(レンダリング作業中)に,taroの学習に付き合った。

まずは,道の拡張工事をしているところに露出している秋保石を観察。色やかたさ,含まれているものなどを見た。火成岩や堆積岩の岩片に混じって,炭化した木片も見られた。

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他に,採石場や,道ばたにひっそりと佇む神社の石,磊々峡などを観察してきた。

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自転車で一回り2時間の旅。ん〜,今日はいい運動をした!

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2008年12月 7日 (日)

小学生たちの化石採集(文章追加)

taroの小学校の3年生と4年生の希望者を募って,化石採集会が行われた。

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3〜4年生は,総合的な学習の時間で「地域のよいところを発見し,発信する」学習を行っていて,今日の採集会はその一環。平日になかなか時間がとれないということで,休日に実施することになった。

集まった生徒は20人ぐらい。3〜4年生のだいたい半分ぐらいか。それに,担任の先生2人と教務主任の先生。保護者も5〜6人参加した。

車に分乗して学校から10分ぐらい走り,石材屋の敷地に駐車(卒業生のお父さんの職場)。そこから20分ぐらい山道を登る。こどもたちは,枯れ木を振り回したり,斜面を駆け上ったり,無駄に体力をつかっていて,山道を最後まで登れるのかなと思ったが,みんな元気に採集場所にたどり着いた(若干へばった子もいたが)。

ここには約800年前のカルデラ湖(古仙台湖)に堆積した泥の地層が露出していて,泥の層の間にたくさんの葉っぱの化石がはさまっている。

こどもたちはさっそく崖にへばりついて,トンカチやタガネで岩をたたく。ここの露頭はいつもジワジワと水がしみ出していて,タガネを入れると泥がはねるので,こどもたちはあっと言う間に泥だらけになった。後ろで見ているお母さんたちも,あきらめ顔…。

でも,いい化石が次々に見つかって,こどもたちはとても楽しそうだった。先生が「そろそろ帰るよ〜」と声をかけても,「まだこれを採りたい!」とねばっていた。

たくさんの化石が採れたので,これから学校で総合的な学習の時間に活用できるだろう。今日は,この化石ができた時代とか,その時のこの地域の様子とか,そういう話はまったくなく,ひたすら化石を掘り出しただけだった。今後の学習で,そういう部分にも光を当てて,自分の住む地域の「よいところ」のひとつに加えてほしい。

化石の出る露頭についたとき,一人のこどもが「こんなところに化石があるの?」と言っていた。あまりにも普通の崖だから。でも,その普通の崖に,数百万年前にさかのぼれるタイムトンネルが隠されているのだ。そういうワクワク感を,今後の学習でぜひ深めてほしいな〜。

今日の地層は白沢層という地層である。この小学校の周辺には,白沢層のほかに,もうちょっと古い時代(約1600万年前)の貝化石やほ乳類化石を含む茂庭層の露頭もある。こどもの頃に,そういう地球の歴史に身近にふれあえるというのは,うらやましい。(私が住んでいた地域には火山灰でできた凝灰岩しかなかったので)

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2008年12月 6日 (土)

防災教育指導者研修会に参加

通信簿をつくり終わり,2週連続の校外学習も乗り越えて,やっと普段の生活に戻れそうだ。

忙しくていろんなことを後回しにしてきたので,やりたいことが山積みになっている。一つ一つ片付けているが,ちょっと時間が足りないな〜。

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さて,昨日夕方の地方ニュースにも映像が出ていたが,昨日は栗原市民会館で防災教育指導者研修会が行われた。今年の6月,大きな地震に見舞われた栗原市に,県内の学校の防災担当者が一堂に会した。

私自身は学校の防災担当ではないのだが,県内の地学教員でつくっている地震防災教育専門委員会に所属し,防災—特に間近に迫っている宮城県沖地震に備えるための—教育に関心を持っているので,教頭に頼み込んで出してもらった。

午前中は岩手宮城内陸地震に関連した報告が2つ。栗原市教委の防災担当の先生と,荒砥沢ダム直下にある文字小学校の校長先生の話だった。震災直後のリアルな話に耳を奪われたが,お二方とも今後の課題として「系統的な防災教育の必要性」をあげていた。

午後はそれを受けて,宮城県教委が作成している「みやぎ防災教育基本指針」についての説明があった。

この基本指針は,約37年周期で襲ってくる宮城県沖地震の特性を踏まえて,こどもたちが生涯にわたって,震災にしっかり向き合い,乗り越えていくための力をつけることを目的としている。

震災を乗り越えるためには,防災についての知識はもちろん,いろんな人と協力して答えのない問題を解決していく力も必要である(例えば避難所での生活を考えてみよう)。つまりそれは,「生きる力」を育むことであり,学校教育のねらいそのものなのだ。

基本指針では,防災対応能力を4つの段階でとらえている。

①自らの身を守り,乗り切る能力
②知識を備え,行動する能力
③地域の安全に貢献する能力
④安全な社会に立て直す能力

そして,これらの防災対応能力を,発達段階に応じて幼稚園から高校まで系統的に学べるように,発達段階ごとの目標を設定し,さらに各教科領域の指導項目も明示した。

今まで防災教育というと,単に避難訓練でゾロゾロと校庭に避難するということだけですまされてきたという実態がある。しかし,それでは来るべき宮城県沖地震に備えることにはならない。今回の6月の地震で,私たちはそういうことを学んだ。

さあ,これからは6月の地震で学んだことを生かしていこう。この基本指針は2月頃に発表される予定だ。それを元にして,来年度,宮城県内の学校・幼稚園で,新たな防災教育が始まることだろう。

なんだかワクワクしてきた。
願わくば,この新しい防災教育が軌道に乗るまで,地震には待っていてもらいたいものだ。

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2008年11月22日 (土)

今日の太陽:真っ白

太陽黒点が増えないらしい。

太陽の黒点は11年周期で増減することが知られている。黒点が多いときが,太陽活動が活発なときで,地球上ではオーロラがよく見られたりする。

最近では2000年頃がもっとも活発な時期で,2007年頃がもっとも元気のない時だった。本当なら,今頃は再び元気になりつつある時期なのだが,なかなか黒点が現れないらしい。

かつて,黒点が数十年にわたって見られない時期があった。それは1645年から1715年で,マウンダー極小期と呼ばれている。この時期は,ヨーロッパでペストが流行ったり,食料生産が落ち込んで飢饉になったりして,世の中が混乱した。

今回の異変もそれにつながるようなものなのだろうか。

Ca3a00120001洗車が終わってキレイになった WISH で ayu を連れて図書館に行く途中,仙台市天文台のわきをとおったら,太陽観測用のドームが開いていた。それで,太陽のことも気になったので,図書館からの帰りに天文台に寄ってみた。私は年間パスポート,ayuは就学前ということで2人で0円。気軽に寄れる。

展示室の太陽像を見ると,やはり見事に真っ白。黒点は一つも見あたらなかった(上の写真)。のっぺらぼうのような太陽を見て,ちょっと不安な気持ちになった。

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2008年11月 8日 (土)

「異脳」流出【独創性を殺す日本というシステム】

今日は,1日まったく仕事をしない日にした。

午前中は,二人のこどもを連れて,TSUTAYA→市民図書館→マクドナルドをはしご。マクドナルドのハッピーセットの付録は,今日から「たまごっち」。たまごっち好きのayuが喜んでくれて,お父さんもハッピー!

午後は,taroのお友達の女の子2人がうちに遊びに来て,Wii や チョコ(うちに来たチビ猫)で楽しそうに遊んでいるのを見ながら,市民図書館から借りてきた本を読んだ。


Inou
「異脳」流出【独創性を殺す日本というシステム】

日本を出て,海外で活躍している7人の研究者のインタビュー集である。7人のうちの何人かが,高校時代は暗記科目(社会科)が苦手で,理科のなかでも生物が苦手だったということで,自分の高校時代を思わずふり返ってしまった。私も生物が苦手。そして,共通一次試験の偏差値は,現代社会と世界史が大きく足を引っ張っていた。(むろん,同レベルで語るつもりはないが)

それはともかく,日本という国は,自分の目と心で物事の価値を判断できない無責任な国だということを再認識した。日本人が昔からそうだったとは思わないが,少なくても現在はそうなってしまっている。

だから例えば,その研究者がどんな研究をしたかとか,どんな論文を書いたかよりも,何歳なのか(若ければダメ),どこの大学の所属か(東大が一番)といった本質的ではない部分で人を判断する。

また,ノーベル賞を受賞した日本人に,あわてて文化勲章を授与するということがよく起こるのも,やはり価値判断を自力でできていないことの証だ。他者に評価されて初めて自国民の才能に気づくのだから。

価値判断を他者に頼り,自分で考えようとしないのだから,それは無責任というものでしょう。無責任な人に囲まれて,才能とやる気のある人が疲弊するというのが日本の現状。これは何もサイエンスの世界だけの話ではなく,日本のどこにでもある話だと思う。

目に留まったフレーズをちょっと抜き書き

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同じ人間がアメリカでできて,なぜ日本ではできないんでしょう。

日本では相手を批判すると面子をつぶすのではないかと恐れ,研究で最も重要な建設的批判が起こらない。お互いに批判を水際で止めて曖昧にしてしまうため,そこそこの研究成果で満足し,大きなブレークスルーにつながる芽を摘んでしまっている。

日本は基本的にモグラ叩きの社会で,日本人同士を前向きに評価しようとしない民族性がある。(略)アメリカでは相手が自分よりすぐれていると認めると,「一緒にやらないか」と声をかけて,共著でよりグレードの高い論文を書こうとする。

日本の大学は,一定年齢に達すると各種の委員会や協議会に取り込まれ,研究の自由な時間を奪われてしまう。(略)日本は悪平等社会だから,できる人もできない人も委員にして,同じ扱いをしながら全体をつぶしてしまっている。
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そういえば,私の大学・大学院時代の恩師である教授も,アメリカの大学と兼務でうちの大学に来ていたが,今はもうアメリカに戻ってしまった。日本に在任中は7人の異脳と同じようなことをおっしゃっていたので,恩師も日本での研究生活に限界を感じたのだろう。

無責任な人が,わざわざヘンテコなシステム(や価値観)をつくって,やる気のある人の意欲を奪っているという構図は,教育の世界でも同じ。

教員免許更新制などというものが始まるが,これも大学の研究者の研究時間を今以上に奪うとともに,現場の教員に無駄なお金と時間のコストを払わせるものだ。何も考えない人たちが,考えていないのに仕事をしたように見せかけるためにつくったものとしか思えない。

残業が当たり前という価値観も同様。評価されるべきは,どれだけ長く仕事場にいたかではなく,どれだけ意味のある仕事をしたか。でもそういう評価を日本人はできないので,長く仕事場にいることが立派なことだということになる。恐ろしいほどの単純化。いくら仕事場に長くいたって,たばこを吸って,無駄話をしているのなら,意味はないでしょう?

一事が万事。日本という国はこういう感じで,やる気のある人が生きにくく,楽しくない生活になるように設計されていると感じることが多い。私はバカバカしいと思うのだが,皆さんはどう思うだろう?

こちらの文章も一緒にどうぞ…

日本にノーベル賞が来た理由
幻の物理学賞と坂田昌一・戸塚洋二の死
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20081009/173322/

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2008年10月25日 (土)

本が届いた…クォーク(第2版)

Dscf8619「クォーク(第2版)」(ブルーバックス)が,昨日やっと手元に届いた。先週,100ページだけ読んだ「質量の起源」(ブルーバックス)と同時に注文したものだ。

こちらは,今年のノーベル物理学賞を受賞した南部陽一郎氏の著作なので,注文が殺到しているのだろう。「在庫あり」の表記だったが2週間以上待たされた。ノーベル賞は金メダルではないが,届いた本には金ぴかの帯が巻かれていて驚いた。

修学旅行の準備も峠を越え,今日は久しぶりにゆっくりできる1日だが,仕事をしない1日にはできない。光明祭(学習発表会+バザー)のパンフレットづくりをしながら,体を休める予定。読書の時間はあるかどうか…。

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2008年10月21日 (火)

ペガサスの大四辺形とアンドロメダ大星雲

今日はオリオン座流星群の極大日のようだが,taroは「具合が悪い」と言って夕食後に横になり,そのまま寝てしまった。したがって今日の望遠訓練は中止!

昨日はちゃんとやって寝た。
今,夜9時頃に空を見上げると,南からやや西に下ったあたりに夏の大三角が見える。目が悪くてもさすがにそれは見えるようで,taroはいつもその3つの星をまず探す。

南から逆に東側に目を移すと,秋の大四辺形とも呼ばれる「ペガサスの大四辺形」が見える。昨日私は双眼鏡を持ち出して,アンドロメダ大星雲に向けてみた。昨晩は道路の灯りが線で浮かび上がるような,ちょっと湿っぽい空気で,あまりよく見えなかったが,双眼鏡の視野にぼんやりとアンドロメダ大星雲が光っていた。

今の高性能の望遠鏡なら,M31と入力すると自動的にアンドロメダ大星雲が視野に入るが,昔の望遠鏡は,目印の星を次々に入れていきながら目的の天体を導入したものだ。アンドロメダ大星雲の場合,ペガサスの四辺形の1つの星から左に1,2,さらに上に1,2と星を辿っていく。分かる人にしか分からない表現ではあるが…。アンドロメダ大星雲は肉眼でも見える明るさなので,今でも夜空を見上げて四辺形がみえると,反射的に1,2,1,2と目を移し,星雲が見えるかどうか探してしまう。

昨日は久しぶりにアンドロメダ大星雲を見た。見たということは,アンドロメダ大星雲を旅立って宇宙空間を旅してきた光の粒を,自分の目が受け止めたということだ。アンドロメダは太陽系から230光年先にあるので,その光は230万年前に彼の地を旅立ってきたことになる。もし自分が見なければ,地上に落ちてそれっきり。ところが,それを見ることで,230万年前のアンドロメダと今の自分が光の線で結ばれる。不思議なものだ。

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2008年10月12日 (日)

焼河原で化石採集!

今日は飲み会明けのaldoを置いて,3人で化石採集に出かけた。

本当は,蔵王のお釜&紅葉か,おがつのホタテまつりに行こうと誘ったのだが,こどもたちに即時却下され,妥協点を探るうちに化石採集に落ち着いた。

焼河原には10時半頃についた。今日は天気もいいし混んでいるかと思ったが,先客は1人だけ。滋賀ナンバーの車だったが,茨城から来たという。6時間かけて焼河原に来て,今日のうちに帰るそうだ。ツルハシを持参していたので,そのスジの人(マニア)であることはすぐに分かった。さっき採ったというエイの歯の化石を見せてもらった。

さて,私たちも採集開始。taroには,崖のでこぼこをよく見てタガネを入れて,大きく岩をはがすようにと実演しながら教えたが,なかなか最初からはうまくいかない。目の前に見えている貝化石を採ろうとしては壊して悔しがっていた。しょうがないので,私がはがした岩をたたかせたら,それなりの化石が出てきて満足したようだった。私も久しぶりに時間を忘れて熱中し,直径12cmのタカハシホタテひとつと,直径8cmのタツノクチカガミガイ,そして3cm弱のエイの歯(下の右の写真)を採集した。2時間でこれだけ採れたら大満足。

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先客の彼は,同じ時間でタカハシホタテを7つぐらい掘り出していた。さすが,日帰りで茨城から来るだけのことはある。一番立派な化石の写真を撮らせてもらった。

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帰宅して昼食を食べた後は,採ってきた化石のクリーニング。化石についている岩石のかけらを落とし,水で洗ってキレイにしてから,薄めた木工用ボンドを刷毛でぬって補強する。このクリーニング作業を丁寧に行うと,化石の見栄えが全然違う。こどもたちも,意外に一生懸命クリーニングをしていた。

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というわけで,今日の(私の)釣果。

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※写真をクリックすると拡大します。

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2008年10月 9日 (木)

ノーベル賞と理科離れ

日本人のノーベル物理学賞・化学賞受賞者が4人もでたことで,最近の理科離れを嘆く記事が見られる。

新しい指導要領では理科や数学の時間が増やされるらしいが,理科離れ(理科嫌い)は授業時間のどうこうではなく,もう少し根本的な部分にあるような気がする。

・生活経験の不足
・じっくり感じたり考えたりする経験がない
・自然の不思議さや神秘さに感動する心(Sense of Wonder)が育っていない

 決定的なのは,生活経験の不足ではないだろうか。高校の理科で春や晩秋の移動性高気圧がもたらす霜の学習で,「寒い朝,車のフロントガラスに氷がつくよね…」と言ったときの反応の鈍さ。改めて問うと,見たことがないという生徒がいるのである。実際には見ているのに気づいていないのか,本当に見たことがないのか…。いずれにしても,寒い朝のフロントガラスの氷と言われても,ピンと来ないのだから,それが移動性高気圧のどうのこうの…と言われても,自分には関係のない話になってしまう。そんな理科が面白いわけがない。

Sense of Wonder

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2008年10月 8日 (水)

ノーベル物理学賞

日本人3人(南部博士は正しくはアメリカ国籍のようだが)の同時受賞。
科学に国籍は関係ないと思うけど,やはりうれしい。

高校時代,勉強机の前に「ノーベル賞をとる!」と紙に書いて貼っていた私。当時は本気でそう思っていた。大学で理学を学んでいた頃も,研究者としてやっていこうかと思っていた時期もあった。日本人のノーベル物理学賞受賞のニュースで,そんな昔のことを思い出した。

世界の根源を突き詰めていくような物理学の話は,昔からけっこう好きだった。重さってなんだろうとか,物質が「ある」ってどういうことだろうとか,ものが「動く」というのはどういうことだろうとか,そんなことを,不思議だなあと思うことがあって,物理学はそんな私のヘンな疑問にけっこう納得感を与えてくれた。

今回,受賞の理由となった研究業績は,小林氏が28歳,益川氏が33歳,南部氏が40歳ぐらいのときのものらしい。やはり,世界に影響を与える大きな仕事をするのは,そのくらいの年齢なのだろう。

自分は今年41歳。
日々の雑務に埋もれることなく,何十年あとに振り返っても納得できるような,意味のある仕事をしたいものだ。

受賞の3氏、素粒子「標準理論」に大きく貢献(YOMIURI ONLINE)

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2008年9月28日 (日)

仙台市天文台

仙台市天文台
仙台市天文台に来ている。
11時半からのプラネタリウム待ち。

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2008年9月 2日 (火)

震災エコツアー体験記はこちら

昨日,ある方に私のつくったウェブサイト「震災エコツアー体験記」を紹介したのだが,このココログの携帯サイトからリンクでたどってねと言ったものの,携帯サイトにはリンクが表示されていなかった!(汗)

というわけで,こちらに掲載。

震災エコツアー体験記
http://hiroy.kir.jp/iwate-miyagi/

先日の岩手・宮城内陸地震の被災地を,地震後1ヶ月に見て回ったときの記録である。大きく崩れた荒砥沢ダム,神戸のひまわりおじさんの「お茶碗プロジェクト」,そして閑古鳥が鳴く観光地の様子。

自分用の記録という意味合いが強いサイトだが,震災直後の現場に行ったSphinxが何を見て,どう感じたのか,ぜひ皆さんにも読んでいただきたいと思っている。

なお,「震災エコツアー体験記」は,残念ながら携帯には対応していない。パソコンで閲覧してください。

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2008年8月11日 (月)

「いのちを守る地震防災学」読了!

Ec_007 「防災ゲームで学ぶリスク・コミュニケーション」の次に新幹線で読み始めた「いのちを守る地震防災学」を,今日,宮城教育大学の210番教室で読み終えた。

これら2冊の本は,扱っている内容がオーバーラップする部分が多く,それぞれ違った角度から述べられていて,参考になるところが多かった。

「いのちを守る地震防災学」では,地震発生からの復興過程を4つのフェーズに分類している。

フェーズ0 失見当期      地震発生〜  10時間
フェーズ1 被災地社会の成立期 10時間〜 100時間
フェーズ2 災害ユートピア期 100時間〜1000時間
フェーズ3 復旧・復興期  1000時間〜

そしてこの時間軸に沿いながら,地震時にいのちを守り,その後,社会基盤を回復させ,生活と仕事を立て直しながら街を復興させていく過程とそのために必要なことを丁寧に述べている。避難所に実際に掲げられたルール一覧も興味深い。

印象に残ったフレーズ。

・復興は,新しい現実の下で生きていくことを被災者が納得できたときに完了する。
・人々が外食できるようになることは復興のしるし。
・これからの地震防災にとっての急務は,震災という問題に対して主体的に取り組める人材を育成すること。

このほかにもたくさん覚えておきたいフレーズがあった。

この本は,初版が出た2003年に購入したものだが,読み始めるまでに5年もかかってしまった。

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2008年8月 7日 (木)

ASIMO登場

ASIMO登場
日本科学未来館に来ています。
ASIMOが来て走ったり踊ったり、いろいろ芸を見せてくれました。

タローは身を乗り出して見ています。

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2008年7月24日 (木)

またまた緊急地震速報が鳴る!

今日の未明の地震で,私の携帯電話の緊急地震速報がけたたましく鳴りました。

先日,岩手・宮城内陸地震で鳴ってから,もうしばらくこの音を聞くことはないだろうと思っていたのに,わずか1ヶ月で再び聞くことになるとは!

今回は,緊急地震速報より初期微動(P波)の方がちょっと早く届きましたが,それでも主要動(S波)が届く前に鳴ったので,ちゃんと心構えをすることができました。うちの寝室には倒れるものは何もないので,あの状況ではこどもたちが親のそばにいればOK。ayuは寝ていたふとんから自分で起き出して私のベッドに飛び込んできました。taroは大揺れのなか大声で呼んでも眠ったままでしたが,私の枕元にいて特に危険もないだろうと判断してそのまま寝せていました。

この2回の体験で,緊急地震速報のありがたみが本当にわかります。iPhone もほしいけれど,緊急地震速報のサービスがつかないうちは,乗り換える気になれません!!

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2008年7月23日 (水)

夏の大イベント その1

夏の大イベント その1
仕事のあと仙台駅のびゅうに行って、チケットをゲット。

今年の夏の2大イベントのうちの1つ。日本科学未来館の「世界最大の翼竜展」1泊2日。お父さんと息子の旅です。

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